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乾燥する季節! 加湿器の種類と選び方について

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空気が乾燥する季節がやってきましたね~。

先日テレビで加湿器の特集が組まれていたんですが、毎冬ごとにいろんな加湿器を導入しては使い捨ててきたわたしから加湿器の種類と特徴についてご紹介したいと思います。これから加湿器を選ぶ方の参考になればと思います。

 

加湿器の種類

「加湿器」といっても加湿の仕方にはいろんな方式があります。

大きく分けて3タイプです

  • 気化式
  • 超音波式
  • スチーム式

それぞれに一長一短...と言いたいところですが、「加湿できる」という長所と引き換えに、重い短所を抱えています。

 

気化式加湿器

シャープ プラズマクラスター搭載 加湿機 パーソナルタイプ 気化式 ホワイト HV-G30-W

 

気化式加湿器というのは「濡らしたタオルを部屋にぶら下げておく」こととほぼ同じ原理で部屋に湿度を与えるものです。ちょっと想像しただけでわかるのですが、そもそも加湿パワーが低い感じです。

ただフィルタを水に浸して置いておけるだけの原始的なタイプのものから、電源につないでフィルタを通した風を送るタイプのものまであります。

 

濡らしたタオルをぶら下げておくだけなら最後はタオルが乾いておしまいですが、気化式加湿器では、「タオル」にあたる部分が不織布を蛇腹に折ったような形のフィルタになっていて、そのフィルタに対して背後のタンクから水が供給されるようになっているので、タンクが空になるまではずっとフィルタが湿った状態が続きます。

洗濯物の部屋干しを想像するとよくわかると思うのですが、長時間にわたって半乾きのフィルタが部屋にあるとどうなるかというと、そこが菌やカビの温床になります。

よほど気をつけておかないと、あっという間にフィルタはカビだらけになります。

わたしの場合、1ヶ月ほどでフィルタが怪しいピンク色のモヤモヤに覆われてしまったのを見てどうしていいかわからなくなり、加湿器ごと捨てました。

上記で紹介した最近の加湿器はお手入れしやすい構造や菌の繁殖を抑える素材を採用して、清潔に使える工夫がなされているようです。その分、1万円を超えるやや高めのお値段になっていますね。

 

超音波式加湿器

Tenswallアロマディフューザー 超音波式 卓上加湿器 ムードランプ 空焚き防止機能搭載 時間設定 部屋 会社 ヨガなど各場所用 400ml 木目調 ダークブラウン

 

今ぐらいの季節になるとおしゃれな雑貨屋さんの店頭に並ぶのが大抵このタイプです。LEDランプを仕込んだりして見た目が素敵なものが多いです。

白いケムリをシューシューと吐き出して、いかにも頼もしく加湿してくれそうで、わたしの家でも3台ほど買って各部屋で運用していたことがあります。

超音波式の加湿器は、水に超音波振動を与えて細かな粒子にし、空気中に噴出することで空気中に湿度を与えるものです。

しかし、この超音波式加湿器が、3つの方式の中でも最も注意が必要です。

お住まいの地域の水道の水質にもよると思うのですが、我が家(神奈川県東部)の水道水を使ってこの加湿器を使用すると、部屋じゅうにザラザラした白い粉が積もるようになりました。家具や家電の表面が白く曇ってくるのです。

この白い粉の正体は、水道水の中に含まれるカルシウムやナトリウムといったミネラル分です。この粉、普通のホコリと違って硬めの物質なので下手に拭くと家具や家電の表面に傷がついてしまったりします。

また、超音波式の加湿器を使っていると、ガスコンロの炎が普段の青色ではなく赤色になることがあります。空気中のミネラル分がガスコンロの炎に反応して発色するためです。炎色反応といわれるもので、実害はないみたいですが。

 

白い粉問題もそうですが、超音波式加湿器というのはつまり水の中に入っているものすべてを空気中に放出するものなので、タンクの水に菌やカビが入っていたらそれらもそのまま空気中に広がって様々な疾患の原因となります。

対策としては、こまめな水の交換とタンクや本体の除菌ということになりますが、丸洗いできない部分に細かな溝や入り組んだ部品が配置されており、数ヶ月でピンク色のモヤモヤが繁殖してしまいました。

ズボラなわたしに管理しきれるものではないと判断し、1シーズンで処分しました。

 

スチーム式加湿器

どうしても加湿器を使いたいならスチーム式しかないと思います。

水を沸騰させて蒸気を部屋に出すので、当然上記は加熱殺菌されていて衛生的です。また、出てくる蒸気がほんのり温かいので体感的にも最も癒やし効果がある加湿器と言えると思います。うちでもある年の冬にはスチーム式を愛用していました。

 

スチーム式は、タンクの水を少しずつ加熱皿に取って沸かすタイプと、タンクごと加熱するタイプに分かれます。

 

少しずつ沸かすタイプ

加熱式加湿器 クリア SHM-120D-C

 

タンクごと加熱するタイプ

象印 加湿器 スチーム式 (木造~8畳/プレハブ洋室~13畳) ホワイト EE-RM50-WA

 

少しずつ沸かすタイプのほうが電気代はかかりませんし、本体も2000円台とお安めですが、ちょっと壊れやすいという弱点を抱えています。

タンクごと加熱するタイプのものは、いわゆる湯沸かしポットのようなもので、見た目がちょっと…。なのに1万円超えだし、たくさんの水をずっと沸かし続けることになるので電気代がかかります。

 

ウチでは少しずつ沸かすタイプの加湿器を使っていましたが、ワンシーズン終わる前に壊れてしまいました。なぜ壊れるかというと、ヒーター部に水道水の中のミネラル分が結晶化して固着してしまうからです。このタイプの加湿器は少量の水を浅い皿に少しずつ移して次々沸騰させるので、皿の中のミネラルはどんどん濃くなります。

水の中のミネラル、つまり超音波式では部屋中に拡散されてしまっていた「白い粉」ですね。スチーム式では部屋の中にミネラルを拡散することはありませんのでその点はありがたいのですが、その分は本体の中に蓄積されていきます。そうして使い続けていくウチにどんどん結晶の層が厚くなり、ヒーターがオーバーヒートするようになりました。

加湿器にはセンサーがついていて、オーバーヒートの兆候を感知すると安全のためすぐに電源が落ちるようになっていますが、そのうち加湿器のスイッチが入らなくなってしまうのです。

 

結晶化したミネラル分を除去するには、クエン酸を使ったお手入れが必要で、やり方は取説にも書いてあるのですが、部品の裏側など手が届かないところにまで結晶が回ってしまって除去しきれず、結局ワンシーズン終わる前に壊れてしまいました。

ちなみに、タンクごと加熱するタイプの加湿器でも同じようにクエン酸を使ったミネラル除去のお手入れは必要ですが、内部の構造的に、少しずつ沸かすタイプのものより掃除がしやすくなっているように思います。

 

結論

というわけで、どの加湿器もそれぞれ問題を抱えていて悩ましいのですが、手入れのしやすさ、快適さ、清潔さの面からスチーム式のタンクごと加熱するタイプを使うのが最も良いと思います。

本体の価格・ランニングコストは最も高いのですが、加湿というのはそもそも贅沢なことだと割り切るべきなのかもしれませんね。