あてもなく

誰かへの手紙

感染防止対策は、お客の為のものではないのだ



コンビニのビニールカーテン

発送したい荷物があったのでコンビニに行った。

最近はどこの店もレジのところにビニールのカーテン取り付けられている。

いわゆるアクリル板じゃなくて、薄いビニールの膜を上からぶら下げてあるようなやつ。そして、大体の店が換気のために出入り口のドアを開放してある。

 

荷物の発送をお願いしたら、自分で送付状を貼り付けるようにと言われシールを渡されたので、カウンターに置いた荷物にシールを貼ろうとしたんですけど、ビニールカーテンがモロに顔の前なので貼りにくいったら。

店の中に外の空気が入ってビニールカーテンがなびくので、うっかりするとカーテンが自分の顔に触れてしまいそうになる。

 

あのカーテンって、近く見るとなんかちょっと飛沫っぽいのが飛んで乾いたような跡が残ってるんだよね。つまり、実際カウンターの中と外で飛沫をガードするのに一定の効果はあるんだなーってことなんだけど、ということは、あのカーテン、やっぱりめっちゃ汚いってことですよ。

そのカーテンが自分の顔に触れてしまうなんて、絶対に避けなければならない。

 

今日はそれがかなり嫌だったので、今後はコンビニに荷物を発送しに行くのは今後控えた方がいいなあと思った。

(普段はPUDOステーションという無人ロッカーをよく利用するのだけど、今日はついでがあったので思わずコンビニに行ってしまった)

 

感染防止を頑張る歯医者

そもそも、今日わたしが外出したのは、久しぶりに歯医者に行くことにしたからだった。

3月初め頃に歯ぎしり対策のマウスピースを作ってから、1ヶ月後に経過を見てもらうはずだったのが緊急事態宣言が出たので一旦延期にしていたものだ。

かれこれ3ヶ月ぶりになるので、マウスピースの調整と、あとは定期検診とクリーニングもしましょう、という段取りだった。

歯のクリーニングは通常は超音波洗浄機という器具を使って行われる。

先の尖った金属の部品から超音波を出しつつノズルからピューピュー水も出す道具で、全部の歯をカリカリと掃除するやつ、わかりますかね。

キーキーと高い音が鳴るし、冷たい水が沁みたりするので、この器具で掃除をされるのは、わたしはあんまり好きではない。

好きではないけど、まあ確かに歯は綺麗になる気がする。

 

それが、今日は

「飛沫感染防止のため、水が出る器具(超音波洗浄機)は使わないでお掃除させていただきますね」

とのこと。

手動のアイテムをいくつか使ってクリーニングされることになって、いつもの超音波より時間がかかってしまった。

小さい鎌みたいな金属の道具で歯の表面をこそげたり、小さなブラシを使って1本1本歯を磨いたり、なんだか大変そうだった。こっちもちょっと疲れた。

 

そういえば、着いたらすぐに手を洗ってうがいをするように促され、さらに受付で検温もされた。

そして「飛沫感染防止のため」といつもの道具まで封印してしまうとは、かなり感染防止策を徹底している歯医者だよね。

 

しかし、飛沫感染防止って。

完全に患者(わたし)からの飛沫を警戒してますよってこと言ってるよね。

 

それで思ったんだけど

コンビニのカーテンにしろ、歯医者がやってた数々の対策にしろ、正直あんまり客にメリットがある取り組みではない。

ビニールカーテンは客に近い側に張られていて接触の危険があったし、歯科医院で本来のケアが受けられないのも本当はちょっと不満だった。

では、これらの「対策」って誰のためかっていうとね、お客を守るためにやってるんじゃなくて、それぞれの店なり歯科医院なりが、従業員を守るためにやってることなんだなと帰ってから気がついた。

 

もちろん、従業員がお客からウイルスを貰わないようにすることが最終的にお客を守る事にもつながるのだけど、その場だけ切り取ってみれば、店側の対策というのは「客を感染者だと疑って予防措置をとっている」という態度であって、決して「従業員から客にうつしてしまわないように気を付けています」という意味の対策ではないということがわかる。

 

つまり、感染症対策を熱心にやっている店が、必ずしもお客にとって安全な場所というわけではないってことですよ。

むしろ、店側が「カーテンの外側は全部が汚染地帯だ」ぐらいの感覚でいることの表れなのだから、来店する客側は店内でもそれぐらい厳しい気持ちで自分の身を守る努力をしなければならないんじゃないか。

 

今日は2件の施設を訪ねてみて、そんなことを考えてみたのでした。