あてもなく

誰かへの手紙

「コロナが怖いからエコバッグ使いたくない」だとー?!



わたしの友人の中でも一番コロナを怖れまくってる友人の話。

以前ここでも話題にした。

 

www.atemonaku.com

 

7月からいよいよレジ袋の有料化が始まるね、エコバッグ使わなきゃねというような話になった時に彼女は言った。

 

「エコバッグはコロナ感染の危険があるから使いたくない」

 

と。

情報の確認

正直「は~?」と思ったのだけど、調べてみたら、確かに「エコバッグを介してコロナに感染する危険がある」というような考えからエコバッグの使用を中止する動きがアメリカなどであったようである。

国内でもそういった内容の「お願い」を出している自治体が見つかった。

 

www.pref.okayama.jp

 

<(3)エコバッグへのレジ対応>
・繰り返し使うエコバッグに付着したウイルスから、感染が拡大するおそれがあります。
・エコバッグへの商品詰め込みサービスを提供している店舗では、一時的に詰め込みサービスの中止をお願いします。

 

なるほどね。

「エコバッグから感染が拡大する恐れがある」とハッキリ書いてある。

 

それから、4月19日付の東京新聞のウェブサイトから。

ただし、こちらは「裏付けなし」という言い方。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

マイバッグ使用を巡っては、米東部ニューハンプシャー州が三月、コロナ対策のため食料品店でプラ製か紙製の使い捨てレジ袋のみ使用を認めると発表。東部メーン州もプラ製レジ袋を禁止する法律を留保し、発効時期を来年一月に延期した。これらの州は環境意識が高く、これまでマイバッグを推進していた。

米国では店員がレジで買い物客からマイバッグを受け取り、商品を詰めて客に手渡すケースが多い。店員と客の直接の接触が多くなることから感染への懸念が生じたとみられる。プラスチック業界団体による政府への働き掛けも強い。

一方、日本は客が自分で商品を詰めることが多く、米国とは事情が異なる。

 

記事の中では、エコバッグ(マイバッグ)を利用するにあたって危険なポイントは「客が持ち込んだバッグを店員が触ること」だとしている。

が、

アメリカでは店員がバッグに商品を詰める

日本では客が自分でバッグに商品を詰める

という違いがある。

よって「日本ではエコバッグ利用を禁止する必要はない」というのが日本政府の考え方。だから、7月からのレジ袋有料化は予定通り進めます、と締めくくられている。

 

先に紹介した岡山県のサイトでも「エコバッグへの商品詰め込みサービスを提供している店舗では、一時的に詰め込みサービスの中止をお願いします」という内容であってエコバッグを全面的に控えるようにお願いするものではなかった。

 

コロナ対策とエコバッグの関係についてのわたしが思うこと

わたし個人としては、エコバッグをやめて有料のレジ袋をつかうことにしたところで、飛躍的に安全性が向上するとは思えない。

カウンターで有料のレジ袋を「ください」とお願いすると、店員がカウンターの下から1枚袋を取ってカゴに入れてくれるわけだけど、店員がさっき現金を触った手でそのままこちらへ袋を寄越してくるのであれば、そのときに表面が汚染される可能性がある。

また、袋の中に入れる商品が元から汚染されていれば、袋だけが新品でもしょうがないよなって気がする。

スーパーの店頭ある商品というのは、様々な出発点から様々なルートを経て運ばれているものだ。そこへ至るまでにはたくさんの人の手がかかっているのだから、商品全部、ウイルス一粒付いてない完璧な状態であるはずがないと思った方が良い。

買い回りのときに使うカゴやカートだって、一定時間ごとに消毒する店は増えてきたみたいだけど、一人が使って返すごとに消毒されてるわけじゃないし。

そうやって全体を考えてみると、エコバッグを店員に渡して商品を詰めてもらうから危険で、エコバッグに自分で詰めるなら安全、というのもかなり怪しい話だと思う。

 

流通まで含めた「買い物」という壮大なプロジェクトの中では、「帰りにエコバッグを使うかレジ袋を使うか」なんてちょっとした「誤差」にしかならないはずだ。

 

結局のところ、感染症対策というのは「自分の目や鼻や口を触る前には必ず手をしっかり洗う(消毒する)こと」というのが最大にして最後の砦だと思う。

 

これは以前にも引用した記事。

 

toyokeizai.net

 

 手すりを何分おきに消毒すれば正しいのかとか、エレベーターのボタンを何分おきに消毒するのが正しいのかという命題には、答えはありません。

答えがないのなら、むしろどこにでもウイルスがいる前提で、手指消毒をして、鼻や口には触らないようにすることでリスクをヘッジしたほうが、より堅牢なやり方なんです。

環境を消毒してもきりがないから、手指消毒をする。この理屈そのものは理解できても、心情的に納得できない人もいるかもしれません。

こう言ったら失礼かもしれませんが、その納得できない心情こそが、我々の社会のいろんな問題の原因かもしれないと、ぼくは思います。

 

「エコバッグは危ない気がするからビニールのレジ袋を使う」

っていうのは、感染症対策としてはあまり意味がなくて、岩田先生のことばを借りれば「心情的に納得」するためにやることでしかないと思う。

1枚3~5円で片が付くことなので、やりたい人はそうすればいいし、わたしは3~5円といえどお金を余分に払うことのほうが心が傷むので、エコバッグを持ち歩く。

それでいいんだよね、きっと。

 

「レジ袋有料化政策」そのものについては思うところがそれなりにあって(わたしはレジ袋有料化にはどっちかというと反対です)それは前にも少し触れたことがあったし、また別の機会に語るかもしれないけれど、今日はとりあえずコロナ関連の話だけで終えようと思います。

 

まとめ

最近、その友人と話をするとモヤッとすることが多い。

家族の誰が発熱してるわけでもないのに体温計が欲しくなって、身近な店で手に入らないと大騒ぎしてみたり。(結局遠方の親類に頼んで送って貰ったとか)

体温計が買えなかった教訓を活かして、品薄になる前に「パルスオキシメーター」を買ったりとか。

パルスオキシメーターってなんぞやって思った方は「パルスオキシメーター コロナ」で検索してみてね。

 

なんとなく不安だとかなんとなく安心だとか、そういう心情的な部分での納得を追い求めて不確かなことをさも確かなことのように言い回るその姿勢が、わたしの価値観と全く合わないので、とてもイライラするんだろうなと思う。

わたし自身、ストレスの多い日々の中で余裕がなくなって、イライラしやすくなってるんだよなあ。

こういう時には、勇気を持って離れるという選択もありなのかなあ。

 

彼女の話が流れてくるのは学生時代の友達と複数名で作っているLINEグループの中なので、わたしがそこを開かなければいいだけの話なのだけど……。