今週のお題「二十歳」
昨日に続き、もういっちょ成人式ネタ。
わたしが昨日書いた記事に言及してくださったブログ様によると、2023年の成人式、3学年同時にやっちゃうよ!ってことになっている地域もあるとのこと。
マジか。
多分、ウチの地域は人口が多く、現時点でも市内の超特大ホールを使って午前と午後の2部に分けてお送りする成人式なので、いかに少子化の時代といえどもやはり3学年同時開催とか無理だと思うんだよね……。
その近くの国際競技場でやるしかないのか? 屋根無いし、めっちゃ寒いけどw
会場の問題はもとより、着物の数が足りなくなるのが気になります。
そりゃもう、全然足りないよね。
その年に限って需要が例年の3倍になるとしても、翌年からはまた例年通りに戻るということがわかっているとしたら、その年のためだけに設備や人手を3倍に増やしてたくさん作るなんてこと、できないと思うんだよね。
だからって2023年成人式対象になる人の三分の二は着物無しでガマンしようねってことになったら、結局みんなで着物自粛しよっかみたいになっちゃいそうな気がするし、その次の年からも「なんだ、それならウチらだって着物じゃなくても良くない?」ってことになって、成人式=着物っていう文化自体がこれを機会に消滅しちゃうかも。
もしくは、ユニクロあたりが大量生産のライトな着物を作って需要を間に合わせ、それが「案外いいね」みたいになって翌年以降も人気を博し、古来の着物メーカーを駆逐しちゃったりする未来もあるかもしれない。
わたし自身、全く着物に縁の無い暮らしをしており、着物業界のことはまったくわからないんだけど、日本の着物文化は、成人式のおかげでかろうじて生き残っているんじゃないかと思っている。
あまり興味がなくお金を使ったこともほとんどないのにこんなことを言うのは厚かましいのだけれど、一応わたしも日本人として、着物文化はやっぱり大切にした方がいいような気がしているので、法改正によって起こった需要のおかしな偏りのせいで、着物文化が危機を迎える事は避けて欲しいなあ、と、思う。素人ながら。
だから、やっぱり3学年まとめて成人式なんて乱暴なことは、やめてほしいなあと思ったりします。
まあ、だからこそ、昨日の記事の中でご紹介した着物屋さんは「18歳成人になっても成人式は20歳」説を強く推すのだろうなあ、と思うのですが。
そこんとこ、思惑通りに進むかどうかは、風向き次第。
今のところ「成人式は20歳でやります」ってハッキリ表明している自治体は、それほど多くないですからね。
心配。
どっちにしても、早く決めてくれないと。
タダでさえ、ウチの子の学年(2002~2003年生まれ)ってば、小学校に入った途端にゆとり教育が終わるわ、受験改革のゴタゴタで来年の大学受験がどうなるかまだハッキリしないわで振り回され、いつも荒波の中の笹舟状態なんだよね。
かわいそうに。
成人式ぐらい普通にやってあげたいよ。
ホントもうしっかりしてくださいよ!