子供の学校は終業式ができないまま春休みに突入してしまったため、つい先日、学年末の成績表とともに分厚い書類の束が送られてきた。
その中に、来年度の選択科目の履修届など、3月上旬のうちに提出しないといけない書類があって、提出方法が「FAXで」と指定されていた。
でも、ウチにはFAXがない。
仕方がないので、今日コンビニに行って、マルチコピー機のFAX機能を使って送信してきたんだけど、1枚送信するのに50円。提出物はA4で2枚だったので100円もかかってしまった。
100円払うぐらいなら、郵送したほうが安かったよね! まあいいけどさ。
学校に電話して「郵送にさせてください」ってお願いしたらそれでも大丈夫だったかもしれないし、なんなら「電子メールでPDFを送ります」でも対応可能だったような気はするけど、些細なことで特別対応をお願いして印象に残ってしまうのもアレなので、まあ今回はそれでいい。
でね。そのこと1件だけなら特に何も思わないで過ごしてしまうだけだったんだけど。
今日の昼間、家の固定電話が鳴りまして。
出てみたら「ピー、ピー」って。
相手はFAXだった。こっちはFAXがないので黙って切るしかどうしようもない。
発信元の電話番号をネットで検索してみたら、この春参加予定だったイベントの主催者のFAX番号であることがわかった。
そのイベントって、参加費まで払ってあったんだけどコロナの件で中止になっちゃったんですよ。
中止のお知らせは先週ハガキで届いたんだけど、そこには「参加費は返金させていただきます。詳細は後日改めてご連絡します」って書いてあったから、今回のFAXはその返金についての連絡だったんじゃないかなーと思う。正直めちゃくちゃ気になる。
夜になってもう一度同じ番号からFAXの着信があったけど、受信できないのは何回やってくれても同じことだ。
相手先の電話番号は一応わかるのでこちらから折り返し電話してみようかとも思ったけれど、今日はとりあえず様子見。
明日もまだしつこくFAXしてきたら電話してみるつもり。
そういえば、そのイベントの参加申込書も「FAXで提出」って指定されててそれ以外の方法がなかったので、わざわざコンビニに行って送信したんだよね。
つまり、その団体にとってはFAXが「当たり前」の通信方法だってことだ。
学校もすごく普通に「FAXで送ってください」って指示してきたし、もしかしたらわたしが思うよりもFAXって一般的に普及している通信方法なのかしら?
ウチにも、結婚した当初はFAXがあった。
しかし10年ほど経って子機の調子が悪くなってしまい、そのタイミングでFAXがついていない普通の電話に買い換えてしまったのだ。
買い換えの時点では、ウチからどこかへFAXを送る機会なんか全くと言っていいほどなくなってしまっていたし、たまにFAXで届く文書といえば、1回だけ買ったことがある通販会社からのDMぐらいのものだったので、FAXなんて本当にどっちかというと邪魔かなぐらいの道具に成り下がっていた。
新しい電話機は小さくて見た目もかわいいし、これで十分。
そう思ってかれこれ10年ほど過ごしてきたのだけど、ここへ来て急にFAX需要が高まって驚いている。
やっぱり、FAXって家にあったほうがいいものなのかしら。
今日たまたまFAXを使う用事が重なってしまっただけで、しかも、どちらも感染症対策に絡んだ非常時対応なわけで。
ここをガマンすればまた10年ぐらいFAXを使わない日々が続くのかもしれないと思うと踏ん切りがつかないが、一方で、ひょっとしたらコロナの影響により世界が変わって、これからはFAXをバンバン使う時代が来てしまうのかもしれない、とも思ったり。
さあ、どうする?
とりあえず、FAXっていくらぐらいするのか、20年前のFAXと比べて機能が良くなったりしてるのか、何もわからないので明日にでもちょっと調べてみようと思います。