あてもなく

誰かへの手紙

たくさんの人に遠巻きから見られるより、身近な数人にいいねって言われたい

こんにちは、たびのひとです。

 

1年8ヶ月の間、「あてもなく」を休んで書いていた別ブログをやめることにした話の続き。

やっていた別ブログとは、趣味の競馬について書くブログでした。

「あてもなく」はタイトル通り、特にテーマも決めずただ日記や雑記を書いていくブログでしたが、同時に、何の為に存在しているのかはよくわからないブログです。正直、行き詰まりというか、伸び悩みを感じていました。

ブログとして「伸びる」ためには、やはり何かテーマを絞って書くべきなんじゃないかと、その時のわたしは思ったのです。

 

競馬のブログは、PVとしては結構いただいていたと思います。そういう意味では、ある程度「伸び」はあったのかもしれないです。

PVは、少ないときでも1日200回前後、注目度の高いG1レースが行われる当日など特別な日には1,000に届くこともあり、それがブログ業界でどの程度のもんかは正直わからないですが「あてもなく」と比べればずいぶんたくさんの方に見ていただきました。

一方で、読者の登録数は9人でストップ。スターもほとんど付かないので、途中でスターの機能自体を停止してしまったぐらいです。

競馬のブログは、流入はほぼ100%がGoogle検索からで、はてなのユーザーに見て頂ける回数が少なかったのだと思います。

はてなのカテゴリーなどを見ても、競馬について書かれているブログはほとんど見かけません。

競馬の情報を求めて検索してサイトを表示させてくれる人はたくさんいたと思いますが、自分に実感できるのは、本当にただのPVだけでした。

1年8ヶ月続けて473記事も書いたけど、いつも虚無に投げている感じでした。

とはいえ、元々好きな競馬の話だし、書いている自分だけが楽しければいいと思っていました。実際楽しかったからこそ473記事も書き続けられたのです。

ただ、競馬がちょっとしんどいと思ってしまう出来事があり、そのただひとつの原動力だった「情熱」に陰りが出てきました。その途端に、ブログを続けていく意欲が切れてしまいました。

 

好きなことを自分のためにやっていると思えるうちはいいのですが、そうでもなくなったとき、「誰かが見てくれているかどうか」って大事です。

ブログは、基本「自分が好きなことを自分のためにやること」ではあるのでしょう。

見返りなんてなくていいという姿勢はかっこいい。

でも、やっぱりわたし、ちょっとは誰かに届いていてほしいんです。

わたしは誰かが喜んでくれる、誰かの為になることをしていると感じられる時にしか力が出ない人間なんだなと気がつきました。

 

あてもなくは、ありがたいことに300人を超える読者がいらっしゃって、何かを書けば、同じようにブログを書いている仲間のみなさんが、足跡代わりにスターを付けてくれます。今回だって、こんなに長いこと休んでいたのに、再開しますと書いた昨日の記事に、以前から見覚えのあるユーザーの方がスターを置いていってくださいました。

それがどれだけ嬉しいことか。それは、一度離れて戻ってみないとわからないことでした。

わたしっていつもそうなんですよ。身近にある時には当たり前になっちゃってありがたさに気がつかない。

世の中には、一度離れてしまったら最後、もう一生戻れないなんてこともたくさんありますが、「あてもなく」は消さずに残しておいて良かったです。

PVとスターの数って、どちらもただの数字といえば数字なのですけど、スターは、生身の誰かの存在が数字の後ろに感じられるものだと思います。

小さなことかもしれないけれど、自分にとっては大きな違いなんだと実感しました。

 

わたしは「誰かが喜んでくれる、誰かの為になることをしている」と感じられる時にしか力が出ない人間です。

この気付きは、自分の今後を考えるにあたって結構大事な軸になりそうな気がしています。

 

わたしね、「誰も見てなくても、誰に褒められなくても、自分の信念に基づいて正しいと思う事を続けられる人、良いとき悪い時も変わらず努力を続けられる人がカッコいい」ってずっと思ってきたんです。それが自分軸ってことだと。

裏を返せば、他人の評価、他人の反応を見ながら自分を左右されるのって、他人軸だしカッコ悪いじゃんって思ってたわけです。

 

でも、「誰かが喜んでくれること、誰かの為になることをしたい」っていうのは、本当にカッコ悪いことなのかな。

まずは、自分がそういう人間であることを受け入れてみよう。ずっとそこから逃げてた気がするから。

と、思いました。

 

わかりやすく、小さなことでも、人から「いいね」って言われたいわたしです。

なんも悪くないよね。