先日の朝のことです。
家族が出払った家でのんびりまったりしていたら、子供からLINEが届きました。
通学途中、電車の中で忘れ物に気がついた、と。
どうしよう！たすけて！という内容です（苦笑）
忘れたのは、授業で使うプリント。
まあ、よくあることではあるんですが、今回のはとても大事なプリントでちょっとマズい状況とのこと。
どうしようかなーと思っていたら、「こっちで印刷できないかな」というメッセージが届きました。
そうか、その手があった！
どういう手かというと、コンビニのネットワークプリントサービスを使って、家にあるプリントのコピーを取り出す、という作戦です。
コンビニのコピー機が進化している様を見て、なんとなくそんなアイデアは頭にあったものの、現実に実行するのは初めてでした。
今回実際にやってみたところ、「助けて」と言われてからあれこれ調べて15分で印刷準備ができ、子供は無事に大事なプリントを取り出すことができたので、アイデアと方法を共有しておきます。
ネットワークプリント
こちらのサービスが利用できるのは、ファミリーマート、ローソン、サークルＫ・サンクス、セイコーマート、セーブオンの各コンビニです。
（店舗によっては対応コピー機の備え付けがない場合もあり。詳しくは上記公式サイトでご確認を）
手順 ＜自宅側＞
- ネットワークプリントサービスにユーザー登録する
- スキャナまたはスマホのスキャンアプリ（後述）で送りたい紙をスキャンしPDFで保存する
- ネットワークプリントにログインし、2.のPDFをアップロードする
- ファイル登録完了のメールが届くので、その内容を出先にいる相手に転送する
手順 ＜出先側＞
- コンビニのマルチコピー機で「プリントサービス」メニューから「ネットワークプリント」を選ぶ
- 硬貨を投入
- ファイル登録完了メールに記載されていたログイン情報を入力する
- メニュー内「文書プリント」に進み、該当するファイル名を選択、印刷する
このように、自宅と出先の人間が連携することによって、自宅に置き忘れたプリントを外出先のコンビニで取り出すことができました。
ちなみに、今回利用したコンビニはファミリーマートです。
ファミリーマートでの印刷料金は、白黒文書B5/A4/B4で1枚20円でした。
もし近くにセブンイレブンしかない場合、セブンイレブンにも同じようなサービスがありますので、下記をご参考にしてみてください。
多分、ほとんど同じような手順で同じことができると思います。
スキャナがなくても大丈夫！
うちにはA4フラットベッドスキャナがあるのでそれを使いましたが、スキャナがない場合どうすればよいか。
調べてみたら、スマホのカメラを使って文書をスキャンしPDFファイルを作ることができるアプリが見つかりました。無料です。
この記事を書くにあたって、試しにインストールして使ってみたのですが、ものすごく上手にスキャンできてびっくりです。
カメラで撮った写真のゆがみや影などを補正して、不要な部分を切り落とし、あたかも平面でスキャンしたかのような文書を作成してくれます。
もしかしたら、うちの古いスキャナがいらなくなるかもしれないぐらいの優れものですよ。
自分が「出先側の困った人」だった場合
今回は自宅にいたわたしが主導で作戦を実行したので、自宅側でユーザー登録から文書のアップロードまでできる「ネットワークプリント」のサービスを利用しましたが、逆に自分が外出先にいて、自宅にいる家族に援助を頼む立場だとしたら、そこまでの作業を遠隔で人に指示するのは大変です。
そこで、逆の立場で忘れ物を取り出す方法もついでに考えてみました。
この方法なら、家族には「写真を撮って送って」と指示するだけで良いので頼みやすいと思います。
この場合は、ネットワークプリントではなくスマホの「Printsmash」というアプリを使って、マルチコピー機のPDFプリント機能を利用します。
Printsmashはスマホ内に保存されたPDFファイルを、Wi-Fiを通じてマルチコピー機に送信できるアプリです。
手順
- 自宅にいる人に忘れ物の文書を探してもらい、カメラで撮影して写真をメールやLINEで送ってももらう
- スマホのCamScannerアプリを使って画像を処理する
- スマホのCamScannerアプリの「共有」機能を使ってPDF化しPrintsmashへ送る
- コンビニのマルチコピー機を操作し「プリントサービス」メニューから「PDFプリント」→「スマートフォン」を選ぶ
- マルチコピー機に表示される情報に従ってスマホをWi-Fiに接続し、印刷したいPDFをマルチコピー機に送信する
- 印刷する
こちらは白黒文書B5/A4/B4/A3で1枚10円です。
詳しい使い方は、下記サイトをご参考ください。アプリやマルチコピー機の説明に従えば、まあまあ簡単にできると思います。
未来だなあという感じがします。
今回はたまたま子供の話でしたが、わたしも子供に負けないぐらいよく忘れ物をする人間ですので、覚えておこうと思います。
スマホやインターネットを利用したサービスが人を助けてくれる時代が来たのは大変ありがたいことですね。
