あてもなく

誰かへの手紙

スマイルの売価は0円だけど原価は0円じゃない人もいると知った日



今日、バイトの同僚と雑談してたら

「自分が働いている姿を、自分の子供に見られることについてどう思うか」

みたいな話になった。

わたしは全然OKなの。実際、子供がウチの店に食べに来たこともあるし。

だけど、今日の話し相手の同僚は「絶対見られたくない」んだって。

なんでかって理由は、

「自分が仕事中に愛想良くしてるのは完全に仕事用に作ったキャラクター。どっちかというと無理して笑ってる。普段家とかで絶対こんなニコニコしてないし、自分は本来そういう人じゃないから、こんなところ家族が見たら気持ち悪がられるに決まってる」

だって。

 

そんな風に思う人もいるんだなあと大変勉強(?)になった。

今日話した同僚のような考えの人と、わたし側の人とどっちが多数派かはよくわからない。

別の同僚のお子さんや旦那さんとか、学生バイトの親御さんやご兄弟が来店されることもたまにあるので、必ずしも「子供(家族)に見られたくない」が標準というわけでもないような気がするけど。

 

逆に、たびのひとさんはなんで平気なのって聞かれたので、

「わたしは家と店でそんなにキャラが違わないからかな。家でもわりとニコニコしてるし、店でもあんまり無理してる感じじゃないから」

と答えた。

咄嗟に出た答えだけど、まあよく考えてみてもやっぱりその通りだと思う。

 

わたしは、わりと自然に笑顔を出せるタイプだと思う。朝起きておはようとか、いってらっしゃいとか、そういう挨拶は意識しなくても大体笑顔だと思う。顔が見えない時でも、明るい声で愛想良く言うのが当たり前になってて全然苦にもならない。

だから、店で「いらっしゃいませ」って言う時笑顔なのも、受け答えがいちいち元気なのも、すごく自然っていうか、そういう風にするのが結局一番ラクっていうか。

そういう意味で、わたしのスマイルは多分原価も0円と言っていいと思う。

だけど、上記の同僚はそういう表情なり表現を「演技」として意識しないとできないと言うのだから、彼女にとってはスマイルの原価は0円ではない。

 

まあそうするとね、わたしはスマイル原価0円だから1時間働いた時給1011円を正味でもらえるんだけど、たとえばスマイル原価が100円かかる人なら、1時間の粗利は911円だ。

つまり、スマイル原価0円で済んでるわたしは得をしているということだ。

 

ま、大変くだらない話ではありますが、こんな小さな得した感でも積み上げていくと日々の幸福感は上がるので、積極的に拾っていきたいと思い記録しておくことにした次第です。

 

正直ね、自分がただの客だったとき、っていうか例の店のメニュー表に「スマイル0円って書いてある」って初めて知った子供の頃から、スマイル0円なんか当たり前やろって思ってたんですよ。

でも、あれ、違うんだね。

やっぱりあれは、店頭に置いてある紙ナプキンと同じで原価0円ではないのです。

サービス、または、おもてなし。ちゃんとハンバーガーの売値に乗ってるんですよ。