一人旅・1日目の続きのお話。
松本市街で見つけた「古い建物」コレクション
信毎松本専売所
地元大手の新聞販売会社みたいですね。
とてもクラシカルな雰囲気だけどとても綺麗だし、もしかしたら古くないのかもしれない…。と思って調べたら…。
というところにこの建物が出てきました。やっぱり最近の建物だったんですね。
古い建物好きとしてはちょっぴり残念。でも、さすが受賞されるだけのことはありますね。とても素敵な、趣のある建物です。
カレーの店デリー(閉店)
中町通り。こんな見た目ですけど、カレー屋さん…だったそうです。
お店、やってないなーと思ったら昨年閉店されたようです。
なんだか貴重そうな建物だけど、どうなんでしょう。
使われない建物は傷むのも早いというし、ちょっと心配ですね。
ミドリ薬品
こちらも中町通り。
これこれ、こういうやつ好きやねん。って、秩父に行ったときも思いました。
こういう建物は「看板建築」という名称がついていて、大正後期から昭和初期の頃に流行った建築様式だそうです。鉄筋コンクリートの西洋建築を建てるほどの資力がない中小規模の商店に多く見られる西洋風の外観を持つ店舗併用の都市型住居、というなりたちのようですね。
「薬」というそのものズバリの漢字を月桂樹(?)で囲んだレリーフがかなりのインパクト。
ところで、店先の丸型ポストがあざといですね。松本市内で少なくとも3台は見かけました。
松本市営上土団地
珈琲まるもの、女鳥羽川を挟んで向かい側に建っている、ちょっと大正ロマンな雰囲気のビルが気になりました。もしかしたらこれも「古い建物」ではないかもしれない。
ということで調べたところ、これは旧松本市役所跡地に建てられた市営住宅で、やはり旧松本市役所を「イメージ」して建てられたとのことですがどうやら全く別物らしいです。でも、これが市営住宅とはちょっと驚きです。
1Fのテナントは「セラミカ」というポーランド陶器を扱うお店が入っていました。
(番外)かわいい看板
スキー毛糸
「スキー毛糸」って何よ、めっちゃかわいい。
松本城ほど近くの「丸や毛糸店」さんの店先。お店として営業しているのかどうか微妙な感じです。もしかしたら、もう普通に住居として人が暮らしているだけかもしれません。
さて、このときは長野だからスキーが盛んで「スキー毛糸」かと思ったのですが、どうやらそうではなくて、普通に毛糸のブランドみたいです。
スキー毛糸のブランドサイトがありました。ご参考まで。
伊原漆器専門店
漆器屋さんの看板。獅子と牡丹。勇ましいはずの獅子ですが、バラを背負って(本当は牡丹)なんだか乙女チックにも見えます。
汁椀の形でズバリ「漆器」っていうのもかわいい。中町通り。
夜の街へ
松本市時計博物館。日が暮れる頃になると、シンボルの大きな時計がライトアップされていて綺麗でした。
さて、「夜の街へ」と言っても明日は早起きして山へ行くので飲んだくれるわけにはいきません。また、ホテルのサービスでちょっと素敵な温泉へ連れて行ってもらうことにしたので送迎バスの時間にはホテルに戻ります。
なんだかいろいろ迷った末、「バル」という形態のお店に入ってしまい、旅先感のない晩餐となりました。もっとごちゃっとした居酒屋に突入して郷土料理を堪能するべきでしたが、なんか綺麗そうな店に逃げちゃうところ、わたしは詰めが甘いのです。
とはいえ、地元では人気のお店みたいでご予約のお客さんが大半でした。
ビールとグラスワイン赤白1杯ずつ。昼のあとあまり時間が開いておらずお腹が空いていなかったので、すぐにお腹いっぱいになりました。
高級ホテルにお風呂を借りに
今回の旅で密かに楽しみだったのがお風呂。
今夜の宿・エースイン松本の宿泊客は、同じアルピコホテルグループの高級ホテル「美ヶ原温泉 翔峰」の日帰り温泉利用ができるのです。
チェックインの時に利用券をもらって、送迎バスに乗せてもらえるようお願いしておきました。バスは毎晩18時半・19時半の2便出ていて、わたしは19時半にホテル前を出発する便を利用しました。
定刻通りにエースイン松本前を出発してから、松本駅前にあるほかのアルピコホテルグループのホテル2軒をまわってお客を集めます。全部で10名ほどだったでしょうか、女性6:男性4ぐらいの構成だったと思います。
バスに揺られて30分ほどで翔峰に到着しました。
翔峰は、駅前のビジネスホテルから来た者にはまぶしすぎる高級ホテルです。建物の外観もロビーの内装も、とにかく豪華。ここに泊まろうと思ったら、わたしの払った今夜の宿代の5倍ぐらいします(笑)
到着したのは20時ちょうど。そして、帰りのバスは21時に翔峰を出るとのこと。案外タイトなスケジュールなので、せっせと入浴します。
大浴場はとても清潔で広々としていて、気持ち良く利用することができました。時間帯が良かったのか、バスで来たお客以外に利用者はいませんでした。
サラッとした癖のないお湯でしたが、翌日の髪や肌が普段よりすべすべしていて、温泉効果にちがいないと思いました。
お風呂の様子を写真には撮ることはできませんので、のれんだけ。
お風呂の名前は「束間の湯」だそうです。
1時間の時間制限で、まさに束の間の出来事でした。
お風呂から戻ったら、もう今日のお楽しみはすべて終了です。
明日に備えて早々に寝ることにしました。