あてもなく

誰かへの手紙

年末年始休暇の閉塞感

ゴールデンウィークに盆休みと、1年のうちに何回かは大型連休らしきものはあるが、年末年始の休暇ほど閉塞感が強い休みはないと思う。

 

テレビも、普通の番組はほとんどお休みになって何時間もぶち抜きの特別番組ばかりになる。

スーパーの商品はすっかりお正月向けのものに入れ替わってしまうし、わたしのお気に入りのスーパーは三が日完全に休業するというので、暮れも押し詰まった頃の店の様子はなかなかのもので、緊張感を通り越して悲壮感すら漂っている。

 

多くの人が「家族と」過ごしていることが前提になるため、よその人と会うことどころか、連絡を取り合うことさえお互い遠慮しあうようになり、家族以外の人と言葉を交わす機会がすっかりなくなってしまう。

 

こんなにも非日常で内に閉じこもって過ごす長期の休みは、年末年始の休暇だけだろう。

 

家庭により、人により、過ごし方は様々なのだろうが、少なくともわたしの年末年始というのは例年こういうものだ。

しっかり覚悟を決めて突入しないと絶対に乗り切れない戦い。

それが年末年始の休暇なのである。

 

今年は5日の日曜日が終わるまでぶっ続けで正月休みになるので、元日の明日がちょうど折り返し地点。

 

まあ……がんばりますかね。

 

あ、覚悟って何かって?

何事も、絶対に自分の思い通りにしようと思わないこと。