あてもなく

誰かへの手紙

もうすっかり慣れました

いろんなことを「我慢」と思い、いつかそのときが来たらあれがしたいこれがしたいと考えていた時期もありました。

だけど、そんな風になってからかれこれ半年。

ついに、もうどうでも良くなりました。

 

今はもう、行きたいところもないし、欲しいものもないし、食べたいものもありません。

むしろ、この状況でどこかへ行こうとか何かを買おうとか考えることの方が嫌です。

それってなんか楽しいんだっけ?って感じですっかりピンとこなくなってしまいました。

最初の頃に「我慢は続かない」というようなことを書きましたが、ついに、この生活は「我慢」ではなくなって、これが日常になったのでした。

始まった頃は、事態が収束するのと自分が諦めがつくのとどっちが先かなと思ってたんですけどね。

元来、悪く言えば根気がない、良く言えば切り替えが早い性格なので。

 

そういえば、賑やかな場所に出かけることも、人との交流も、それほど好きではありませんでしたので、いわば現世への執着もそれほど強くなかったってことなんでしょうね。

だから、心はとても穏やかです。

 

最近は、テレビを早めに消すようにしているおかげで気が楽です。

感染者数が何人とかいうのも、以前はこまめに確認したりしてましたが、今では自然に耳に入ってきたときだけ「ああそうなんだ」って感じですね。

 

この先、世の中や自分の気持ちがどちらへ向かうかはわかりませんが、とりあえず、現時点でわたしのタスクは家の中にしかありません。

わたしが出来る方法で家族の快適な生活を支えること、それだけがわたしの仕事です。

 

時間はたくさん余りますが、使い道がない分は、まあ、捨ててしまえばいいと思います。

冷凍庫に溜まっていた冷凍ご飯と同じです。とっておいても仕方がないのです。

有意義に使わなければと思うとまた頭が変になっちゃいそうなので、今は考えないようにします。