うちの冷凍庫はすぐに満タンになる。
満タン、ということはすなわち、家に食材が豊富に備蓄されているということだ。しかし、冷凍庫は満タンなのに、なぜか冷凍庫の中身だけでは今日の献立が成立しない、という訳のわからない事態に陥ることが結構ある。
それで、一体わたしの冷凍庫は何で満タンになっているのか調べてみることにした。
インスタントの麺類
わたしは生協の宅配に加入しているのだけど、生協のカタログには毎週魅力的な麺類が掲載されている。いずれも、簡単な加熱ですぐに食べられるタイプのものだ。
スパゲティは、お皿に載せてレンジで温めればすぐに食べられるもの。
ラーメンやうどんは具ごと冷凍された麺とスープのセット。鍋でお湯を沸かして添付のスープを溶かし、その中に具ごと冷凍された麺を入れて2~3分煮立てればやはりすぐ食べられるものだ。
お昼ご飯にもってこいなのでついつい買ってしまうが、家で昼食を食べられない日が続くとそれらも溜まってしまう。溜まっているのに忘れて生協で新たに注文してしまうこともある。
今調べてみたところ、冷凍のスパゲティが2食、うどんも2食分入っていた。
それから、鍋の〆などに重宝するプレーンのうどんも3玉買い置きがあることがわかった。
食パン
我が家の朝食は食パンと簡単なおかず1品なんだけど、わたしは朝に食パン(6枚切り)を1枚まるごと食べきることができないので、半分に切って食べることにしている。
ということで、1日に減る食パンの量は夫に1枚、わたしに1/2枚なので、6枚切りの食パンを一袋買うと完全に消費するのに4日かかる。
(子供はご飯党なので朝に食パンは食べない)
食パンの賞味期限はせいぜい2~3日なので、賞味期限が切れたら冷凍庫に入れる。冷凍庫に入れたのを忘れて新しい食パンを買ってきてしまったりするので、気がつくと食パン3枚分ぐらい冷凍庫に溜まってしまうことがある。
ちなみに、常にではないが、場合により冷凍ご飯が入ってることもある。
からあげ
冷凍の唐揚げおいしいよね。さすがに夕飯のメインのおかずにはしないけど、昼食のおかずやおやつとして食べるのに重宝するので大袋で購入して冷凍庫に常備している。
カット野菜
冷凍のカット野菜、便利だよね。
最近では、ゴボウとほうれん草と青ネギは生野菜として購入することはほとんどなく、専ら冷凍のカット野菜に頼っている。
ゴボウはささがきになったもの、ほうれん草はいわゆる「一口大」、青ネギは小口切りになったものを買う。
いっぺんには使わないので、使いかけのものがジップロックに入った状態でいくつも収納されている形になる。
肉団子・水餃子
メインのおかずがちょっと地味なときにスープを豪華にするとなんか許される感じがする。そのときに活躍するのが肉団子や水餃子なのだ。これも冷凍庫に常備していると何かと安心な品。
とろけるチーズ
シュレッドチーズとか呼ばれる、パラパラにカットされたチーズ。
「開封後は賞味期限にかかわらず早めにお召し上がりください」とあるが、そうそう大量消費できるものではない。だからチーズは冷凍する。ジップロックに入れて保存だ。
油揚げ
5枚組とかで売られているし、賞味期限も2~3日と短いけれど、いっぺんに5枚も使い切れるものではない。なので、やっぱりこれも冷凍する。販売形態こそ冷蔵品だが、スーパーから帰ったらすぐにパッケージのまま冷凍庫に放り込むので、自分の中ではカット野菜などと近い位置づけの、冷凍食品というイメージになっている。
きのこ
知ってた? きのこ類って、冷凍しておく方が美味しくなるんですって!
きのこの石突き部分を取り外してバラバラにしてね、ジップロックに入れて冷凍しておくと、必要な時に必要な分だけ出して使えるし、普通に生のまま調理するよりも香りが強くなって美味しいのです。
わたしはえのきだけ・しめじ・まいたけあたりを多めに買ってきて保存してる。……まあ、かさばるよね。
これが「冷凍庫が満タン」の中身だ。
常備品の半分は麺・パンの炭水化物で、残りがカット野菜などの補助的な食材なので、確かにこれでは冷凍庫の中身だけかき集めて献立を成立させるのは難しいということがわかった。
普段からこれらの物で冷凍庫が満タンなので、冷凍することを前提にメイン料理用の肉や魚を買い置くことができない。
従って、メイン用の肉や魚は結局こまめに買いにいく羽目になる。
それにしても、現時点での炭水化物量は異常である。
そして、「安心のために」と常備している冷凍野菜やその他補助食材の量も過剰な気がする。
冷凍食品は賞味期限が長いため、それほど緊急に必要がなくても「いつか使う」ぐらいのテンションでもついつい買ってしまいがちだ。油揚げやきのこも、冷凍さえしてしまえばと思ってるところがある。
しかし、限りある冷凍庫のスペースを考えれば、もう少し慎重に優先順位を考える必要がありそうだ。
この機会に、自分の買い物傾向見直してみようと思う。