あてもなく

誰かへの手紙



松本・上高地へ 一人旅の記録(5) 2日目-2

松本バスターミナルを出発しておよそ1時間半。終点の上高地バスターミナルの2つ手前、大正池というバス停でバスから降りました。2つ手前といっても、エリアとしてはもう上高地の中です。

大正池から上高地の中心地である河童橋まで自然探究路というウォーキングコースが整備されていて、1時間ほどで歩くことができます。

まずは大正池から河童橋までのウォーキングを楽しんだ後にバスターミナルへ帰りのバス乗車整理券をもらいに行くという計画です。

上高地のウォーキングマップはこちらのサイトを参照するのがわかりやすいです。

上高地を歩こう(ウォーキングコース) | 上高地公式ウェブサイト

 

大正池から河童橋へ

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大正池から焼岳を望む(イメージ)

こちらの写真は、フリー画像サイトからいただいた大正池の写真。綺麗ですねえ。

そして、わたしが旅行当日実際に撮ったほぼおなじ地点からの写真はこちら。

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・・・・・・。

一応、同じ焼岳の写真なんですけどね。池の水も茶色く濁っていて全然きれいじゃありませんでした。

到着時点で既に雨は本降りでした。本当に大正池でバスを降りて良いものか迷ったのですが、「大正池でバスを降りて河童橋まで歩く」というのは前々から決めていたことなので、やはりとりあえず計画に従うことにしました。

大正池でバスを降りるとすぐ近くに公衆トイレがあったのでそちらで一旦トイレを済ませ、レインコートを着込んで傘をさしてウォーキングに出発!

 

大正池バス停で降りた乗客は、わたしを入れて5名。同じように河童橋を目指して歩きますが、とっとと歩いていくのはおひとりさまのわたしだけなので、あっという間に姿が見えなくなりました。

一人で森の中を歩くのは多少心細く感じましたが、実際歩きはじめてみるとかなり短い間隔でちょこちょこ案内板が設置されていて迷う心配はなかったし、時々は反対方向から歩いてくる人とすれ違うこともあり、完全にひとりぼっちという感じはしませんでした。

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アップダウンもそれほどなく、きちんと手入れされた道なので、体力のないわたしでも安心して歩くことができました。さすがに途中で雨が激しくなった時には、大正池でバスを降りたことを後悔しましたが…。

そんなこんなで大正池から梓川左岸を歩き、40分ほどでバス停1つ分ぐらい進みました。田代橋を渡ってここからは梓川右岸のルートになります。

 

田代橋を渡る手前のところに屋根付きの休憩所があったので一旦傘をたたんで雨宿り。

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これが、これから渡る田代橋。おおきく雨粒が写っているのがおわかりいただけるかと思います。

田代橋を渡った向こうには「ウェストン碑」という観光スポットがあるのですが、なんだかちょっと雨に降られ疲れてきたのでパスしてしまいました。

前をのんびり歩く人たちを次々追い抜かして、ひたすら歩く。ほどなくして、河童橋へ到着。

ウォーキングマップに書いてあるとおりちょうど1時間の道のりでした。

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河童橋に到着!うぇーい。

 

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河童橋の上から上流方面を望む。ていうか、何も見えないし! 川濁ってるし!

 

そのまま河童橋を渡って梓川の左岸へ戻り、下流の大正池方面へ引き返すような形で6分ほど歩くと上高地バスターミナルです。

バスターミナルの券売所で予定通り12時40分発の帰りのバスの整理券をもらい、しばらく建物の中で雨宿りすることにしました。

 

雨宿りと腹ごしらえ

バスターミナルの隣の建物は上高地インフォメーションセンターという施設になっていて、木製のベンチがたくさん並べられた広いスペースがありました。

わたしのような散策目的の客もいれば、上高地を起点にもっと本格的な登山に出かけるような人たちが、荷物を整えたり時間調整をしたりするために自由に利用できるようになっていました。大きなリュックを足下に置いてベンチで眠り込んでいる人もいます。

わたしもさっきまで着ていたレインコートを一旦脱いで荷物を降ろし、しばらく足を休めることにしました。

そういえば、今日はバス車中でドーナツと野菜ジュースをお腹に入れただけで1時間もせっせと歩いてしまったため、かなりお腹が空いていました。

手元のスマホで細かい天気予報を見ていると、あと1時間ほどで少し雨が弱まってきそうな様子が見て取れました。といっても、現時点ではそんなこと信じられないぐらいの大雨なんですけどw

まだ時間は9時前です。これは何ご飯になるのかわかりませんが、とりあえず腹ごしらえをすることにしました。

上高地バスターミナル2階には「上高地食堂」というお食事処があるので、一旦そちらへ移動です。

www.m-kamikouchi.jp

 

レストランというより学食という感じの雰囲気。それほど混み合っておらず、5~6人の大きなグループから2人組、単独客までがちらほら陣取って食事をしていました。これなら、雨宿りもかねてゆっくり食事ができそうです。

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わたしが注文したのは、朝定食(和)900円です。

普通に考えると少しお高めですけど、あったかいご飯とお味噌汁、鮭やお漬物の塩気や卵焼きの甘み、すべてが身体に沁みてとても美味しかったです。

給茶機が設置されていて温かいお茶がセルフで好きなだけ飲めるし、食事客は奥の綺麗なトイレが無料で使えます。

(基本的に、上高地の公衆トイレはチップ制で入り口の募金箱に100円程度の寸志を納める仕組みです)

 

ゆったりまったり和朝食をいただきながら、雨が弱まってくるのを待ちます。

この時は「こんなことならホテルの無料朝食を食べて、もっとゆっくり出てくれば良かったなあ」とか思っちゃったりしてたんですけどね。

今考えると、まあどっちでも良かったかなって。人生だいたいそんなもんですよねw

 

向こうのテーブルでは、わたしより少し年上の50代ぐらいの男女6人の山仲間グループが、学生のようにわいわい盛り上がっていました。

グループで山に来るのも楽しそうだなと思います。なんでわたしは一人で来てるんだろう。だけど、わたしはグループ行動には縁がなさそう。別に人が嫌いとかそういうわけではないけど、どっちか選べるとしたらやっぱり一人旅を選ぶような気がします。

盛り上がっている大きな集団に対して訳もなく気後れのようなものを感じてしまうのはわたしの良くないクセだよなあと苦笑い。

手元のスマホには、それぞれ別の旅先にいる夫や子供からちょこちょこLINEが届きます。遠くにいる家族と他愛ない雑談をしながら、雨宿りの時間を過ごす。

そう、わたしも別にひとりぼっちというわけではないのです。

 

そんなことを考えているとだんだん空が明るくなってきました。

わいわいグループの人たちがそれを見て「そろそろ行ってみようか」と立ち上がったので、彼らがお会計を済ませるのを見届けてから、わたしも散策第二弾に出発することにしました。

時間は10時少し前でした。