あてもなく

誰かへの手紙

パートを始めるときに気をつけるべきポイント ダメな職場の特徴

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先日書いた失敗談からの続きのお話です。

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この中で、失敗を通じて学んだことを3つ挙げました。

今日は、そのうちの1つ「だめな職場の特徴」についてお話ししたいと思います。

 

少人数の職場

やはり、少人数の職場はリスクが高いと思うのです。

人の目が少ないと、ある個人の自己中心的な振る舞いがなあなあでスルーされ、エスカレートしやすくなるということがあると思います。

自分以外のメンバーがほぼ固定で長年やってきたような職場ではさらに難しいです。どうしても、固定されたメンバーで長年やっていると、自分たちの間だけで通じる「常識」みたいなものができあがってしまい、それを見直したり反省したりする機会もないまま過ごしてしまっているケースが多々あると思われます。

そういうところに何も知らない新人が入ってきて、とりあえず一般的に常識的な振る舞いをしていても、その職場独特の常識に合わないと「常識を知らない人」として扱われてしまう場合があるのです。

 

教育係もパート

そもそも、の話になりますが、やはり仕事を教える人はそれなり責任が取れる人であるべきだと思います。自分の力で新人のミスをフォローできる余裕がない人が指導にあたると、自分が怒られたくないがために、新人の一挙一動に細かく厳しいチェックを入れてしまいがちです。

わたしも「あなたが失敗すると社員さんに迷惑がかかるんだよ、社長が怒るんだよ」ってよくプレッシャーをかけられましたが、教育係の立場に立って考えてみると、自分もパートなのに新人のミスのあおりを食らう立ち位置で教育をしなければならないのはストレスだと思います。

そして、ストレスというのは往々にして弱い者に向かいます。

 

内々の話ができない職場

ワンフロアの小さな事務所で、きちんと壁で区切られた会議室などがない職場の場合、人間関係の困りごとがあっても、そのことを責任者に相談することが難しくなります。わたしのトラブルの相手は常にわたしよりも先に出勤しわたしより後に帰宅し、週5日でみっちり勤務していたので、相談する隙がありませんでした。それも、ギリギリまで我慢してしまった原因の一つです。

結局最後の最後、自分の就業時間外に自宅から職場に電話をかけて「退職したい」と申し出るのがやっとでした。

 

トイレやキッチンの管理、消耗品の補充も従業員がやる職場

掃除や買物、ゴミ集めにお茶出し等々…家事のような雑用は、事務所でも発生します。

大きな会社だと掃除業者が入っていたり、来客が多い会社なら接客専門の部署があったりしますが、小さな会社だとそこにいるスタッフが事務作業の傍ら担うことになります。

問題のパートさん、そちらの方にもガッツリと関与しており、周囲にかなり鋭く目を光らせていたので、わたしはその方面でもいろんな事で注意を受けてしまいました。 

例えばハンドソープが減ってるのに補充してくれてなかったとか、あなたが使った後はいつもタオルがゆがんでるとか、ゴミ出しの日にゴミ集めを1カ所忘れてたとか、そういうやつです。

そういうことにいちいちチェックが入る。

それはなんというか、めっちゃこわいお母さんがいる家に居候しているみたいな居心地の悪さです。

 

本業の傍ら、そういう「名もなき家事」的な業務を負うことは、人の心をすり減らすんでしょうね。だから、問題のパートさんはストレスを溜めていたのだろうし、そのストレスは弱い物に向かう、という循環がここでも生まれます。

まとめ

結局のところ個別の事情による部分が多い話ですので「パートを始めるときに気をつけるべきポイント」と一般的な話に落とし込むのは少し難しいかもしれません。

それを避けたからといって必ずしも良い職場とは限りませんし、それを避けたがために良い仕事に就くチャンスを逃す事もあるでしょうから、一概に絶対やめとけ、という話でもないと思います。

また、上記のような問題があっても、そこで働く人々が意識を高く持って「ダメな職場」にならないようにコントロール出来ていれば心配する必要はありません。

ただ、今挙げたポイントは、面接を受けに行くと大体一目でわかるものだと思いますので、これから新しく仕事を探そうかなという人は、リスク回避という観点から、よかったらちょっと参考にしてみてくださいね、というお話でした。

就職活動をしていると、焦りから「どこでもいいから合格したいな」という気持ちで、つい、ちょっとした不安要素には片っ端から目をつぶりたくなるものですが、合わない職場で働いて辞めるのは、選考中に辞退することの何十倍も大変ですからね。

 

わたしももうこりごりです。