2017年2月に日商簿記検定2級に合格し、その後も細々と簿記1級の勉強を続けている話は先日書いたとおりです。
この記事の中でわたしは、今年6月10日に行われる第149回試験で簿記1級検定受験を目指していますとも書きましたが、現時点で6月の受験は少し厳しいかなという感じがしてきています。今日はそれを受けて今後の話をしたいと思います。
簿記検定 受験申込の流れ
簿記検定の申込みの流れは下記の通りです。
①申込登録
Webか電話で住所氏名年齢性別などの個人情報を登録します
↓
②申込書(払込取扱票)が郵送で自宅に届く
①で登録した住所に、申し込み内容確認書兼払込用紙が届きます
↓
③受験料・事務手数料を支払う
郵便局かコンビニで、指定された金額を支払います
支払いが完了して初めてエントリーが成立します
↓
④受験票が届く
試験会場や集合時間などはこの時点で初めてわかります
第149回試験については、①の期限が4月27日でした。
わたしは①の申込登録までは済ませてあり、現在手元に払込用紙が届いている状態です。
③の払込期限は5月6日。実際に今回受験するかどうか、あと1週間は考える猶予が与えられている状態です。
受験料は税込み7710円で、その他に事務手数料540円もかかります。あわせて8250円。級が上がるごとに受験料も高くなります。主婦が「記念受験」するには少し金額が大きいですね。
現在の状況と、今後の展望
はっきり「記念受験」と言ってしまいました。今のまま試験会場に突撃するとしたらそうなります(笑)
現状の勉強の進み具合から考えて、6月10日までの1ヶ月と少しの間に合格が狙えるレベルに達するのは難しいというのが現状の判断です。
昨年3月に簿記2級の合格証書をもらってから1年ほどかけて勉強してきました。3級2級の頃からそうですが、わたしの場合は簿記検定を取ったからといってそれが収入を得られる活動に直接つながるわけではないので「独学で取れるのなら」という条件で勉強していました。
1級でもそれは同じこと。テキストだけ揃えてひとりで勉強しています。
使用しているテキストはご覧の通り。
TAC出版の簿記の教科書シリーズです。
単元ごとに区切って教科書を読み、問題集の同じ単元のところを開いて練習問題を解くという一連を、章の数だけ繰り返します。
これは3級~2級の成功体験に基づいていて、同じ手法を当てはめて勉強を続けているだけなのですが、1級はその章の数が段違いに多いのです。
すべての教科書・問題集を一通り終わらせるだけで半年かかってしまいました。
その時点で2017年9月の終わり頃になっていました。
さて、それだけ膨大な時間がかかるので、最後の章が終わる頃には始めの章で学んだことを忘れてしまっています。
一から思い出すために、今度は問題集を頭から解き直します。わからない問題にぶつかったら教科書に立ち返るという方法で学習を進めますが、結局やってみるとすべて教科書を読み直すのとほとんど同じことになりました。
そんなこんなで、問題集2周目が終わったのが2018年3月初旬です。
さすがにその時点から3周目を始めても6月試験には絶対に間に合わないと思ったので、今度は問題集各巻の巻末についていた模擬試験問題を解いてみることにしました。
しかし「教科書のどの辺に書いてあった単元の問題かはなんとなく思い出せるけれど、やり方は全然頭に入っていないから自力では全く解けない」という問題が大半を占め、教科書を開いて復習しながらなんとか問題を解く、という流れは変わりませんでした。
4月半ば頃までかかって商業簿記・工業簿記それぞれ6回ずつの模擬試験問題との格闘を終えましたが、これでは到底受験できるレベルではないと思います。
というわけで、6月受験は諦める前提で、先週から、また頭から問題集の解き直しをすることにしました。これで3周目。
1周目、2周目、3周目と回を重ねるごとに理解は早くなってきているような気もしますが、3周目を終えるまでにどれくらいの期間を要するのか、終わったところで果たしてわたしは試験問題を解けるレベルに達することが出来るのか、なかなか見通しが立たず難しいところです。
だけどお金はかけたくないし、講義は嫌い、通学なんてもってのほか
つまり、簿記1級を独学で取るのは相当厳しいかもなあ。というのがこれまでの感想です。
ただ、始めにも言いましたが、簿記1級に受かってもわたしはおそらく1円も儲からないので教科書代以上の出費はしたくありません。
それから、通信教育などで調べると最近はDVDやWeb配信の動画で講義を受ける方式が主流ですが、正直動画を見るのは苦手です。自分のペースで進まない話をずっと聞き続けるのは大変気が進みません。
動画で見るよりは生で講義を聞く方がマシといえばマシですが、移動時間を含め時間に縛られるのはわたしの生活には向きません。社会人向けの講座は大抵週末か夜間に行われますが、その時間がわたしの主婦業のオンタイムなのでそんな時に家をあけるわけにはいかないのです。
「教わるのは面倒」というのは学習者の態度としては傲慢ですよね。
おそらく、きちんとした専門家に教えてもらったほうがよほど試験の後も使える生きた知識が身につくと思います。試験に受かるためだけに勉強するというのはただのゲームでしかないと自分でも思います。
それでも、独学
と、できないことやネガティブな考えばかり並べてしまいましたが。
それでもやっぱり、わたしは今後も変わらず地味に教科書・問題集をお供にしてがんばってみようかなと思っています。
今度の6月は見送って、もしかしたらその次の11月も見送るかもしれないけど、ひとりで教科書を読んでいるうちにいつか「そういうことかーーー」と雲が晴れるときが来るかもしれない。
そういう瞬間が独学の醍醐味でもあります。
そうなってから受験するぐらいでもいいじゃないか、と思いました。
だって、勉強もわたしにとっては趣味なので。
などと言いつつ、まだ受験料の払込用紙を捨てられずにいるわたしです。
わかっているくせに、結構未練がましいですね。