今日は、具体的にFAX購入について検討してみようと思う。
家庭用のFAX付電話機を作っているのはパナソニックだけ
メーカーを調べて比較しようかなーとぼんやり思っていたんだけど、なんと、もうFAX付電話機を作っている家電メーカーはパナソニックだけなんですって。
最近は固定電話自体使っていない家も多く、据置型の電話機の市場そのものが小さくなっている様子である。それは知ってるつもりだったけども。
そんな中で今更FAXを買おうかなとか考える方がどうかしているのかもしれないよね。
パナソニックの家庭用FAX
最上位機種なら電話機本体をWi-Fiに接続することができるので、家庭内のLANやインターネットを通じてスマホから家の電話を操作することができる。
そこが、昔のFAX付電話機と大きく違う点だろう。
たとえば、手持ちのスマホを電話機の子機として使用できたり、家の固定電話にかかってきた電話を外出先のスマホへ転送できたりする。(アプリを使って無料で利用することができるようだ)
また、届いたFAXの画像はそのままスマホの画面で確認することができるし、外出時ならFAXの画像をメールでスマホに転送させて確認することもできる。
ちなみに、本体についている液晶画面でもFAXの画像を確認することができるので、最近のFAXは特に印刷したいもの以外は印刷しなくて済むという仕組みになっているのだ。
FAXといえば紙やインクなど消耗品の問題があったけど、画面で確認できるならその点はあまり心配しなくてよさそうだ。
パナソニック デジタルコードレス普通紙ファクス KX-PD915DL-W
25,455円(税込)(2020/3/10現在)
競合はブラザーの家庭用プリンター複合機
それでは、家に置くことができるFAXはパナソニックだけなのかというと、かろうじてもうひとつ見つかった選択肢がある。
それが、ブラザーのプリンター複合機だ。
こちらは、インクジェットプリンターにスキャナー・電話・FAXの機能が付いたもので、本体には有線の受話器がついており、コードレスの子機もある。
調べてみたところ、さすがPC周辺機器としてのプリンターが基礎になっているので、PCとの連携がよく出来ている。
単体でWi-Fiに繋がるネットワークプリンターなので、PCから文書を印刷したい時やスキャナーで読み取った文書をPCに保存したい時に、わざわざUSBケーブルなどでPCとつなぐ必要がない。
さらに便利なのは「PCファクス機能」だ。
PCで作成した文書をそのままFAXで送信したり、FAXで届いた文書をそのままPCで閲覧することができる。すべてはデータでやりとりができるので、いちいち紙に印刷する必要がないという。
また、FAXで届いた文書をそのままDropboxやGoogle Driveなどのクラウドサービスに保存することができるので、外出先でスマホからクラウドサービスを使ってFAXに届いた文書を確認することもできる。
なお、これらの機能はブラザーのFAX付複合機の最下位エントリーモデルでもすべて実現できる。
ブラザー プリンター A4 インクジェット複合機 MFC-J738DN FAX 電話機 子機1台付き 無線LAN
24,767円(税込)(2020/3/10現在)
どっちがいい?
値段とか機能とかを考えると、もはや比べものにならないぐらいブラザーの勝ちって気がする……。
今我が家にはスキャナーとインクジェットカラープリンターとモノクロレーザープリンターがある。どれもネットワーク対応機器ではないので、USBでPCに接続して使っている。モノクロレーザープリンターが最もよく使うので、PCデスク上に置いて常にPCにつなげてある状態だ。
インクジェットカラープリンターとスキャナーは、それほど使用頻度が高くないので、使う時だけ収納場所から取り出して使用している。
もしブラザーの複合機を購入すれば、カラープリンターやスキャナをいちいち出してきてPCにつなげなくても、カラー印刷やスキャンの作業ができるようになるからとても便利だと思う。
ただFAXを買うのではなく、それに伴ってPCまわりの環境が良くなるというのが大きい。
まあ、今持ってるインクジェットカラープリンターやスキャナが、まだ全然使えるのに不要になってしまうから、もったいないといえばもったいないけどね。
パナソニックが勝っているのは、見た目かな。
パナソニックのほうが家庭的なインテリアには合っていると思う。
ブラザーの方はどう見ても「事務所」って感じだから。
でも、あえて言えばそのぐらいかも……。
FAXについて考えてみたら、思ったよりもいろんなことがわかりました。
買うか買わないか、は、もうちょっと考える。