今日の午前中スーパーに行きました。
現在春休み中で子供も家にいるので、いつも昼ごはんに頭を悩ませています。
今日は、食材の買い出しのついでに昼食用の菓子パンを買うことにしました。
そこのスーパーでは店内調理の焼きたてパンのコーナーがあって、棚にズラッとたくさんの種類のパンが並んでいました。
普段から「こちらのコーナーのパンどれでも1個100円」といって販売されているのは知っていました。その辺の焼きたてパン屋さんの相場から考えるととても安いと思うのですが、今日はさらに「3個まとめ買いで280円」の割引を実施していました。
張り紙はもちろん、設置されたスピーカーでその内容を連呼していましたので、わたしも3個まとめて買うことにしました。
焼きたてパンのコーナーにはトレーの上にはだかで陳列されているものと、調理系のパンでビニールでパッケージされているものがありました。パッケージされているパンには100円の値札とバーコードが付いています。はだかのものは当然値札シールがありません。
わたしは、はだかのパン2個をコーナー備え付けのパン用袋に入れ、パッケージされたパン1個はそのまま取ってカゴに入れ、レジに行きました。
同じ「焼きたてパンコーナー」に陳列されていたものから3つを選んで取ったのだから、これで当然3個まとめて280円の割引価格が適用されるものと思ってお会計をしました。
ところが、レシートで確認すると「焼きたてパン2個」「調理パン1個」と別々に計算されていて、まとめ買い割引が適用されていませんでした。
レジの担当者に聞いてみると、「調理パンと焼きたてパンは別の扱いになるので、これはこれで合ってます」との答えです。
「えーーーーー」
と思いつつ、微々たる金額の話なのでこれ以上ゴネるのもアレなので諦めることにしました。
ただ、
「それなら、売り場の表示を直したほうがいいですよ。すごく紛らわしいと思います」
とだけ注文をつけました。
わたしはレジから離れてサッカー台に向かい、レジ担当の店員さんはその後駆け足で売り場の奥に消えました。
ほどなくして、別の店員さんが奥からあらわれて、
「さきほどのパンの件ですが、どのような内容でお買い上げになったのか見せていただけますか」
と声をかけてきました。内容を見て、
「あー、なるほどですね。申し訳ありません、焼きたてパンと調理パンは別なんですよ」
と言うので、
「そうですか。まあ、いいんですけど、同じ棚に並んでたし、全部100円だから、わたしは割引になるのかなと思ってしまいました」
「すみませーん、別なんですよね…」
「だから、それならそれで仕方ないですけど、紛らわしいんじゃないですかと言ってるだけです」
そしたら、その店員さんも
「すみません、このままもう少しお待ちいただいてもいいですか」
と言って店の奥に走って行ってしまいました。
こちらは袋詰を終えて帰る準備ができていたので正直もう帰りたかったのですが、しばらくしたらまた同じ店員さんが走ってきて、
「すみません、やっぱり割引の対象になるそうです。ご返金させていただきます」
と。
誤:(100円+消費税8円)✕3個=324円
正:セット価格280円+消費税22円=302円
訂正して、22円の返金となりました。
22円のために店員さん2人も走り回らせたのはちょっと大げさかなとも思いましたが、割引されるのが正当なのであれば、たとえ22円でも多く払いすぎるのは嫌です。
無理なものを値引きさせるつもりは全くなかったですが、黙って引き下がらずに、きちんと「紛らわしいと思います」と意見を伝えてみてよかったと思います。
わたしは昔からわりと、言いたいことが言えずに損をしてしまう方で、そんな自分のことが嫌いだったのですが、最近やっと恐れずに意見を言えるようになってきました。
それは年の功ということもあるし、あとは電話を取る仕事を経験して、はたらく人とコミュニケーションを取ることに慣れたからだと思います。
たかが22円、されど22円。
ま、時間を節約したければ、微妙な販売方法のものには近づかないのが一番なんですけどね~。