あてもなく

誰かへの手紙

胡散臭い人と胡散臭い話

さてさて、今日は、リアルには誰にも言えない悪口を言いまーす。

 

身近にいる、めっちゃ胡散臭い人の話!

 

子供関係で知り合ったお母さんなんだけど、わたしから見るとずいぶん胡散臭い商売をやっている人がいる。

いわゆるネットワークビジネスっていう手法で商品を広めている企業の「認定アドバイザー」的なやつをやってるそうだ。その手の商売は「お友達」に「おすすめ」をすることで市場を広げる手法を採っているので、テレビCMなんかは流れない。から、知る人ぞ知るみたいな感じだと思う。

 

彼女はきちんと親の集まりに顔を出して活動しているけど、それも言ってしまえば仕事のうちなんだろなと思う。もちろんそれ以外の考えもあるのだろうけど。

人として好かれてないと商売どころじゃないからやっぱりその人は親切だしとても面白い人で、とはいえそれなりにアクの強いところもあって、それがまた魅力の一部になっているという感じだ。まあ、いい人といえばいい人なんだよ。

 

早い段階で彼女がそういう商売をしている人だということはわかっていた。

わたしはそういうのにはすぐ拒絶反応が出てしまうタイプなので、内心「うわー」とは思ったが、だからといって完全にシャットアウトしてしまうのも大人としてどうかと思うので、都合の良い部分だけ見て付き合っているという感じだ。

 

先日、その方面の仲間内で集まって食事をする機会があって、その中に彼女もいた。

宴もたけなわな頃、自然な流れで彼女の商材をおすすめするターンがやってきた。大体彼女はいつもそうだ。

その中で、そこにいない共通の知人の名前をいくつか挙げて「誰々さんも、誰々さんも、わたしのご紹介で商品を購入してくれていて」という話が出てきて、わたしはその手の早さにびっくりした。

さすが彼女、海外の本部に呼ばれて表彰されたりもしているだけのことはあるのだ。

(ちなみに、昔から有名なAとかTとかではないよ。なんか新手のやつ。)

 

「誰々さんも買ってる」はウソではないと思うんだよね。ちょっと話せばすぐわかっちゃうことだし。

押し売りしているわけではなさそうだから、買った人は商品を「良い物」だと納得して、それなりに高いお金を払って買っているんだと思う。

 

内容としては、まあまあ昔からある美容・健康に効果があるとされるちょっとおしゃれなアイテムを、なんだかんだ高品質を謳って若干高値で売りさばいているような形。

セールストークはなんか全体的にふわっとしてるけど、どこを切り取ってもニセ科学的で、わたしは大嫌いだ。

正直、売るヤツも買うヤツも、バカなんじゃないかなって思ってる。

わたしはバカにしてるだけだけど、そこの団体は一般的な使い方より少し過激な用法用量で使うことを勧めていることから、ネットでちょっと調べてみると、その商材や使用方法を真面目に危険視する声も結構引っかかってくる。

とはいえ、そっち側が根拠とする「科学」にもちょっと胡散臭さがつきまとうので、わたしとしてはどっちもどっちかなあ、と思う。

とにかく、できれば、あまり関わりたくはない世界である。

 

わたし自身はまだ直接的に「買いますか、買いませんか」と迫られたことはないので、これまでセールストークを受けても「へーえw」と適当に受け流して済ませているのだけど、もしYesかNoを迫られたら、「No」を出すしかないので嫌だなあと思う。

わたしがYesと言うことはあり得ないからね。

わたし、見た目はおっとりだけど、要らない物は要らないって言うからね。

 

ていうか、こういうことである程度成功してる人って鼻がきくから、わたしが内心バカにしていることにも気がついているのかも。

だから、わたしは「買いますか、買いませんか」に追い込まれていないのかも。

そんな気がしてきた。

 

とはいえ、この関係、期間限定のお付き合いではあるので、時期が過ぎれば自然に関係も切れる。

だから、今はトボけた顔して当たり障り無く過ごしている。

この先も当たり障り無く残りの日を過ごしてしまいたいものである。

 

いやー、いろんな人がいるよねえ。困ったモンだね、ほんと。