昨日あたりかな、ブクマで話題になってたツイートと動画。
ハイネケンのジェンダーバイアスをテーマにしたCMが素敵。ビール会社のCMだったらコピーは普通「女だってビール飲む」になるけど、逆に「男だってカクテル飲む」が採用されてるあたりにお酒に対する愛が感じられる。pic.twitter.com/QE033U5qcA
— 中川リョウ (@ryonotrio) 2020年2月9日
同じテーブルの男女がそれぞれカクテルとビールを注文した。
品物が運ばれてくると、男性の前にビールが置かれ、女性の前には甘いカクテルが置かれる。何の確認もなく。
レストランやバーで、自分の見た目だけで、確認もなく自分が頼んだのと違う商品が提供されるという「あるある」。
ブコメの中には「今時そんな店ないよ」っていうコメントもあったけど、わたし自身わりとよくそういう目に遭う。というのも、我々夫婦がそういう注文をよくするからだ。
20年以上前からずっと一緒に食事に行ってるけど、間違えて夫の前にビールが置かれる確率は20年ほとんど変わっていないような気がする。
「若い店員さんの方がちゃんと確認してくれる気がするけど、それもバイアスかな」っていうブコメもあるけど、バイアスだと思います(笑)
若い店員さんでも決めつけで夫の前にビールを置いていく店はある。
要は、店のマニュアル次第ってところかな。
先日、ママ友とランチに行ったときにこんな話を聞いた。
彼女はウチと同じく高校生のお子さんがいるママさんだが、そこの家のお子さんは男の子だ。
「最近、息子と食事に行って自分がビール、息子がジュースを注文すると、息子の前にビールを置かれるんだよね」
高校生にもなると、私服の時にはその人が成人してるかどうかってなかなか見分けが付かなくなるんだよね。
わたしたちは一緒に子育てしてきた仲間なので、お互いの子供たちを本当にちっちゃな頃からずっと見てきた。
この話は元々「それぐらい息子が成長したんだよ~、時間は流れたねえ~」という話であってジェンダーバイアスの話ではなかったのだけど、ハイネケンのCMを見てついこの話を思い出してしまった。
どう見ても絶対成人してるに決まってる女性より、成人してるかどうかわかんないぐらいの若い男性の前にビールが置かれるということは、年齢制限による法律上の縛りよりも性別のバイアスの方が強く人の心に作用しているということなのかもしれない。
この動画に出てくる人たちは、自分の注文を間違われたからといって給仕した人のことを責めないしそのことによって気分を害した様子も見せない。ずっと機嫌良く自分の好きな飲み物を楽しんでいるだけだ。
わたしもそれでいいと思うし、そういう意味でもとても好感が持てるCMだと思った。
近いタイミングで別の広告も話題になってたので一緒に紹介しておく。
確かに、ほーんのちょっと前まで、「女の子って本当に楽しい!」って言ってたよね。
それについて特に何の「排除された」感も持ってなかった元女の子だけど、これが最近の流れなんだなあと感心したのでした。
わたし最近、韓国の男性アイドルグループが結構好きだなあと思っていて。
といっても、全然知らんし追っかけるつもりも無いのでただテレビで映ったときに「へえ」って思うだけなんだけど。
この人たち。
メイクも含めてめっちゃ綺麗にしてはって、こう、尊敬に値するわと。
ダンスのパフォーマンスも素晴らしく、音楽もとても良いし、サービス精神の塊だよなあと感心しているのです。
美しさを追求するのは、もはや男性女性関係なくなってきている。
だから、お化粧を「女の子」に限定しないというのも時代の流れとしては当たり前なんだよね。
性別にとらわれず、好きな物を飲み、好きなファッションをできるのは、自由で素敵なことだと思います。
わたしは、これからも競馬場でフライドチキンをがっつきながらビールを嗜む人生を謳歌したいと思います。