というわけで、MoneyForward MEというアプリを入れてみました。
わたしの場合、家計管理はスマホではなくPCでやりたい方なのでどうかなと思ったのだけど、登録したらWebとスマホアプリとどちらでも同じように使えることがすぐにわかった。
このサイトに飛んでみるとスマホアプリの説明ばかりなので、スマホ専用なのかなあと思ってしまったんだけど、よく見ると右上のほうに「新規アカウント作成」とあり、こちらから登録すればすぐにWeb版が使えるようになる。
もちろん、先にスマホアプリをダウンロードして登録した後でWebにアクセスした場合は、「新規アカウント作成」の隣にある「ログイン」をクリックして、スマホで登録したのと同じメールアドレスとパスワードを入力すればWeb版にログインできる。
Web版を主に使いたいと思っている人でも、アプリ版を入れておく方がおすすめ。
基本的な作業はPCの前に座ってゆっくりやるとしても、時にサクッと残高だけ知りたくなる瞬間があったりするので、スマホにアプリが入っていると便利。設定次第で「入金がありました」「出金がありました」等プッシュ通知してくれる機能もある。
MoneyLookが古いサービスであり、わたし自身も古い感覚のまま使い続けてしまったため、MoneyForwardは大変新しくて便利そうに感じられる。
その一方で、いくつか「どうかな」と思う点も見えてきた。
今日はその「どうかな」の部分から先に書いていこうと思う。
早速使ってみてわかったMoneyLookとの違い・デメリット編
無料版だと、登録できる口座の数が10社まで
一般的な家庭では、どれくらいの口座を持って家計を運用しているものなんだろうか。
うちは、銀行が5社・クレジットカードも5社ほど利用しているうえ、同じ銀行の中にわたし名義の口座と夫名義の口座があったりもするので、すべてきちんと管理しようと思うと無料版では足りなくなってしまう。
最低限の口座だけ登録して、最低限の機能だけで使ってみたけれど、やはりそれではかなり中途半端な管理しかできないことがわかってちょっと考え込んでしまった。
オートログインの機能がない
口座の残高やカードの引落し予定がずらっと一覧で見られたりするのは同じで、個別の口座の入出金明細までしっかり取ってきてくれるのはMoneyLookよりも優れているが、いざ、振込や資金移動などのために直接ネットバンキングのサイトにログインしよう、ということになると、自分でパスワードを入力しなければならない。
というのも、MoneyForwardは安全のため、保存したログイン情報を「口座残高の確認」と「明細の確認」(つまり、データを読むだけ)にしか使えないように設定しているのだ。
一方、MoneyLookの方はPCのローカルに「ログイン情報管理マネージャー」というアプリケーションをインストールして、その中にログイン情報を保管する形を取っており、そうやって安全を担保した上で、金融機関の本サイトへのオートログインを実現していた。
金融機関の本サイトへログインしてしまえば振込でもなんでもできてしまうので、確かにそれぐらいのことをやって安全性を確保するのは正しいと思う。
そして、逆に言えば、MoneyForwardはサーバー上にIDやパスワードを保存している形になるので、たとえ機能をデータを読むだけに制限しているとはいえ、MoneyLookよりちょっと安全性が低いかなと思えてしまう部分もある。
さて、次回はMoneyForwardの良い面について書きますね。