あてもなく

誰かへの手紙

お中元の季節ですね ちょっと丁寧なお手紙を添えて

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お中元の季節がやってきました。

関東では、「7月初旬~7月15日の間に届くように送る」ということになっているので、わたしも今日百貨店に行ってお中元の手配を済ませてきました。

お中元の時期は、地域によってずいぶん違いがあるようですね。こちらのサイトに見やすくまとまっているのでリンクを貼っておきます。

www.hibiyakadan.com

うちはいつも6月の終わりか7月の初め頃に百貨店に行って配送をお願いしています。多少百貨店も繁忙期なのか、この時期にお願いすると普段配送をお願いしたときよりも2~3日多めに日にちがかかるように思います。

最近はお中元を贈る人が少なくなっているという話を聞いたことがありましたが、百貨店のお中元特設コーナーに行くとたくさんの注文ブースで受付をしているにもかかわらず、順番待ちをしています。平日の昼間にもかかわらずです。

ただし、ほとんどのお客さんが60代以上と見受けられる年配の方です。

最近は多くの百貨店のサイトでお中元の注文ができるようになっているので、ネット利用に抵抗がない世代の人はほとんど自宅から注文を済ませているのかもしれませんね。

わたしもネットで注文したいところですが、うちはいつも全国百貨店共通商品券を送ることにしているので、この場合ネットで注文することができないため百貨店に直接出向いています。

というのも、商品券はクレジットカードで購入できないからです。

 

全国百貨店共通商品券とは

日本百貨店協会に加盟している百貨店が発行している商品券です。

高島屋や大丸といった老舗、西武や東急といった鉄道系など、一般的に「デパート、百貨店」と認識されているすべての百貨店で取り扱いがあると考えて良いと思います。

券面に発行した百貨店の名前が入っていますが、全国どこの百貨店でも使えます。

VISAやJCBなどクレジットカード会社が発行している商品券との大きな違いは、支払いで端数が出たときにきちんと現金でおつりがもらえるということです。(クレジット系はおつりが出ません)

極端な話、1円の買い物で1000円券を出せば999円のおつりがもらえるわけですから、ほとんど現金に近い感覚で使えると言って良いでしょう。

百貨店でしか使えませんが、おなじ経営母体のスーパーやショッピングモール(専門店街)などで使える場合もありますので、数ある商品券・ギフト券の中でもかなり使い勝手のよい商品券と言えると思います。

現金を包んでも良いぐらいなんだけどモロに現金をお渡しするのもなんかちょっと体裁が悪い、みたいな状況で便利なのがこの全国百貨店共通商品券です。もちろん、相手の方が百貨店を利用しやすい環境にお住まいの場合限定ですけれども。

※注意※

  • 商品券を購入する際クレジットカードは使えません。
  • 発行元の百貨店が倒産した場合はその共通商品券は使えなくなります。

 

 送り状について

お中元は、本来直接相手方に持参してお渡しするのが本来ですが、そうは言ってもお互い忙しいので、普通はネットにしろ店頭注文にしろ、百貨店から直接配送をお願いすることが多いと思います。

そんな時、相手方に品物が届く前に送り状という名のお手紙を送っておくと良いと言われています。頻繁に仕事やら何やらで直接会う機会のある間柄であればあえてお手紙をお送りする必要もないと思いますが、例えば日頃子供だけがお世話になっていて親は滅多に会わない習い事の先生などにお中元を送るような場合には、黙って品物だけ送りつけるよりは一言でも日頃の感謝の言葉をお手紙に書いてお送りする方が丁寧だし相手にもより気持ちが伝わると思います。

ウチの場合がまさにそうなのですが、そんなわけで今回はわたしもお手紙を書きました。書くにあたっていろいろ調べて結構大変だったので今後のためにまとめてみたいと思います。

www.ringbell.co.jp

文面を考える上で最も参考にしたのはこちらのサイトです。

 

では、実際に書いたお手紙をちょっとこちらに引用してみます。

かなり目上の先生宛バージョン

拝啓 早くも梅雨が明け、本格的な夏を迎えましたが

先生にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

日頃は■■(子供の名前)が大変お世話になり感謝しております。

(ここに、具体的な感謝の中身を4~5行ほど)

さて、本日別便にて夏のご挨拶の品をお送りいたしました。

ささやかではございますがご笑納いただけますと幸いに存じます。

時節柄、何卒ご自愛くださいませ。

本来ならばお伺いするべきところ、まずは略儀ながら

書中をもちましてご挨拶申し上げます。  敬具

 日付

               ○○ ○○(署名)

○○ ××先生

大まかなところはほとんど参考にしたサイトの丸パクリですが、中間部の「具体的な感謝」の言葉が大変重要です。

習い事の先生宛なら、「以前に比べて上達した」「習っている芸事やスポーツに、以前よりも興味を持つようになった(大好きになった)」など、活動に即して書くのが良いと思います。

大会や展覧会などで賞を取った場合には「先生のご指導のおかげで○○展で入選することができました」など具体的に書けるとなお良いですね。

また、「秋の○○大会では良い結果を残すことができるよう、親としてもしっかり応援して参りたいと思います」など、今後の予定と絡めて自分がどうしようと思っているかも書けるといいですね。

もしかしたら先生も「それじゃあしっかり教えてあげよう」という気持ちを強くしてくださるかもしれません。

 

もう少しくだけたバージョン

○○先生

早くも梅雨が明け、本格的な夏を迎えましたが

先生にはますますお元気でお過ごしのことと思います。

日頃は■■が大変お世話になり感謝しております。

(ここに、具体的な感謝の中身を4~5行ほど)

さて、本日別便にて夏のご挨拶の品をお送りいたしました。

ささやかではございますがご笑納いただけますと幸いです。

時節柄、何卒ご自愛くださいませ。

直接お会いしてお礼を申し上げるべきところですが、

まずは取り急ぎ書中にて失礼いたします。

                   ○○ ○○(署名)

 

あまり普段の接し方とギャップがありすぎると違和感があるかもしれないので、日頃もう少しくだけた感じでお付き合いされている場合は、こんなもんでいいかなと思います。

ただ、習っている物にもよりますが、芸術系の先生で、生徒から見て先生が祖父母以上のお年の場合、たとえ普段はざっくばらんなお付き合いでもお手紙は上の丁寧バージョンで書いた方が良いと思います。

そういう先生なら、日頃から丁寧なお手紙は受け取り慣れていらっしゃるはずなので、「この手紙、なんか丁寧すぎて変!」とか思われることはありません。

「拝啓」「敬具」なんて自分宛の手紙では見たことがないので最初は「今時、ほんとにこんなの使う人いるのかなー」とか思って恥ずかしいような気がするかもしれませんが、やっぱりネットでも調べれば調べるほどちゃんと出てくるんですよね。

自分は何の先生でもないので、見たことないのは当たり前。だけど、きっと先生のところに来るお手紙はみんなそうなっているはずなのです。

 

便箋のレイアウトや封筒の書き方はこちらのサイトを参考にしました。

www.midori-japan.co.jp

丁寧バージョンは是非縦書きで。

くだけたバージョンは横書きでも大丈夫かなと思います。

 

せっかく贈り物をするなら、贈った物の物質的な価値以上の気持ちを伝えたいですよね!