今の仕事、苦手だ苦手だと書きましたがレジ打ちだけはわりと得意なのでがんばってます。
レジ打ちをしていると嫌でも目に入るのが人のお財布です。
本当に人のお財布って、十人十色ですごく面白いなと思います。今日はレジ打ちを通じて思ったことを書いてみたいと思います。
どういうブランドの財布を使うべきか
「財布 ブランド」で検索するといろんなランキングが出てきます。
自分が財布を買うときの参考にするため、さらに「40代」というキーワードも付けて検索しました。
そうすると、上位にはルイ・ヴィトンやエルメス、プラダなどの高級ブランドの名前がひしめくようになります。やっぱり40代なら高級ブランドのお財布を使うべき?と心配になったりします。
でも、わたしの働いているお店ではお客様の年齢を問わず、全体的に高級ブランドのお財布を見かけることはそれほど多くはありません。(まあ、販売している品物の価格帯を考えるとそういう客層なのかなという気もするんですが)
それだけ見ていると、意外とお財布のブランドは気にしなくても良いのかもしれないなあと安心させられたりします。
観察する側から言えば、どこのブランドの物かよりもお財布自体の状態、つまり傷み具合のほうがよほど気になります。
たとえルイ・ヴィトンのお財布でも、いつから使ってるの!?というぐらい思い切り擦り切れていたりすると、その事実の方がよほど目立ってしまうのです。
あくまでもジンクス・迷信方面の話ではありますが、財布は擦り切れるほど使い続けるよりは短いスパンで新しいものに替えた方が金運が良くなるというのをわたしは信じているので、ボロボロの財布を見かけるとちょっと残念に思ってしまいます。
10万円の財布を10年使うよりは、同じ1万円/年の予算であれば5万円の財布を5年ごと、もしくは3万円の財布を3年ごとに買い換えるぐらいの方がいいんじゃないかな、と。だけど、同じ予算でも「1万円の財布を毎年買い換える」だとちょっと効率が悪いかな。使い方にもよりますが、いくら何でも1年ではそれほど傷まないので、安物の財布を毎年捨てるよりは、せめて3年は使うことにしてお財布の質を上げるほうが価値が高いような気がします。
使いやすい財布とは
レジで対応していて最も強く感じることは、大げさに言えば、
「お財布が使いづらいと、人生の多くの時間を無駄にしてしまう」
ということです。
探しても探しても、目的のポイントカードや割引クーポンがが出てこない財布。
小銭がなかなか取り出せない財布。
「整理整頓」という心がけの部分でのお話は次の段落で書いてみたいと思いますが、前提としてお財布自体の使い勝手の良さというのは重要だと思います。
開閉がしやすいか、小銭のポケットは中に手が入りやすいか、カードホルダーは出し入れがしやすいか、等々。
たとえば、こちらはよくネットの広告で見かける財布です。
これね、「めちゃくちゃ売れてる」とか「女優の某さんが使っている」とか書いてあって「ほんとかねー」「そんな良いかねー」なんて思ってたんですけど、実際に使っている人はたくさんいますね。そして、使い勝手がめっちゃ良さそうです。
マチがなくてかさばらないけど収納力は結構ありそうです。革が柔らかくて大きく開くのでお札や小銭の出し入れがスムーズで、お会計がとてもラクです。
個人的には、この不揃いの四角がずらっと並んでいるような見た目が苦手なので欲しいと思ったことはないのですが、デザイン違いもあるので次買い換えるならこういうのもちょっといいなと思ってしまいました。
整理整頓の話
お金以外のものは極力お財布に入れないのが良いんだろうなと思います。
理想を言えば、お金以外の物は銀行のカード1枚、クレジットカード1枚、レシートは今日の分だけ、ぐらいが良いと思います。
ポイントカードの類いはほとんどが邪魔ですね。
実はわたしの働いている店もとある共通ポイントカードに加盟しているので、提示してもらえれば1%の料率でポイントが溜められるのですが、そのカードを取り出すために、お財布に入った山のようなカードをせっせと掻き分けて大捜索を繰り広げるお客様が後を絶ちません。こっちは時給で働いてるので別にいいんですけど、ご本人にとっては時間の浪費だと思います。ちりも積もれば山となる、です。
ポイントカードを探す手間と、実際に溜まるポイントの価値を天秤にかけると、ポイントなんかいらねーって思っちゃいますね。
ポイントカードを全く持たない、というのがなんとなく味気ない気がするのであれば、せめて手持ちのカードをごく少数に絞ってすぐに取り出せるようにしておくべきだと思います。
滅多に行かない店のカードは持つだけ無駄です。
「ポイントカードはお持ちですか? 無料ですぐお作りできますよ。有効期限はありません」というおすすめにNoという勇気を持ちたいものです。
それから、レシート。
レシートは家に別途置き場を作っておいて、帰宅したら一旦すべてそこに移すようにするべきだと思います。
見た中で一番ひどかったのは、中に1冊メモ帳が入ってるのかと見まごうほどにレシートが溜まりまくっているお財布ですね。パツパツに膨れ上がって、主役の現金がかなり圧迫されていました。非科学的な話になりますが、いかにも金運を下げそうな雰囲気です。
きっと、レシートは後から帳簿を付けるときなどに必要だから捨てられないのだと思います。家計簿を付けている人や支出を経費で落とせるお仕事の人にとってはレシートは大事な資料だと思いますが、外にいる時は必要のないものなのでこまめに財布から追い出しておきたいものです。
まとめ
というわけで、レジ担当は意外と人のお財布を見ています。
別にレジの人がどう思おうと知ったこっちゃないのですが、わたしにとっては、人のお財布たくさん見たことが自分の財布を見直す良いきっかけになったと思っています。つまらないポイントカード、たくさん捨てましたし、捨てがたいポイントカードは家に置いておいて、使うときだけピックアップして財布に入れて出かけることにしています。
外で働いてみると、思いがけないところに学びが転がっているものですね。仕事は大変ですが、もう少し頑張ってみようと思います。