先日、自治体が設置している就労支援センターを利用してきた話を書きました。
もうあれからかれこれ2ヶ月が過ぎようとしています。
この記事では、自治体がどんな施設でどんな活動をしているかをご紹介するだけにとどめ、自分がどういう話をしてきたかということは触れませんでした。
今日は、2ヶ月越しになりましたが、自分の「働く」ことについての考えを書いてみることにしました。
9月に入ってやっとひとりになる時間が取れたので、そろそろ自分の考えとこれからについても言葉にできる時期が来たかなという感じです。
何から書こうかな。
まあ、順を追っていきましょうか。
キャリアカウンセリングを受けてみようと思った理由
ちょうどファストフードのアルバイトに限界を感じていたところでした。
コロナ禍の中で接客業を続けていくことに不安を感じた、というのが一応のきっかけではありましたが、それ以前に、やはり自分がファストフードのアルバイトをしているということ自体に違和感は始めた頃から常につきまとっていました。
さらに元をたどれば、パートやアルバイトという形で非正規の職を転々としながら、最後はいつも「なんかつまんなくなって」辞めてしまう自分って何なんだろうという思いもあって、一度、ちゃんと人に話を聞いてもらいたいと思っていたのです。
しかも、それが家族や友達ではなく全くの他人で、さらに「キャリアカウンセラー」という肩書きの専門家であればなお良いと思いました。
電話でキャリアカウンセリングを申し込むと、1週間以内の日付で簡単に予約が取れました。平日の午後の枠だとそんなに混んでいないようで時間も選び放題でした。
初回のカウンセリングには、履歴書と職務経歴書を持って来るようにといわれたので、これまで就職活動に何度となく使ってきた履歴書と職務経歴書に直近の情報を書き加えたものを新たに作成し、持って行きました。
キャリアカウンセリングのポイント その1 わたしにできる仕事はあるのか?
わたしの中の迷いは、働くべきか、働かざるべきか。ですが、しかしそれ以前に、わたしが働くことのできる場などあるのだろうかということがポイントです。
それについて、まず履歴書と職務経歴書に目を通したカウンセラー氏は
「あなたならいくらでも仕事があるし、就職活動をすればすぐに決まるでしょう」
「あなたのような人を求めている職場はたくさんあります」
とあっさり言い切ってくれました。
わたしの基本スペックは、
・44歳女性
・家庭との両立前提のパートタイム希望(できるだけ勤務日数・時間少なめ)
・高校生の子供あり
・正社員勤務の経験ほぼなしでパートを転々としている
という感じで自分ではとてもパッとしないと思っていたけど、転々としてきたパート職歴の中に公的機関や金融機関が含まれていること、それからやはり簿記2級というメジャーな資格があることがポイントのようで「あなたの経歴は自分で思ってるほど弱くもない」というお墨付きを頂きました。
つまり、その気になればすぐ決まるでしょ、というお話です。
キャリアカウンセリングのポイントその2 わたしは働くべきなのか?
ここは就労支援施設なのですから、当然キャリアカウンセラーは目の前に座っている人を当然「働きたい人」として扱いますし、その人が働けるようになるまでサポートすることを目標にしていますよね。
ノルマがあるのかどうか知りませんが、まあ就労人数を増やすことが彼らの仕事です。
なので、そういう方に対して「わたしは働くべきなのでしょうか?」という相談を持ち込んだ時に「働かないのも手だよね」って答えが返ってくるはずはありません。
「そりゃあなた、こんだけ良いモン(履歴書・職務経歴書)持ってんだから働くべきですよ。大丈夫!」
ってなります。
いくつか職場を経験してみたけれど最後はどうしてもつまんなくなって辞めてしまうこと、直近では職場でいじめにあって辞めてしまったこともあるという不安に対しては、
「将来を見据えて”自分の”仕事ができるようになるといいですね」
という答えでした。
これまでわたしは、完全にお手伝いというか人に言われた作業だけをこなす仕事しかしてこなかったが、これからは、自分で受けた仕事を自分で考えて仕上げて自分で完結させる仕事を目指す。
たとえばまた税理士事務所で働くのであれば、ただ渡された伝票を黙々と入力するだけの要員として入るのではなく、ゆくゆくはある顧問先をトータルで担当して決算までやり遂げられるようになることを目標にして入所する。
(税理士の資格まで取るかどうかはともかく、資格がなくても税理士の下でそういう仕事をしている人はたくさんいますよね)
その心構えで税理士事務所に身を置くのであれば、周囲のちょっとした人間関係やゴミ捨てがどうのこうのとかいう問題も、すごく些細なこととして捉えられるようになるのではないか、と。
今までの仕事がつまんなかったのは、どこまでいっても「お手伝い」だったからだ。
それは本当にその通りだと思います。
でも、実際にそういう仕事を目指すとしたら。
週2~3回、3~4時間だけ働くというわけにはいかないのでは?
「あなたは子育てがまだもう少し残っているから、家庭との両立を考えると今すぐにバリバリ働き始めるのは無理なんですよね。だから、今はその目標を勤務先と共有しつつ、時短で修行をすればいい。そしてあと何年かしてお子さんが完全に手を離れたら、いよいよ本格的にそれを自分の”仕事”にすれば良いのです」
それがキャリアカウンセラー氏からの答えです。
これって、どうなんだろう。
子育てが終わったら、わたしはキャリアに突き進むの?
わたしは働くべきか、働くべきでないかという問いに対して。
それがわたしの正解なのでしょうか。
キャリアカウンセリング その他の内容
履歴書や職務経歴書のそっけない部分をもう少しこうやって膨らませればより魅力的になりますよというような添削をしてくれました。
それからハローワークの端末を使って一緒に求人を検索してくれました。
こういう絞り込みをすると効率的に仕事を探せますよ。あら、あんなのもこんなのもありますね、これなんて良さそうじゃないですか、なんていうやりとりをひとしきり。
そして、次回のお誘い。
アドバイスをもとに履歴書と職務経歴書を書き直してみてください。さらに添削しますよ。あと、具体的に応募したい職場があればそれも持ってきてください。応募先に合わせた履歴書・職務経歴書に仕上げましょう。
今回わたしが担当になりましたので次回からわたしを指名して予約してくださいね。予約の電話お待ちしております。
という形で初回カウンセリングが終了となりました。
さて、長くなりました。
次回へ続く~。