あてもなく

誰かへの手紙

玄関の鍵が回らない!玄関の鍵が壊れた時の対処法や、修理・交換のお値段は?

少し前のことですが。

ウチの玄関の鍵が回らなくなるというトラブルが発生しました。

鍵の業者の方を呼んで、修理してもらい、最終的には鍵のシリンダーごと交換という対応になりました。

紆余曲折あっていろいろ勉強になったのでまとめてみたいと思います!

まず最初に、我が家の鍵の基本スペック

メーカー:GOAL

タイプ:ディンプルシリンダー錠

こういう、丸い穴がいっぱいあいてるタイプの鍵を「ディンプルキー」といいます。


この写真の鍵は取り外してしまった方のものなのでセキュリティ的に問題ないと思うけど、すこし気になるので変なエフェクトかけてみました。

 

マンションの集合エントランスのオートロックやゴミ置き場等共用部の開閉もできるものです。

トラブルの始まり 鍵が回らない!出かけられない!

ウチの鍵は、外から施錠する場合、鍵を差し込んで右へ回すと閉まる、左へ回すと開くという仕様の鍵です。

その鍵が、右=「閉まる」の方向にだけ回らなくなりました。左へは回ります。

ドアの内側についているつまみ(サムターン)はどちら方向へもちゃんと回るので、家の中から施錠することは問題なくできます。

 

症状が出始めた頃は、「引っかかりを感じる」ぐらいの状態でしたが、だましだまし使い続けていたら、ある日、完全に回らなくなりました。

その日は家族が家にいたため、内側から施錠してもらってわたしはなんとか出かけることができましたが、家族全員出かけてしまっている状況ではそういうわけにはいきません。

それで、鍵屋さんに来ていただいて対応してもらうことになりました。

お昼前に電話をしたら当日の夕方に来てくれました。

鍵屋さんの一次対応

鍵屋さんは、玄関ドアに付いている鍵のパーツを全部分解して、中の「シリンダー」という部分を洗浄してくれました。洗浄すると、またスルッと回るようになりました。

15分ほどの簡単な処置で済みました。

出張費は、通常8,000円ほどだそうです。

だそうです、というのは、ウチのマンションでは管理組合が加入している保険のようなものがあって、いわゆる「暮らしのトラブル一次対応無料」というサービスが受けられるんですよ。水道が止まらないとか、家の中の小さな修繕とか。

その対象に「玄関ドアのトラブル」というのも含まれていたため、今回の対応に費用は発生しませんでした。

 

ただ、帰り際に鍵屋さんはちょっと気になる一言を残していきました。

「とりあえず動くようになりましたが、この鍵、経年劣化で内部が摩耗してしまってる可能性があります。

もしもこの鍵が劣化しているなら、また近いうちに動きが悪くなると思います。

根本的には、鍵のシリンダーを交換する必要があるかもしれません」

ウチの住んでいるマンションは築約20年。鍵は新築当初に取り付けられたものなので、当然20年モノです。経年劣化と言われてみると、まあ心当たりはありまくりですよね。

鍵屋さんが言うには「鍵の寿命は10年ぐらい」とのこと。

再発!鍵が回らない

鍵屋さんに来てもらって2週間経過。

また鍵の動きが悪くなりました。

今度はちょっと深刻で左=「開ける」方向へも回りづらくなっています。

もし家族全員外に出ている状態で「開ける」動作ができなくなったら大変なことです。

このまま放っておいたら最終的にはウンともスンとも動かなくなってしまうでしょう。

事は急を要します。

というわけで、早速鍵屋さんに連絡をとってすぐに新しい鍵への交換をお願いすることにしました。

鍵は発注してから手元に届くまで時間がかかる

鍵屋さんにお願いしたら、すぐに新しい部品を手配するとのこと。

ただ、ここで1点問題がありました。

ウチの鍵は、自分の家のドアの開閉だけでなく、マンション出入口のオートロックや、共用部(駐車場やゴミ置き場など)の開閉にも使える共通の鍵と兼用のものなのです。

こういう鍵のシリンダーを交換する場合は、それに合う形のものをメーカーに特注して作ってもらう必要がある、とのこと。

そうすると、なんと注文から鍵ができるまで1ヶ月半~2ヶ月も時間がかかってしまうのです。

 

一次対応からたった2週間で動かなくなるほどに劣化したこの鍵を、これから最大2ヶ月も使い続けることなんてできるのでしょうか?!

鍵が回らなくなるたび、鍵屋さんを呼びつけて内部洗浄をしてもらうのでしょうか。

「住まいの保険」が効くのは最初の1回だけなので、今後は鍵屋さんに来てもらうだけで8,000円かかってしまいます。

どうしたらいいの?と困っていたら、鍵屋さんが

「自分でできる簡易洗浄の方法を教えます。それで2ヶ月ぐらいはしのげると思います」

とアドバイスをしてくれました。

鍵屋さんが教えてくれた、「鍵が回らない時」の応急処置

使用するのは「パーツクリーナー」という洗剤(?)です。

ホームセンターなどで、3~400円ほどで売られている、スプレータイプの商品です。

 

【呉工業 クレ KURE】呉工業 クレ パーツクリーナー 560ml KURE

 

簡易洗浄とは、

パーツクリーナーを鍵穴に軽く吹きかけて、鍵を何度か抜き差しする

それだけの作業です。

それで鍵の動きが復活するとのこと。

 

早速パーツクリーナーを買ってきて言われたとおり処置してみたところ、また鍵がスルッと回るようになりました。

その後、鍵待ちの2ヶ月の間に2度ほど鍵が回りづらくなることがありましたが、パーツクリーナーを使った簡易洗浄で問題無く解決することができました。

玄関の外のメーターボックスにパーツクリーナーを忍ばせておけば、出先から帰って鍵が開かないという事態に陥っても安心ですね。

 

もう、パーツクリーナーさえあれば、鍵のシリンダー交換なんかしなくていいんじゃね?

と、思い始めた頃、やっと特注のシリンダーが入荷したとの連絡が入りました。

発注から取り付けまでちょうど2ヶ月かかりました。

待ちに待ったシリンダーの交換

シリンダーさえ届いてしまえば、こっちのもんです。

鍵屋さんもすぐに来てくれて、30分程度でサクッと取り付けてくれました。

費用は、出張費・手間賃・部品代+消費税で33,000円でした。

 

取り外した、古いシリンダー。

シリンダーって、外してみるとまあこんなもんです。

でも、これで我が家の安全が守られているわけですね。すごいなー。

まとめと注意

というわけで、古くなった鍵を交換した時の経緯をまとめてみました。

今回わかったことは下記の通り。

  • 鍵は経年劣化で動きが悪くなることがある
  • オートロック共用の鍵は交換に時間がかかる→対応早めに
  • 鍵の動きが悪い時の応急処置は「パーツクリーナー」で

ちなみに、応急処置についてご注意があります。

クレ556などの潤滑油などを手元にお持ちの方も多いとは思いますが、鍵のトラブルに潤滑油は絶対に使ってはいけないそうです!

油分があるものを鍵穴に入れてしまうと、まわりのホコリなどをくっつけてしまってそれが引っかかって却って動きが悪くなってしまうからです。

パーツクリーナーは潤滑油ではなく油を落とす成分のものです。

スプレー缶のデザインとかちょっと似てますし、お気をつけください。

 

みなさんの参考になりますように。