あてもなく

誰かへの手紙

スマートスピーカーとわたし 声を出すのは案外体力がいる



Google Nest miniが我が家にやってきてから1週間以上が経過した。

以前の記事では、枕元に置いて、寝る時に音楽をかけたり、目覚まし時計として使っていると書いた。

が、最近使うのがちょっと億劫になってきた。

 

理由はハッキリしている。

声を出すのがしんどいのだ。

スマートスピーカーは、ちゃんと腹に力を入れて発声した言葉しか受け入れてくれない。確かに、スマートスピーカーがその辺の音を何でも拾っていちいち反応するようでは困るので、それは当然のことと言えるのだけど。

やってみて初めてわかったことだけれど、「さて、寝ようかね」とベッドに横になった状態で、明確に意志のこもった声を腹から出すのは案外難しいことなのだ。

明日の朝のアラームを設定しようかなという時、声を張ってGoogleに頼むのは億劫だ。それより、枕元のスマホを指で操作してサッサと寝てしまうほうがラクなのだ。

 

以前から使っていたClova Friendsを使っていて「しんどい」と思ったことはない。

Clova Friendsはキッチンに置いてあって、それを使うわたしはバリバリ元気に作業をしている状態だったから、発声が苦にならなかったのだ。

 

あとは、Googleという名前にも問題がある気がする。

「グーグル」と発音するとき、口の形はずっと「う」の形のままだ。

この口の形って、全部の母音の中で一番声が口の中に籠もる形なんじゃないだろうか?

その点、「クローバ」は最後「あ」だし、「アレクサ」なんか最初からほぼずっと「あ」だから、発音的にはずっとラクなのかもしれないよね。(Alexaは使ったことないからわからんけどね)

 

それからもうひとつ。

わたしは寝る時にヒーリングミュージックを小さい音で鳴らしておいて30分後に止まるようにするのが気に入っているのだけど、「OK,Google」と声を掛けてリクエストしても、なかなか良い感じの音楽を呼び出すのは難しい。

「癒やし系の音楽をかけて」と頼んだら、なぜか毎回中島美嘉の「雪の華」から始まるプレイリストが選ばれる。(好みの問題ではあるけれど、わたしは中島美嘉の声には癒やされない……)

また、30分後に止まるようにするためには、もう一度「OK,Google」と呼び出して「30分後にストップ」と頼む事が必要だ。

(30分後に止まるようにしておかなければいけないのは、ずっと鳴らしっぱなしだと夜中に少し眠りが浅くなった時に、音楽のせいで目が覚めてしまうからだ。)

 

その設定を声で行うことにずいぶん疲れを感じていたのだけれど、最近、「OK,Google」とリクエストする方法のほかに、スマホで再生している音楽をGoogleスピーカーにキャストするという方法があることがわかった。

この方法なら自分の好きなプレイリストを目で見て探すことができるし、30分後に再生がストップする設定も手元でしてしまえば良い。

この場合、スマートスピーカーはただのBluetoothスピーカーに成り下がってしまうわけだけれど、用途に叶うのだからやむを得ないのかなとも思う。

 

というわけで。

Google Nest miniが届いた当初はいろいろ夢があって、これからは声で部屋の照明やエアコンを操作できれば便利かもとスマートリモコンについて検索して商品をあれこれ物色したりしていたけれど、この調子なら、照明もエアコンも、従来通りリモコンを手に取って操作する方がよほどラクだ。

スマートスピーカーもまだまだこれからなのだろう。

 

声を出すだけでしんどいわたしのような者のために、そのうち、頭で考えるだけで操作できるような機器が現れたりしないだろうか?

年老いて、声を出すことも指でリモコン操作することも出来なくなってしまう前に……。

いやあ、考えるのも嫌だけどね!