あてもなく

誰かへの手紙

変わってしまったのは、わたしのほうね



緊急事態宣言が解除されたから、というわけでもないけれど、今日は久しぶりに以前ひいきにして通っていた激安スーパーまで足を伸ばしてみた。

激安スーパーでは買えるけど、地味スーパーでは買えないという品物がそろそろ欲しくなっていた。

最近定番で通っていた「家から一番近い地味スーパー」の地味な品揃えにずいぶん飽き飽きしていたので、そろそろ変化をつけたいなあと思っていたところだった。

 

しかし、結論から言うと「行かなきゃよかった」ということになってしまいました。

 

理由その1 品薄が解消していない

最後にその激安スーパーに行ったのは、家計簿情報によると4月2日のこと。首都圏に緊急事態宣言が出る少し前のことだ。

その最後の買い物の時に、ずいぶんと品切ればかりで空いた棚が目立つようになったなと感じた。それで、しばらくこの店には来ないようにしようと思ったのだった。

そもそも、この店は激安で有名な店なので、平日でも時間帯によっては別棟の特大立体駐車場が満車になってしまうぐらいだ。

コロナ禍で「買い物回数を控えよ」とのお達しが出たにも関わらず混雑は続いていた。それどころか、コロナの影響が出てから逆に混雑が激しくなっているぐらいだった。

(おそらく来店人数はそれほど変わらないのだろうが、客あたりの買い物量が増えてレジに時間がかかるなどして、滞在時間が延びたのが原因だと思われる)

リスクを取っても品揃えが良いなら利用する理由にもなるが、混んでるわ品揃えも悪いわでは話にならない。

 

あれから2ヶ月が過ぎて、客足はともかく、品薄状態はある程度解消されているに違いないと期待を持って出向いてみたわけだけれど、まだ全然ダメだった。

 

今日はベーコンとホワイトソースの缶詰が買えず、ガッカリ。

特に、ベーコンは地味スーパーで売ってるやつより美味しくて気に入っていたものだったのでとても残念。

マスクとかアルコールとか、今だと小麦粉とか、全国的に品薄なものなら仕方ないけどさ、そういうんじゃなくて、地味スーパーではいつでも必ず買えるようなものが所々品薄で棚が虫食い状態になっているのは残念だなあと思う。

 

理由その2 クレジットカードが使えない

正確には、クレジットカードも使えるのですがね。

そこの店って一応メンバー制になっていて、レジで会員証を見せると買い物金額から3%割引になる会員価格が適用されるのだけど、クレジットカードで支払うとその会員価格が適用されなくなってしまうのだ。

5000円の買い物で150円ほどの差だけど、そうと知ってわざわざクレジットカードを使うのはどうにも気が進まない。

(そもそも、客の支払い方法によって支払金額に差を付けるのは厳密にはクレジットカードの規約違反なのですがね。ただ、正味の会計ではなく”会員割引”という部分での操作なのである種抜け道のような形ですよね。元カード会社勤務としてはあまり感心しないなあと思います)

 

一方、コード払いができるスマホ決済のLINE PayやPayPayなら、キャッシュレスでも会員割引がそのまま適用されるので以前はその店で買い物するときはLINE Payを利用していました。

それで今日もLINE Payを利用しようとしたところ、チャージ金額が不足している。

会計してもらいながらその場でチャージしようとしたら、「Face ID」の壁が発生。

マスクをしていたためFace IDが機能せず、しかも代替となるパスコードが全く思い出せずチャージを断念。

仕方ないので現金で支払うことにしたのですが、もうかれこれ何ヶ月も現金を使わない生活をしていたせいか小銭が上手く扱えず、10円玉をその場でぶちまける事態に。(慌てすぎ!)

店員さんには迷惑をおかけしました。

 

そもそも、コロナ世界になってからわたしはあまり外でスマホを触らないようにしているので(帰ったら消毒しなきゃいけなくて面倒だから)、コード決済自体ホントはあんまり使いたくな感じなのよね。

今は、Apple Watchで支払えるiDかクレジットカードしか使いたくない。

 

その点、最近よく利用している地味スーパーでは、クレジットカード決済が現金に対して差別されることもないし、キャッシュレスポイント還元であとからポイントが5%還元されるのでとてもスマート。

 

理由その3 やっぱり相変わらず混んでる

理由1のなかで触れましたが改めて。

混んでるんですよ、あんなに品薄で不便なのに。

確かに、商品は全般的に他のスーパーより1~2割ぐらい安い価格設定で、さらにそこから3%の会員割引だからね。

人の習慣ってそう簡単に変えられないのかもなあ。

まあ、わたしもちょっと期待して行ってしまったので、今日の混雑を作り出した原因のひとりなんですけどね。

でもね、もう行かないかな。

 

時代は変わった。いや、変わったのはわたしのほうね。

激安スーパーの良いところは文字通り激安なところ。生鮮食品も加工品も大体近隣のスーパーより1割から2割程度安い。冷凍食品なんかも爆安で。

そして、以前は品揃えもかなり良く、種類も豊富だった。

商品の回転が速いためいつ行っても商品が新鮮で、活気のある良いスーパーだった。

混んでいるのが玉に瑕だったけど、コロナ以前の世界ではある程度までなら「混んでいる」ことはそれほどマイナスの要素ではなかったのです。

 

一方、家から一番近い地味スーパーは、あまり派手な売り出しをしないし、PB商品多めでパッケージからしてなんか地味だし、いつ行っても空いてて元気のないスーパーだなという印象だった。

とはいえ、近いし空いているのでちょっとしたものを急いで買いたい時には重宝していて、大体月に2回ぐらい足を運んでいたかなあ。

 

コロナ禍の影響により、この2つのスーパーの地位がわたしの中でガラッと逆転してしまった。

今では、お値段や雰囲気なんかよりも、確実に買えること・支払方法がスマートなこと・空いていることが何より大事。

激安スーパーのようなファンが多いお店というのは、非常事態で物流が不安定になった時には、商品の奪い合いになりがちなのかもしれないよね。

そして、パッとしないPB商品が多いことも、地味スーパーの品揃えを救っているのかもしれないなと思いました。

(わたしもこないだ、今まで買ったことないPBのマヨネーズなんか買っちゃってさ)

 

緊急事態宣言が解除され、また世の中の雰囲気は変わるのかもしれない。

だけど、この数ヶ月の間にわたしの価値観が大きく変わってしまったので、もう、次にどんな世の中がやってきても、混雑する激安スーパーに飛び込んで不便な支払方法でお会計をする自分に戻れる気がしない。

 

「過去の店」に行ってそんなことを考えました。