あてもなく

誰かへの手紙



とうとう「まだ働かないの?」と聞かれる季節がやってきた

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わたしは昨年の11月に3年あまり勤めたパート先を辞めました。

「子供の受験をサポートするため」をメインの理由として退職を願い出たので、その経緯を知っている元同僚や近所の友達などからは、最近よく

「もう仕事はじめた?」

「仕事、見つかった?」

とか聞かれるようになりました。

 

もう中学の卒業式も終わり、あとは高校入学を待つばかりなのですから、そのように思われるのは当然だと思います。

やっぱり傍から見ればわたしのような立場の人間は、働くことが既定路線なんでしょうね。身の回りの、子供がある程度大きい人は大抵何らかの仕事を持っていますし、それどころか、子供を保育園に預けて働くお母さんは以前のパート先にもたくさんいました。

ましてやわたしはかつて「働くの大好き」を公言していてそれなりの適性も発揮していたので、まず仕事を辞めたこと自体に驚かれたぐらいでした。

 

確かに、働きたいならそろそろハローワークに行って、面接の一つも受けていないと4月から働くことは難しいでしょう。

「40代主婦はなかなか仕事が見つからない」とも一般的に思われていますので、そういう意味で、「仕事見つかった?」と心配して聞いてくれているのかもしれないです。

 

だけど。

実はわたし、もう働きには出ないかも、と思ってるんですよ。

 

なので、新しい仕事について聞かれると、いつも答えに困ります。

「いえ、もう働くつもりはないの」と答えてしまうと、「え!なんで!」ってなりますよね。

それに対してどのように答えれば良いのかよくわからないし、自分自身もまだ迷う気持ちがどこかにはあるので、現時点では

 

「子供が高校に通い始めて落ち着くまでは、とりあえず何もしないつもり~」

 

などと答えをぼかして逃げています。

そんな逃げ口上も、もう1ヶ月もすれば使えなくなってしまうけど。

 

この、ただ「働きません」と答えるだけのことにまとわりつく難しさはどこから来るんだろう…。

などとぼんやり考えていて、ふと自分で書いたブログ記事のことを思い出しました。

www.atemonaku.com

 

記事を書いてから2ヶ月過ぎた今になってもう一度考えてみるのですが。

この記事もそこまで踏み込まないし、みんなすっとぼけているけれど、

今の世の中で主婦が「わたし、働きません」と専業主婦宣言をすることの何が一番ヤバいかって、それはぶっちゃけ、 

「うちは夫だけの収入でやっていけます」

 と公言することと同義だからなんですよね。

 

そもそも、人が働く働かないを選択するにあたって、「輝く」とか「活躍」なんて本当はめちゃくちゃどうでもいいことであって、一番大切なのはお金の問題です。

多くの主婦が働くことを選択している今の世の中で、当事者である兼業主婦のほとんどは、「自分が働いてやっと、貯金や娯楽も含めて自分が最低限と考える家計がきちんと回っている」と考えていると思います。

そんな中にあって、主婦が働かない選択をすることは、もはや「ちょっと勇気がいること」になりつつあるんじゃないでしょうか。

だって、それを聞いた誰かから、「働かなくていいなら、あたしだって働きたくないわよ」みたいにトゲを含ませてこられたら怖いじゃないですか。

 

実情は、わたしが働かなくなった分貯金や娯楽に当てられるものは以前よりは少なくなったし、家事を軽減させるためにしていた出費なんかはおおむね廃止になりました。だから手放しに「働かなくていいならうらやましい」ってわけにはいかないですよ。以前より不自由なこともいっぱいあります。 

ですが、それでもなお、自分の1時間を1000円にも満たない時給と交換することは割に合わないとわたしは思うので、仕事を探すのはやめようと思っています。

 

街を歩くとつい求人の貼り紙をつい見てしまうのですが、ほとんどの求人が「時給 960円~」となっています。神奈川県の最低賃金が時給956円ですから、まさに最低賃金スレスレです。これが非正規求人の実態です。

家庭に重心を置きながら、短時間だけ、扶養の範囲で働こうとすると、960円スタートの非正規以外の働き方はほぼありえないでしょう。

年収にして100万円そこそこです。

 

これまでの経験を踏まえて、今は少しそういう働き方からは距離を取ってみることにします。

その分、家計をきちんと管理して家族の世話もしっかりしながら、いろんな物事を見聞きしたり、資格の勉強をしたり、文章を書いてブログに載せたりしながら自分の価値を高めることに時間を使っていきたいと思います。

 

さあ、次に「まだ働かないの?」って聞かれたら、何て答えましょうかね。