あてもなく

誰かへの手紙

遠近両用メガネを作ったよ

白髪染めの話題に続いて、今度は遠近両用メガネ。

年齢を感じさせる話題が続いております。

 

去年の秋にこのような記事を書いていました。

 

www.atemonaku.com

 

わたしが今いちばん欲しいメガネは、ズバリ!「遠近両用メガネ」です。

 

その夢を、ついに叶えたのです。

これまでわたしは1年半程前に眼科で処方してもらった「遠くがよく見えるメガネ」と、ずっとずっと昔から使っている「ラクだけど遠くはあんまり見えないメガネ」を併用してきました。

普段はラクなメガネを常用しつつ、テレビに映し出される細かい文字を見たい時とか、夜間にクルマを運転する時とか、特別な場面で「遠くがよく見えるメガネ」に掛け替えるようにしていました。

でもやっぱり、場面に応じてメガネを掛け替えなきゃいけないのって不便ですよね。

最近は、いつもメガネを探して家の中をウロウロしてるみたいになっていい加減うんざりしてきたので、そろそろ潮時だと思って眼鏡屋さんに行ってみることにしたのです。

 

利用したのは、上記の記事でも紹介した「Zoff」の遠近両用です。

 

www.zoff.co.jp

 

詳しいことはこのサイトを見ればだいたい書いてあるのですが、実際にやってみてわかったことなどまとめておきますね。

 

どのフレームでも作れるの?

公式サイトには、このように書かれています。

Zoffの遠近両用メガネは、細いフレームや縦幅が小さなフレーム(縦幅28mm以上)も作成可能。
500種類以上のフレームで、遠近両用メガネのフレームを作ることができます。

 

しかし、店頭で店員さんに聞いてみたところ、できるだけ縦幅が大きいメガネで作る方がおすすめとのこと。ざっくり言えば、遠近両用っていうのは要するに1枚のレンズの中に、2種類の度数を無理矢理ねじ込むわけなので、できるだけレンズの面積が広い方が歪みが小さくて済む、みたいな理屈のようです。

特に、初めての方には縦幅35mm以上のフレームをおすすめします、とのことだったので、素直に縦幅の大きいフレームを選びました。

 

フレームの縦幅は、ツルのところに刻印されている数字を見ればわかります。

わたしの選んだメガネには「M-38」と記されています。つまりこれは縦幅38mmのフレームです。

 

 

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視力測定は必要?

わたしの場合は、手持ちの「遠くがよく見えるメガネ」と「ラクだけど遠くはあんまり見えないメガネ」のハイブリッドがあればいいなあと思っていたので両方のメガネを店員さんに渡して希望を伝えましたが、その上でやはり視力測定はしました。

一から測定するというよりは、言ってる度数で本当に合っているか確認のためって感じです。遠くの視力は、機械の中をのぞき込んでひらがなを読むタイプのいつもの測定で、近くの視力は目の前にペラッと紙を出されてそれを読むって感じでチェックします。

あと、眼球の位置をチェックしておしまい。

 

すぐに持ち帰れるの?

Zoffのメガネは、いつもなら30分から1時間程度の待ち時間でその日のうちに持ち帰ることができるのが普通ですが、今回使用する遠近用のレンズは取り寄せで、加工にも時間がかかるということで、「完成までに2週間お時間をいただきます」とのことでした。

いつものZoffの感覚からすると時間がかかるなあと思われるかもしれませんね。

引換証をもらってその日はおとなしく帰宅です。

 

使ってみた感想

遠近両用のレンズを使うのは初めてだったので、慣れるまで少し時間がかかりました。

遠近をどうやって使い分けるかというと、自分で目線の角度を変える必要があるんですよ。

と、言葉で説明するのはちょっと難しいんですが……

レンズの真ん中から上の方には遠くを見る用の度数、下の方には近くを見る用の度数が入っています。

遠くを見る時は自然に前方を見ると遠くを見る度数のところに目線が合いますが、近くを見る時は、顔を前に向けたまま目線だけ下へ向けることが必要になります。

ということは、近くのものを見る時には、見たい対象物を目の前に持ち上げるのではなく、ちょっと目線の下、胸元の前あたりに構えて、下向きの流し目で見るような感じですね。

まあ、スマホなんかは普段から自然とそんな感じで構えて見てると思うんですが、そのときに、首を下にさげてのぞき込むのではなく、顔は前向きのまま目線だけ下げて見るのがコツです。

慣れるまでちょっと難しいかもって店員さんはおっしゃってましたけど、意識してそのようにすれば「なるほど」って感じです。

慣れるまでは、首や目線を調節しながら、ピントの合う位置を探していくって感じですかね。

わたしは使用して1週間ほどで、少しずつコツがわかってきました。

 

1枚のレンズの中に複数の度数が組み込まれているのが遠近両用メガネなので、首の動かし方、顔の角度によって物が歪んで見える時があります。

最初のうちは、ごはんを食べているときにボーッとしてたら急にお皿がぐにゃっと曲がった感じがしてびっくりしたりしてました。

 

あと、ソファーに深く凭れてテレビを見ようとすると、目線を下へ流す形になってテレビが見にくくなったりするので、ちゃんとまっすぐ座って見るようにしたりとか、まあそれなりの工夫は必要かなと思います。

そういうもんだ、と思うと慣れてきます。

 

最初はちょっとしんどく感じて、元のメガネに戻りたいと思ってしまったこともありましたが、そんなことをしていたらいつまでも慣れないで結局使わなくなってしまうと思ったので、頑張って使い続けました。

しばらくは疲れるなあって思ってましたけど、今はもう平気です。

 

全体的に言えば、かなり満足です。

ただ、本当はデザイン的にもう少しレンズが小さめのメガネの方が好きなので、慣れてきたら小さめのレンズでの遠近両用にも挑戦してみたいですね。