あてもなく

誰かへの手紙

接客業は見た目が大事? ブサイク状態でお店に立ったら大変だった

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アレルギーで目が腫れた

先日、ちょっとしたアレルギー症状で右目のまぶたが腫れてしまいました。

眼科で目薬をもらって様子を見たところ、3~4日程度ですっかり良くなったのでその件はもう大丈夫なのですが。

過去にも、同じような初夏の時期に眼科を受診した履歴が残っており、まあなんか季節的なモンでしょうって診断です。

 

目が腫れている間にも1度、ファストフードのアルバイトの勤務がありました。その時にはもう痛みもかゆみもなく、腫れもピーク時よりは収まっていたので普通に出勤することにしました。

アルバイトの時わたしはいつもコンタクトレンズを使用していますが、さすがにまだ症状が続いている状態でレンズを入れるのは目の負担になるだろうと思い、その日だけはメガネで勤務することにしました。目の周りの化粧も控えました。

 

元々濃いメイクをする方ではないので自分の中ではそれほど違和感はなく、アルバイトの同僚たちも、

「今日はメガネ?」

と聞いてくるぐらいでした。

「実はアレルギーで目が腫れていて」

と説明すると

「ああ、言われてみればたしかにちょっと腫れてるねえ」

と気がつく程度の症状です。

違和感は一人目のお客さんから

でも、勤務を始めると急に違和感があらわれます。

といっても、目の症状ではありません。

なんか、とっても仕事がしづらいのです。

わたしの仕事は、主にレジに立ってお客様の注文を受け、お会計をすることです。

最初のお客さんからなんとなく変な感じがしたのですが、来る人来る人、みんななんだか機嫌が悪いのです。

まず、注文の声がボソボソとして聞こえづらい。お客さんの目線が下向きで、表情が把握しづらい。

注文が聞こえづらくても、聞き返すと「ああ?!」とめんどくさそうな反応が返ってくるし、念のために復唱なんかすると「いいからサッサとしろ」などと言われるのです。

とにかく、お客さんの態度の冷たいことといったら。

 

普段からそういうやりづらいお客さんが全くいないわけではありませんが、その日は、そういうお客さんが来る確率が普段と桁違いに多かったのです。

気候のせいか何かかなあ、とか、今日はわたしの集中力が落ちているのかもしれない、などといろいろ考えてみたのですが、勤務を終えて帰ってから一つの可能性に気がつきました。

 

もしかしたら、今日のわたしがブサイクだったからでは?

わたしは、もともと全然美人というわけではもちろんありません。

でも、基本的な化粧をきちんとしてコンタクトレンズをしたときの容姿レベルが5段階の3だとしたら、アイメイクなしのメガネ着用のせいで2か下手したら1まで下がってしまったのではないかと。

メガネが似合う人、メガネをかけたほうがおしゃれな人っていうのもいるのでメガネが悪いわけではないです。わたしはメガネが似合わない、というのと、あとは持ってるメガネ自体がおしゃれじゃないというのが問題なんだと思います。

 

日頃から愛想の良い接客は心がけていて、メガネだった日もその点は普段と変わりなく丁寧にやったはずです。普段でも聞き取りづらい注文は聞き返したり復唱したりすることはありますが、それほど邪険に扱われることは多くありません。

何か嫌だけど…

こういう話になると、

「ひどい」「悲しい」「許せない」

という感情論が先に立ってしまったりします。

「人は見た目が9割」「世の中ブスに厳しい」という諦めの極論も出てしまいがちです。

が、わたしは今日はそこまでの話をしたいわけではないです。

 

同僚などお互いを一人の人間として認識して関わっている間柄であれば、その日の容姿レベルが変わったところで接し方が変わったりするようなことはありません。普通に人間関係が成り立っている場面では、たとえばシフトを気持ち良く代わってくれるとか、仕事中のミスをフォローしてくれるとか、優しさ親切さ=人柄が一番大事で容姿なんかは二の次三の次だと思います。そういう意味で見た目が9割というのは違うかなと。

が、お客さんから見た店員というのは「記号」です。

その時、お客さんが感じる印象はほぼ顔だけということになりますから、見た目9割どころか見た目10割それで扱われるのも当然といえば当然かもしれません。30秒前後で完結してしまうレジ接客という場面においては人柄なんかほとんど役に立たないのです。

 

声も体型も接客態度も同じで、ただ顔だけ変わるとお客さんの態度はどう変わるかを観察する実験としてはなかなか面白いデータが取れたような気もします。

といっても、今回思いついた仮説を立証するために再度メガネでお店に立つというのはもう勘弁って思ってしまいます。

だって、あの日はほんとにお客さんの態度が冷たくて、すごくやりづらかったから。また同じことになれば仮説は立証されるけれど、その日の勤務は間違いなく普段よりも負担が大きくなるからです。

ただでさえ、ゆるく働きたいが故のバイトですからね。

いくら好奇心があるからって、わざわざそんな思いをしたくはないですよ。

 

ちなみに、その次の出勤日からは化粧してコンタクトでお店に立って、いつも通りの感じで働くことが出来ました。

今後もメガネでお店に立つことはないようにしたいと思います。