先日、めちゃくちゃ効果があると書いた「パースピレックス」について。
ますます効果が冴え渡っており、QOL爆上げを実感しています。
先日こちらに書いた時はまだバイトの時に制服に小さな汗染みができると書いていましたが、今週に入ってからは、汗染みがゼロになりました。
現在では3日おきの塗布に移行していますが、皮膚も慣れてきたみたいで全然刺激を感じなくなりました。
とにかく、良いことずくめ。本当に、もっと早くやっとけばよかったよ!
てなわけで、これからも末永く使い続けたいと思うのですが、この商品、欲しいと思った時にサクッと手に入りづらい点が非常に不便だと感じます。
海外からの取り寄せなので注文から手元に届くまで2週間弱かかりますし、それ以前に、楽天のショップでは時々品切れ状態になることがあって、思い立った時に即注文できるとも限らないのです。
なんでこんなに効くのに入手困難なのかしら。どうにかなんないの。
ひょっとして、国内で流通している商品で類似のものがあればそれが一番助かるんだけど。
というわけで、ちょっと調べてみました。
汗が止まる仕組み
パースピレックスは、液の中に含まれる、ある成分がワキの汗腺に入り込んで固体化することで栓になって汗が出てこないようにするという仕組みで、物理的に汗を止めるものです。
ということであれば、同じ成分が配合されている制汗剤みたいなのが日本でも作られていれば、わざわざパースピレックスを海外から取り寄せなくてもいいのではないでしょうか。
その成分は「塩化アルミニウム」という名前の化学物質です。
結論から言いますと、「塩化アルミニウム」配合の制汗剤、すぐ見つかりました。
オドレミン
こちらのオドレミンという制汗剤は国内の製薬会社が製造しているもので、結構昔から流通している商品のようです。
なんかクラシカルなデザインのパッケージですよね。
Amazonで25ml×2個2693円ですからパースピレックスより相当割安に感じます。
普通の瓶に入っているので、指に少量取って汗の気になる部分に直接塗るみたいです。それだと少々不便なので、たとえばロールオンできる詰め替え容器などに入れて使ってみるといいかもしれないと思いました。
普通のドラッグストアでも買えるのかなあ。今まで見たことないんですけど。
また、今度ドラッグストアに行ってよく売り場を確認してみたいと思います。
塩化アルミニウム溶液
「塩化アルミニウム」で検索すると皮膚科の医院や日本皮膚科学会のサイトが出てきます。それらに記載されている情報を総合すると、多汗症の治療のために塩化アルミニウム溶液を処方することは普通にあるそうです。
参考までに、調剤薬局の楽天ショップが販売している商品へのリンクを貼っておきます。
こちらなら、30ml×3本で1500円ですよ。安!
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ワキ汗治療に塩化アルミニウムはなぜマイナーなのか
こうして調べてみると、塩化アルミニウムって、昔から皮膚科などで多汗症の患者に対して一般的に処方されている汗止め薬であることがわかりました。
しかも、めちゃくちゃ効く。それなのに、なんでこんなにマイナーなんだろう。
こないだワキ汗で皮膚科にかかったときも、先生ったら塩化アルミニウムのことなんか一言も言わなかったし。
わたしの意地悪な想像ですけど、多分ねえ、塩化アルミニウム溶液の処方なんかじゃ儲からないからかもしれないですねえ。
ワキ汗で皮膚科にかかって治療するというと、最近はボツリヌス療法(いわゆるボトックス)という感じになってますけど、先日書いたとおり保険適用で3万円なわけです。
3割負担で3万円ってことは、全部で10万円ですよ、10万。
薬価と治療費の内訳とかちょっとわかんないですけど、まあ、儲かりますよね。
塩化アルミニウムは、数日おきに塗り直す必要がありますが、ボトックスだって、ずっと効果を持続させようと思ったら半年ごとに注射を打ち直す必要があるわけですから万能ではありません。しかも、ボトックスは両脇合計40~60回針を刺すっていうじゃないですか。
それでも、人によってはボトックスじゃワキ汗ゼロにはならないって話もちらほら。
あな、恐ろしや。
まとめと、今後の方針
パースピレックスの有効成分は塩化アルミニウムであり、塩化アルミニウム配合の制汗剤は国内でも手に入ることがわかりました。
国内でも手に入るそれらの製品がパースピレックスと同じかどうかはまだ試していないのでわからないけれど、効く可能性が高いとわたしは思います。
効果と使用感がどのようなものかは、これから自分で身体を張って試してみたいと思います。
おそらく、何らかの諦めがつくまで一生使い続ける事になると思うので(笑)