あてもなく

誰かへの手紙

KindleUnlimitedで啓発本を読みあさって気がついたこと

もう明日で切れるんですけど、KindleUnlimitedを3月から2ヶ月間契約してました。

Unlimitedはビジネス本というか啓発本に強いですよね。

 

先日から紹介してきた、

 

小さく始めて夢をかなえる! 「女性ひとり起業」スタートBOOK

 

 

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

 

も、Unlimitedで読みました。

 

2冊読んで、どちらも筆者が意図した役立て方ができたかどうかはわかりませんが、大体自分の考えは整理できたので読んで良かったと思っています。

これである程度用事が済んだので、一旦解約することにしました。

2ヶ月利用したので980円×2で1960円。

ここで紹介した以外にもたくさんダウンロードして、ちゃんと最初から最後まで読んだのもあればパラッと見てそっ閉じしたものもありつつ、まあ元は取れたかなと思います。

 

その中で、今日はこの本の話題です。

 

夢をかなえるゾウ1

 

昔、ブームになりましたよね。

軽く調べてみたところ、2008年のベストセラー第2位だったことがわかりました。

ちなみにその年の第1位はハリー・ポッターシリーズ最終巻「死の秘宝(上・下)」で、あとは「(血液型)自分の説明書」シリーズも流行した年でありました。

と、まあそれぐらい歴史のある啓発本なわけです。

 

でも、今読んでもそれほど古さを感じさせる表現もなく、文章も軽快で読みやすくわかりやすい本でした。1時間ちょっとで読めちゃった。Unlimitedだからこその消費のしかたですよね。

本書の中にも書かれているのですが、内容としては、古今東西のいろんなビジネス本や啓発本でも散々取り上げられている、結構スタンダードな考え方ばかりです。

ただ、それでも次々と新しい啓発本は出るし次々と売れてしまうのは、結局、多くの人はせっかく啓発本を読んでも、読むだけで満足してしまって実践しないからだと言います。

実践しないから変わらない、変わらないからまた変わりたくて新しい本を手に取ってしまう、という流れですね。

 

で、わたしはどうなんだろう、って思って読み進めてみました。こんな年でまだ迷子になってるぐらいだし、わたしなんかは、さぞかし未熟者なんだろうなあ、と。

でも、意外にそうでもなかったんですよ。

わたしは、ここで「夢をかなえるために、習慣にするべきこと」として説かれている目標のほとんどを、もう普通に達成して生きていました。

 

この物語は若手サラリーマンである主人公がゾウの姿をした神様「ガネーシャ」と出会い、一緒に生活をしていく中で成功へ近づいていくというストーリー仕立てになっているのですが、この若手サラリーマンが次どんなことでガネーシャに怒られるか、はたまた、どういうことをすれば「やればできるやん」って誉められるか、だいたいわかるぐらいには、わたしは神様寄りだったことがわかりました(笑)

 

それで、気がついたんですよ。

わたしは全然迷子じゃなかったなあ。

わたしって、むしろ夢をかなえた「成功者」だったのでは。

 

わたしは全然迷子じゃなかったし、むしろ夢をかなえてました。

 

この発見に、最近ちょっとハマってます。

 

非常に当たり前のことを言いますが、幸せとか、成功って、ひとくちにいっても人それぞれですよね。

芸能界の人気者や億万長者、金メダル級のスポーツ選手、そういう派手な人たちばかりが成功者ではないです。

と、わかっていたつもりだったのですが、それでもわたしは、たとえば

家庭だけでなく社会に活躍の場があって、奥さんとかお母さんとしてだけでなく自分の名前でバリバリ働いて、たくさん稼げる女の人が羨ましいって思ってました。

ブログやYouTubeがバズって本を出したりテレビに出演したりしてるインフルエンサー主婦を見て「どうやったらああいう風になれるんかねー」なんて羨ましく思ってしまうことがありました。

 

それに引き換え、わたしは才能も体力も忍耐力も運もないから、一生冴えない主婦のままなんだわ、と卑屈になったりもしたものでした。

 

でも、一度冷静になって自分にとっての「やりたいこと」「幸せ」というものを突き詰めて考えてみると、そもそもわたしは沢山働いてしっかり稼ぐ人になりたいわけでもインフルエンサーになりたいわけでもないことがわかりました。

だとしたら、わたしがそういう風になれないのは当たり前です。能力が足りないと卑屈になったり、やり方が間違っているのではと苦しんだりするのはちょっと違うなって思えてきました。

 

わたしに足りなかったのは努力でも才能でもなく、自分の求めるものと現状を正しく受け取る目だったのかもな、と思った次第です。

 

まあそんなわけで、いろんな本を読んでみると、それなりに為になることもあるもんですね。