あてもなく

誰かへの手紙

年賀状はそろそろ絶滅するのかな



去年、自作のイラストで年賀状を作ってメルカリに出したらそれなりに売れたので「ほう、需要はあるんだな」と思ったのだけれど、今年も同じように作ってみたところ、これが面白いぐらいまったく売れなかった。

 

1枚も売れなかったってことは、今年のイラストは、去年のよりだいぶ出来が悪かったのかもしれない。

実際のところ、わたしにはセンスがないので自分では作品の善し悪しがあんまりわかんないんだけどね(ダメじゃん)

とりあえず、我が家の分はそのイラストで年賀状を作るつもりではいるんだけど、ひょっとして今年のイラストはかなり変なのではと、ちょっと不安になってきたところだ。

 

とりあえず、イラストを描くのにはそれなりに時間をかけたけれども、年賀ハガキに印刷するのは受注生産なので不良在庫を抱えたわけではないし、売れたら売れたであれこれ作業が発生して大変なので、売れないなら売れないで別に良いのかなとは思っている。

 

ところで、今日ちょっと知人と雑談する機会があって年賀状の話が出たのだけど、4人で話していて、わたし以外の人はみんな

「ウチは年賀状やらないよ」

という人ばかりだった。

 

年賀状なんか、送らなくても一切困らないよ。

わたしの年賀状なんか、誰にも期待されていないよ。

 

という。

 

以前からそういう人はいたけれど、昔は、同じような人数でこういう話になったとき、年賀状出す派対出さない派の比率は逆だったと思う。

今日の4人が世の中の縮図とは言えないけれど、やはり世の中もずいぶん様変わりしたなあという気がした。

 

そういえば、今年のお正月に届いた年賀状の中には、

「平成の終わりをもって、年賀状を送るのは最後にさせていただきます」

という文言を添えてくる人が複数名いたのだ。

(ああ、ちゃんとピックアップして今年からこちらも出さないようにしなくちゃね)

 

調べてみると、こんな記事が見つかった。

gendai.ismedia.jp

 

そもそも、人が年賀状を送らなくなった直接的な理由は「個人情報へのハードル」と「互いの住所を知らなくても生活できる」ことに起因している。学校内、職場内、近所で住所録を交換する文化は個人情報保護法の施行後ピタッとなくなってしまった。

 

LINEをはじめとするSNSの普及により、手紙によるコミュニケーションは少なくなり、互いの住所を知る必要は、まず無くなった。過去には気軽に教え合っていた住所情報は、今の若者たちにとっては秘密情報となり、教えあうことへの心理的な障壁は高い。

 

2017年は年賀はがきの値段を据え置いた日本郵政であったが、2018年、再度値上げに踏み切った。目先の利益を上げるために10円という大幅な値上げを慣行。昨年減少した枚数分以上の利益の見込みは立ったが、大幅な値上げによって今後の送付枚数の減少はますます加速していくことだろう。

 

こちらの記事では年賀状衰退の原因を大きく3つにわけて解説されている。

といっても、上の2つはほぼ1つのようなもんかな。

これは主に、新規の客が増えなくなった理由である。

ウチでも、年賀状を送っているのは昔からお付き合いがある先だけだ。

今はもう、どんなに親しくなっても新たに知り合った人にわざわざ住所を聞いて年賀状を送るようなことはしないから、あとはもう減っていく一方だと言っていい。

 

3つめ、年賀はがきの値上げ。上記の記事は1年前の話だが、今年も消費増税を受けて郵便料金の値上げがあり、はがきが1円高くなった。

 

実は、それでわたしもメルカリの出品額を値上げしたのだ。

年賀はがきそのものの値上げもそうだけど、完成品を購入者に送付するための切手代も値上げになったので、なんやかんやで1枚につき5円の値上げをした。

うん、まあ正味の値上げ分だと端数が出るので、とか、ごにょごにょ言いながら実質便乗値上げをしちゃったわけ。

それも売れなくなった原因ではないかと思うよね。

 

情報量を考えてみると、はがき1枚63円は高い。

だって、LINEなんかタダで好きなだけ文章でも写真でも送れちゃうし、すぐに届くし、相手が見たかどうかもわかるし、そんなの、はがきが敵う相手じゃないよね。

はがき2枚やめたら、お正月用の新しいスタンプ買えるやん。

 

はがきには温かみがある?

それこそ、どこかの誰かが描いたイラストをメルカリで買って送ることに「温かみ」を見いだすのも、なかなか難しい気がするよね。

いや、自分で作って売っといてナンだけどさ。

 

というわけで、考えれば考えるほど、やはり年賀状はそろそろ絶滅してもおかしくないなって気がしてきた。

 

わたしの世代だと、学生時代にSNSはなくて、ギリギリ電子メールはあったけどまだ限られた人しか使っていなかったので、社会に出る前の人間関係は未だに年賀状だけでつながっているようなところがあるのだけど、とはいえ、今でも会うような仲良しの友達はとっくにSNSでつながっている。

だから、本当に年賀状でしかつながっていない人というのは、正直言ってホコリのかぶった関係である。

……そんな人間関係に価値はあるのだろうか?

 

 

1枚63円よりは価値があるような気がしているので、わたしはもう少し続けようかなって思っているけれど、正直、しない人の気持ちのほうがわかりみがあるなあ。