どうやら、ゴールデンウィークが明けても学校は始まらない。
そんな雰囲気が漂ってきました。
子供の学校(私立高校)からは、緊急事態宣言以降、自宅のインターネット環境を尋ねるアンケートが届いたり、オンライン授業の導入に向けてなんかのサービスのログインID・パスワードが届いたり、年度初めに提出予定だった書類一式を郵送するよう求めるお願いが届いたり、日々メールで次々と連絡が入るようになった。
その頻度は、4月最終週に入ってますます盛んである。
つまり、学校はもう、5月7日から登校して教室で学ぶ授業を開始することを諦めているんだと思う。
気になるのは学費のことだ。
現状ではなにひとつ欠けることなく(冷暖房費や施設拡充費なども)満額での請求書が届いている。この請求書は4月上旬に作成されており、その時点では5月7日からの再開を目指していたわけなので、夏休みの短縮や一部スケジュールの変更でほぼ例年通りのサービス提供が可能という見込みで出されたものと思われる。
現時点では支払額の変更の連絡はないし、我が家では既に支払を終えている。
学校は、費用を請求してしまった手前、通学型の授業再開を諦めつつも、それなりのサービス提供は開始しなくてはならない。
ただ、これが通学型の「学校」と同じだけの価値がある教育になりえるのかどうかは微妙な線だとは思う。
このまま5月末までかそれ以上の期間オンライン授業をして、試験も行事も「非常時ですからねー」と、うやむやにしつつお茶を濁して来年3月には予定通り「はい、卒業」って放り出されてしまうとして、学費だけは据置だとしたら、サービスとしては全く納得がいかないなあ。
ま、今はまだ騒ぎ始める時ではないと思って成り行きを見守っていますけどね。
そこで、持ち上がったのが「いっそのこと、新年度を9月開始にしちゃえ」って案ですね。
ま、ちょっと無茶かなあって思ったりはするけど。
賛成する人も多いでしょう。
今払い込んだ学費が9月から来年の夏までにスライドして、きっちり1年通常の授業をやってもらえるなら、その方が納得いくよねってわたしもちょっと思う。
でもさ、本当に9月スタートで大丈夫なのかな?
なんか最悪1年繰り延べぐらいじゃないと追いつかないんじゃない?っていう嫌な予感もしてるんだけど。
と、ここまではあくまでも私立高校に子供を通わせている親の、費用対効果から考えた個人的な意見。
実際、本当に9月に新年度スタートになったとしたら、ほんっとにもう子供たち、夏まですっかりやることなくなっちゃうんだけど、どうするんだろう。
その辺考え出すとほんとキリがなくなってしまう。
まあ、現状でずるずるやられてるのも、ほとんど同じ事なんだけどさ。
あとは、昨日一昨日まで書いてきたとおり、共働きでまだ小さい子供を育てている家庭だと、
「9月まで学校がない、子供の預け先もない」
「だけど、両親は働かないといけない」
なんてホントどうにもならないと思う。
学校って、勉強だけのところじゃないから、ケアしないといけない問題がたくさんあるよね。ありすぎて、どうすればいいのか本当にわかんない。
このままだと、今年度の勉強は全員一律で犠牲になるだろう。
みんなで、高校3年生の大事な1年を、小学1年生の大事な1年を棒に振る。
それしかないのか?
生きてりゃまたそのうち良いことありますよ。後からいくらでもやり直すことができますよって。
もうちょっと、こう、なんとかならんもんかねー。
なんとも歯がゆい。