先週のことですが、3日ぐらいかけてドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を一気に見た。
このドラマ、放送されてたのって4年前なんですね。そんなに前!?ってなるよね。
放送当時、めちゃくちゃ流行りまくってたのに、わたしは全くついて行けてなかった。主題歌だった「恋」という曲を、あちこちでさんざん聴き、踊る人々を眺めていた記憶は残っている。
わたしは、あまりドラマは見ない。
読書は趣味だし、多分「物語」というものを摂取するのは好きだ。アニメなんかもかなりたくさん見た方だと思うんだけど、どうもドラマとか映画はとっつきにくい。
映画はまだ2時間ちょっとで終わるからいいけど、連続ドラマは大変だ。
連続ドラマの何が苦手って、続きが気になるところで「また来週!」ってなるところと、あと、時間がなくてなかなか溜めてしまってるときに、ネットでリアルタイム組が盛り上がってるのを踏まないように生活しなきゃとか考えてしまうところ。
だからこうして何年もあとから動画配信でまとめて見るのは良いのかもしれない。
とはいえ、まとめて見られてしまうことにはデメリットもある。
続きが気になるからって結局3~4話とかぶっ続けで見てしまうので、最低限の家事以外はすっかり後回しにして、昼の時間を全部ドラマに費やしてしまった。
そして、普段あまりそういうことをしないので知らなかったけど、長時間ドラマを見るのは疲れる。
なんというか、ドラマに限らず物語というのは人生の喜びや悲しみや悩みをぎゅっと凝縮して味わうエンターテインメントだと思うのだけど、それってある種のストレスでもあるんだよね。
そういうストレスに、45分×11回=495分=8.25時間も晒されるのだから、やっぱり思ってる以上に疲れるのだ。
プライムビデオには昔流行ったドラマがたくさん収録されているので、ヒマならどんどん見ればいいやと思っていたけれど、次へ行くのはもう少し時間をおいてからにしよう。
さて、それで「逃げ恥」。
4年前のお話だけど全く古さを感じなかった。
わたしもこのブログで書いてきた「家事とは」「主婦とは」「はたらくとは」というテーマについて深く切り込んで扱っていたので、「ああ、そうだよなあ」と深く頷くポイントがたくさんあった。
どんな風に出会って、どんな風に恋愛をしても、結婚したら始まるのは「生活」で、どんなに大好きな相手とでも、日々の生活は調整することなしには進んでいけない。
共同生活において、ギブアンドテイクを計算しすぎるとめちゃくちゃしんどい。
だけど、そこを「優しさ」とか「おもいやり」とか、ましてや「愛」なんていうふわっとした言葉でうやむやにしてるともっとしんどい。
おそらく、義務とか責任ぐらいに思ってる方がよほど気が楽なんじゃないかと。
まあ、そんなことを考えさせられるお話なのでした。
放送当時は「ムズキュン」などと言われてラブコメ要素を中心に話題が盛り上がることが多かったけれど、それはそれとして、というか、むしろなかなかシビアな現実を突きつけてくるお話だったのに、あんなに流行ってすごいなあと今さら思いました。