ウォーキングを始めてもうすぐ1年半になる。冬を迎えるのはこれが2回目だ。
わたしは暑いよりは寒い方が好きなので、冬はとてもウォーキング向きの季節だと思うのだけど、一つだけ困ったことがあった。
それは、耳が冷えると頭がいたくなること。
実は、わたしは昔から耳が冷えることが弱点だった。
高校生の時は自転車通学をしていたのだけど、真冬の朝に自転車を飛ばして学校に着くと、耳が冷えて頭が痛くなった。暖房が効いた教室に入って耳に血行が回復しても、頭痛はすぐには治らない。
毎日、というわけではないけれど、ちょくちょく耳が冷えたことによる頭痛に悩まされていたのだった。
この悩みは周りに言ってもあまり理解されなかった。
確かに冷えると耳が痛くなることは誰しもあるけれど、暖かい場所に入ってしばらくすれば自然に気にならなくなる程度のものらしい。
そんなわけで、わたしもそれ以来この年になるまで耳が冷えて頭が痛くなる症状に対して、具体的な対策は打ってこなかった。
ただ、耳が冷たくなることに耐えて、頭痛が辛くなったら鎮痛剤を飲むぐらいだ。
しかし、そんな適当な対策ではウォーキングを乗り切ることはできなかった。
いつものウォーキングコースは家を出てから10キロ超。約3時間近い道のりを歩く。
今ぐらい寒い時期になると歩き始めて10分ほどで耳が冷たくなり、ほどなくして頭が痛くなり始める。最初の10分で頭痛になってしまうと、この先3時間は耐えられない。
だからって、歩く前から頭痛薬を飲んでおくというのもなんか違う気がする。
そこで、昨年の冬に導入したのが「耳あて」という防寒具だ。「イヤーマフ」と呼んだ方がいいのかな。
昔ながらのヘッドフォンのように頭頂部を横切るものではなく、後頭部からカポッとはめるタイプだ。
そのままだとちょっとずり落ちてくる感じがするが、後ろで髪をひとつに結んで、その結んだゴムの上にイヤーマフの左右をつなぐ橋桁のような部分を乗せる感じにすると安定する。
物理的にカバーするんだから当たり前だけど、本当に全然耳が寒くない。痛くならない。おかげさまで、ウォーキングに限らず冬場に外出するのがとても楽になった。
音が聞こえにくくなるんじゃないかと思ったが、案外大丈夫。何も付けていない時と比べてほとんど変わりがない気がする。
ただ、耳ってあんまり普段から圧迫されていることに慣れていないせいか、長時間着用していると疲れてくる感じがする。外した時に開放感で「あ~~」ってなるからわかる。
冷たくて痛くなるよりは全然マシだけど、それなりに窮屈なものではあるので、慣れるまでは時々外したりして休み休み使うのが良いかもしれない。
わたしは1年以上前にAmazonで購入した。購入履歴をたどると、2290円で購入したことがわかる。1年以上前になるので同じ商品はもう取り扱いがないと出るけれど、おそらく全く同じものだと思われる商品が見つかった。
なんとお値段1280円だって。値下がりしてる!
ニット 耳あて 折り畳み デザイン フリース みみあて 冬 イヤーマフ 防寒 防風 イヤーウォーマー 暖かい スポーツ 耳カバー 自転車 バイク 通勤 通学 耳当て メンズ レディース (ブラック)
「イヤーマフ」だけで検索すると防音対策用のイヤーマフが出てくることがあるので、「イヤーマフ 防寒」などとワードを工夫するのがいいかもしれない。
もっとスポーツ向けのシンプルなものからネコ耳付のかわいさ重視のものまでたくさん出てくるが、わたしが持っているのはその中間ぐらいのデザインだと思う。
さすがにあまりフォーマルな場面には付けていかないが、ちょっと寒い日の外出にカバンに忍ばせておくと安心だ。
わたしが住んでいるのはいわゆる首都圏といわれる地域になるが、この辺だと街中や公園で寒い日に外にいる人たちの中でイヤーマフを使っている人はとても少ない。
自分が使うようになってから、仲間はいないものかと観察しているが、たとえば3時間のウォーキング中に一人すれ違えば良い方というぐらいに少ない。
耳が痛くて頭痛になるほどの人は少ないのかもしれないが、耳があたたかいと体感の気温がずいぶん違ってくるので、もしコートやマフラーなどの防寒でもちょっと足りない、もっとあたたかく過ごしたいと思うなら、是非イヤーマフを試してみてもらいたい。