上野動物園に出かけたのは、先月の終わり頃のこと。
動物園で見た、その他のどうぶつたち。
上野動物園は、保育園から中学生ぐらいまでの、遠足と思われる集団がたくさん来ていて大変賑わっていた。
ちびっ子に大人気だったのは、ゴリラですね。
写真撮らなかったけど。
動物園をあとにして、昼食は東京文化会館の2階にあるクラシカルな雰囲気のレストランで。わたしはカツハヤシ(カツカレーのハヤシライス版)をいただきました。
写真撮ってないけど。
そして、クラシカルなお店ではハヤシライスにも福神漬けが付くのね。
わたし、福神漬け嫌いなもので、全く手を付けなかったら、お皿を下げに来た方に「え……いいんですか……」って言われました。
福神漬け嫌いな人ってあんまりいないのかな。
社食がある職場で働いていた時も、カレーの日は「福神漬け載せないでね」ってわざわざ頼まないとデフォルトで載せられちゃうんだよね。
さて。
動物園のあとは、メンバーの一人の希望により、旧岩崎邸庭園というところに行くことになった。
向かう途中で超有名な西郷さんの銅像をパチリ。
めっちゃイチョウが綺麗。
上野公園から不忍池の南側をまわって行くと、上野と言うにはちょっと外れっぽいところにその庭園はあった。
岩崎邸とは……
旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟です。木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。館内の随所に見事 なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
だ、そうです。
明治の頃に建てられた大豪邸の一部で、今は都立の公園になっている。
わたしが撮った写真はこの1枚きりだ。
というのも、遊びに行った日は、外装の修復工事が行われていてかなりの部分が足場で覆われていたため。
上記公式サイトによると、12月13日に足場が外れたとのこと。
って、昨日やん。
内部は特にどこも工事していなかったのできちんと全部見られた。
わたしは自称「古い洋風建築好き」であるが、この家は半端ない豪邸すぎて現実感が無く、案外心が踊らなかったため、写真はなし。
貴重な展示物とか貴重な造形とかがたくさんあって、おそらく真の建築好きなら見るべきところがたくさんあったのだと思うが、わたしは一般の商店や先日訪れた松本の旧開智学校など、庶民が普通に使っていたような建物に心惹かれるらしい。
さて。こちらの建物には1時間ちょっと滞在して、このあとどうする~ってなって、次に向かったのは東京大学だ。
実は、メンバーの一人のご子息が東京大学の学生なのだ。
といっても、息子さんに会いに行くわけではなくて、
「東大の中にもお茶できる場所がわりとあるんだよ」
ということで行ってみることにしたというだけなのだけど。
旧岩崎邸からは東大病院のある通称「鉄門」という門から入るのが一番近い。
大学というか、もはや一つの街って感じになってる東京大学。
で、安田講堂。
この真下に中央食堂があって、そちらでケーキセットを食べました。
中央食堂といえば、このニュースでちょっと有名になった。
2018年4月の記事。
東京都文京区にある東京大学安田講堂前の地下食堂に飾られていた著名画家の大作が、3月末の施設改修に伴い、廃棄されていたことが、大学などへの取材でわかった。2012年に亡くなった宇佐美圭司さんによる4メートル角の作品だった。宇佐美さんの作品には数百万円の値を付けるものもあり、専門家は「絵の価値を知らなかったのではないか」と指摘している。
改装のおかげで大変きれいになってました。
「絵画廃棄」のお話を肴に飲むコーヒーもオツなものだ。
ちなみに、コーヒーを飲んだ場所は学食だけど、併設されていた民間のコーヒーショップの方で注文したので、お値段は学食価格ではなかった。ケーキセット850円とか。
中学生か高校生か?見学に来ている制服の子たちも結構いたし、ベビーカーの母子とかご老人とか、我々のようなおばちゃんグループとか、明らかに学生ではないひとたちでずいぶん賑わっていた。
構内はどこもかしこもイチョウが黄葉していて綺麗だった。
写真は撮ってないけどね。
こうしてダラダラ書いてみると、「写真は撮ってないけどね」が多すぎてなんとも。
わたしは、写真を撮るのがあまり好きな方ではないのだなあ。
なんというか、写真を撮るというのは「散歩をする」という線をプチプチ切ってしまう行為な気がするのだ。会話も途切れるし。
おそらく、写真を撮るのが好きな人はまた違う捉え方をしているのではないかと思うけれど。
歩いている時は写真なんか撮らない方が楽しいんだけど、こうして回想記のように文章を書いてみると、写真があればなあ、と思ってしまう。
もう少しは写真を撮るように努力しても良いのかもしれない。
(ちなみに、類友なのか、一緒に行ってた他のメンバーも写真撮ってなかった)
写真はないが、なかなか思い出に残るおでかけになった。
なかなか一人では出かけない場所ばかりでもあるし、こういうお出かけに誘ってくれる友達がいるのは大変貴重なことだと思う。
細々でも、絶やさないよう大切にしていきたいなと思う。