あてもなく

誰かへの手紙

「元気を送っ」たり、「背中を押し」たりするのって今はちょっと違う気がする



歌で日本中に元気を届けたい!

 

というテレビ番組を見ながら、「なんか違うんだよなあ」と思っていた、ひねくれ者です。

 

「背中を押してくれるような応援ソング」ってたくさんあるけど、今の状況でそれはちょっとどうだろう。

結局、目の前には自主隔離の壁があって、そこにぐいぐい押しつけられるだけだから背中を押されても却って苦しいんじゃないだろうか。

 

「さあ、立ち上がろう! キミは一人じゃないよ!」

って言われてもさあ。

立ち上がって行く場所もないじゃん、家にいなきゃいけないんでしょ。

「一人じゃない」って言ったって、本当は出来れば家でひとりでいた方がいいんでしょ。

予定してた試合も舞台もなくなった。

学校もすぐには始まらないかもしれない。

身体のどこも悪くないし、施設が壊れて使えないわけでもないのに。

 

そう、実は今はみんな、元気が無くて立ち止まっているわけではないのだ。

むしろ、元気があるのにそれを注ぎ込む先がないからしんどいんだよね。

それなのに、テレビの向こうから「元気を送ります!」って。

もう元気は結構。間に合ってますから……。

 

今ってもう、テレビの向こうで人が集まって歌ったり踊ったりしてるのを見るだけで不安になっちゃうんだよね。観客は入れず、演者だけでやってるとしても、この人たちは大丈夫なのかなって。見てると心にダメージが来る。

 

もちろん、あくまで個人の感想です。

もしかしたら、こんな風に思うわたしのほうが少数派で、ステージで歌い踊る人々を見て楽しい気持ちになる人、癒やされる人のほうが多いのかもしれないね。

多分そうだよね。

さすがにここまでくると、わたしの方が精神的に参ってきてるのかもしれないな。

 

なんかもう少し、しんみりほっこり安らいで、かつヒマが潰れるようなエンターテインメントはないもんかなあ、というところで、「どうぶつの森」が出たのは、かなりタイムリーであったなあと思う。 

あれは、わたしにはちょうど良いかも。基本お外でひとりぼっちだし、住民の数が少ないから避けなければいけない人混みもないし。

 

あとどれぐらい続くのかわからないけれど、自分なりに自分の心を守る方法を常に考えていかないとなあ、と思う今日この頃。

嫌なら見るなって言われるかもしれないけど、見てしまってから気がつくこともあるし、全部避けていくことはできない。

だから、違和感に気がついた時には、ちょっと難しくてもなんとか言葉にしていくというのは、自分の為にはわりと大事なんじゃないかと思ったりしました。