あてもなく

誰かへの手紙

最近の活動報告と、またブログに戻ろうかなあという話

前回のブログ更新から、また1ヶ月以上時間があいてしまいました。

やはり、「書いても書かなくても良い」となると、何日でも書かずに済ませてしまうのがわたしという人間です。

この点については、いつも反省しているというかなんというか、どういうスタンスで向き合っていくのがいいのか迷い続けてる感じですねえ。

いっそ以前みたいに「毎日書く!」って強制しちゃうほうが自分の心の安定のためにはいいのかもしれないと思ってます。

 

さてさて。

といっても、ずっと何も書かずに暮らしていたわけではなくて、なんやかんやでいろいろ文章は書いていたんですよ。

一番大きかったのは、区役所が発行している地域活動紹介誌のライターとして取材に行って文章を書いたこと。

といっても、一介の主婦がいきなり「ライターです」と突撃したって取材させて貰ったりできるわけはなくて、これは区役所が主催する「市民ライター養成講座」の企画なんです。

その講座のゴールが「地域活動紹介誌に掲載する記事を書く」というもので、わたしはその講座に受講生として参加しました。

講師は、地元のコミュニティメディアを運営しているNPO法人の代表者で、元々雑誌編集者やライターの経歴をお持ちの方。

まずはその講師から取材の方法や文章の書き方まとめ方などレクチャーを受け、その後は役所が用意してくれた取材先へ出向いて話を聞いて執筆。

提出した文章は、後日講師が赤ペンで直しを入れて返却してくれます。

受講生同士でお互いの文章を読み合って意見を出し合う会を経て、講師の赤ペンやみんなの意見を参考に文章を練り直し、改訂版を改めて提出、という流れですね。

 

今は、その改訂版を提出し終わったところで、わたしもちょっとホッとしているところなのです。改訂版にはさらに直しが入ることもあるらしいですが、ちょっとした誤字の訂正や字数の調整であれば講師が黙ってよしなにしてくれるということなので、改訂版を出してしまえばわたしの課題は実質完了したと思って良さそうです。

要は、講師がこの地域活動紹介誌の編集長なので、受講生がどんなものを出そうが最終的には編集長がガッツリ書き直して形にしますよって話ですね。

だから、こちらはライターって言っても責任はそんなにない。市民サービスっていうか、接待っていうか。

ただ紹介誌を作って配るだけではなく、取材と執筆にも市民を巻き込むことによって、より地域活動に関心を持って貰いたいという役所の考えがあるのだと思います。

実際、わたしなんかは紹介誌の存在自体知らなかったぐらいなので、まさに役所の狙い通りですよね。おかげさまで地域のことにも以前よりかなり詳しくなりました。

サポートしてくれた役所の担当者の方とも顔見知りになったので、今後何かで役所に行った時にも気軽に会話ができそうです。

 

この講座、結構人気があるらしくて。半年ごとに受講生を募集してやってるらしいんですが、受付開始後すぐに定員が埋まってしまうんですって。

案外「書きたい」という気持ちがある人って世の中に沢山いるものだなあと思った次第です。

こういう講座に申し込んでくるからには、みなさんそれぞれ個人的に自分は文章を書くのが好きだし得意だと思っている方が多かったと思います。

実際にミニコミ誌のライターをしているような方もいましたしね。

そういった、いろんな人の書いたものと自分の文章を見比べて、わたしの文章の良いところ悪いところを知る事ができました。

具体的に言うと、わたしの文章の良いところは、理屈や時系列が整っていること、言い回しがサッパリしていて読みやすいこと。悪いところは、ちょっと情緒や温かみが足りないこと、あっさりしすぎて感動が足りない。って感じでしょうか。まあ、持ち味と言えば持ち味ですけどね。

たしかに、自分で読んでみても「本当に取材に行って本人に会ってきたのかな?」って思ってしまうぐらい取材相手の体温が消えてしまった感はあったので、書き直しの時には少しその辺工夫しようと頑張ってみました。

自分的には、書き直す前のほうが勢いがあって好きだったかも、と密かに思うところもあるんですけどね。ブログなんかは書いたらすぐ出しちゃうので、書き直しという作業自体に慣れてないんでしょう。

この後編集長がどんな仕上げをしてくれるのか楽しみです(無責任)

よほどの直しがあればまた連絡が来るそうですが、初稿の段階でまあまあ褒めてもらえていたのでおそらく大丈夫でしょう。

 

ということで、ここ1ヶ月ぐらい、ブログとはまた違った形で文章というものに真面目に向き合っていました。

いろいろ大変だったけど、やっぱりわたしは文章を書くのが好きなんだなあと再確認することができました。

市民ライターはこれで終わりなので、やっぱり自分が何か書くとしたらその場所はこのブログでしかありえないわけです。

毎日書く、とまではまだ言い切る勇気はないけれど、ちょっとは今までよりブログのこと考えながら過ごすようにしてみたいと思います。