あてもなく

誰かへの手紙

わたしの苦手な仕事 マルチタスクが苦手な人がとるべき対策について



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昨日の記事で書いた「苦手な仕事」の話の続きです。

やはり気になるのは、なぜわたしは今の仕事が苦手なのか、ということです。

それについて考えながらいろいろ調べていくうちに、興味深い記事に行き当たりました。

 

yasuyukiarakawa.hatenablog.com

世間では比較的簡単な仕事をマックジョブ(誰にでもできるマクドナルドの仕事のようなもの)と呼んだりもします。ですが実際には、マルチタスクを苦手とする人にとってマックジョブは非常にハードルが高い仕事です。逆に、ながら作業(マルチタスクの日本名)を得意とする女性の皆さんががんばっていることの多い仕事だとも言えます。

以前から気になっていたのですが、わたしはマルチタスクが苦手です。

そして、わたしが現在苦しんでいる仕事は、上記でばっちり指摘されている通りの「マックジョブ」であります。

 

マルチタスクが苦手なことを示すエピソードはいくつもあります。

たとえば、テレビをつけた状態で家族と食卓を囲んでいるとき。家族のひとりが目の前のテレビでやっている内容について何かコメントしたとしても、わたしはそのシーンを完全に見逃していて「えっ?」となることがよくあります。

目の前にテレビがあって、わたしはちゃんと目を開けて形の上ではテレビをじっと見ていたにもかかわらず、わたしの脳は全くその内容を受信していなかった、という状況ですが、そういうことがわたしの中では頻繁に起きています。(というかもはやそっちが基本なので家族も諦めています)

そのときわたしの頭の中がどうなっているかというと、例えば今食べているごはんの調理の過程を振り返っていたり味付けについて反省していたり、もしくは目の前のごはんにもテレビにも関係のない、昼間の出来事について考えていたりすることもあります。そういうときは、わたしの脳は「考え事」の内容に完全に引っ張られていて、ほかの情報がシャットアウトされた状態になっています。

それが自分にとっては当たり前でしたが、結婚して夫に指摘されるようになってから、どうやらこれは普通のことではないと知りました。

 

子供時代は学校の成績が良かったので、この特徴が問題にされることはほぼありませんでした。ただ、思えば体育の成績だけは異常に悪かったです。それは単に運動神経が悪いからだと考えていましたが、もしかしたらマルチタスクが苦手なことも原因のひとつに含まれているんじゃないかという気がします。

スポーツで必要とされる「他人の動きやボールの動きを目の端で捉えながら、さらに自分の身体を動かす」ということは、まさにマルチタスクです。(そういえば、球技は苦手だけどマット運動と水泳は体育の中でも比較的マシでした)

サッカーなんて最悪です。「ボールをよく見ろ」と言われるので一生懸命見ていたら、今度は「足が止まっている」と怒られる。ましてやそこに「敵味方の動きを把握しろ」というのが加わると、もう何が起きているやらサッパリわかりません。それで、何もできずに立ちすくんでいると「ぼやぼやするな!」と監督やチームメイトから叱責されるわけですな。

ああ、今のバイトもまさにこんな感じ。

やだ、いろいろ思い出しちゃった。いたたまれない。

 

マルチタスク得意人間やマルチタスク普通人間の皆さんから見ると、マルチタスク苦手人間は「ぼーっとしている」みたいに見えると思います。そして、マルチタスク苦手人間の存在によって直接迷惑がかかる立場の人の目には、さらに「あいつはやる気がない」という色がついて映るのだろうと思います。

いわゆる「マックジョブ」は仕事の入門編であり、多くの人にとって決して難しくない仕事だからこそ、そこで躓いてしまう人には「こんなこともできないなんて」という評価が下されてしまう。「こんなこともできないのに、よそへ行って立派に勤まるわけがない」と。

それを周囲の人たちだけでなく当事者自身も思い込んでしまって、身動きが取れなくなっているとしたらそれはとても残念なことだと思えます。

と、人ごとのように書いてしまいましたが、要は今のわたしがその立場にいるわけです。まあ、ここまでわかったら、やっぱりもう少し自分に合ってる仕事をするべきだよねという結論に達するわけですが、ここで少し救いになりそうな情報を見つけましたのでご紹介しておきます。

 

yoshiya-hasegawa.com

マルチタスクが苦手なのは、脳の中の「ワーキングメモリ」と呼ばれる機能がが弱いからだと言われています。

ワーキングメモリーというのは、脳の中での「思考や情報の一時置き場」です。

いわゆる「記憶」が収納棚だとすると、ワーキングメモリーは今作業で使うものをしばらく出しておいておけるテーブルみたいなものですね。

わたしはそのテーブルが人に比べて狭いからマルチタスクが苦手なのです。

(ただ、収納棚の容量は人より多いし、必要な情報を的確に取り出してくる力も人並み以上だと思います。それでなんとかワーキングメモリ不足をカバーしながら今まで生きてきました)

 

さて、こちらの記事によると、ワーキングメモリは鍛錬しても増やすことはできないそうです。それではどうすればいいかというと、「一時置きの思考や情報」をできるだけ減らしてスペースを解放することに意識を向けるべきだ、ということが書かれています。

ワーキングメモリを解放する具体的な方法は、

「すぐやる、メモする、書きだす」

だそうです。

これは、日々やってますねえ。それがわたしの生存戦略だからです。

ただ、今の仕事ではメモしたり書いてやるべき事を整理したりすることはできません。

そこで、さらにワーキングメモリに負担をかけない方法として挙げられているのが

「慣れる」ということです。

工程が決まっている仕事においては、無意識下でもできるようにするほど慣れる

そうすることによって、仕事の中でワーキングメモリに依存する部分を減らすというわけです。

 

職場の優しい先輩たちも「この仕事って結局慣れだから、いっぱいシフトに入ってどんどんやってたら、そのうち手に身体が動くようになるよ」って言ってくれたりします。つまりは、そういうことなんですね。

とはいえ、ただがむしゃらに飛び込んでいって闇雲に失敗を積み重ねていくスタイルではメンタルがやられてしまうので、これからはちゃんと戦略として「慣れる」ということに意識を向けようと思いました。

 

以上、自分にとって今の仕事が難しい理由ととるべき対策について考察してみました。今日からはそのことを意識しながら働いてみたいと思います。