あてもなく

誰かへの手紙

わたしの春うた スピッツの「春の歌」ほか

今週のお題「わたしの春うた」

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「春うた」と言われると、まず思い浮かんだのはスピッツの「春の歌」です。

そのまんまなタイトルですものねー。

 

スピッツは二十歳前後の頃からよく聞いています。

「春の歌」もそんな若い頃に聞いた曲の中のひとつなのかな~と思っていたのですが、調べてみると「春の歌」は2005年発表とのこと。

その頃ってもうわたしには子供もいたし、比較的新しい曲だったことがわかりました。

 

自分にとっては、子供が生まれる前と生まれた後で明らかに世界が違っていて、お母さんになってからの自分を「最近のわたし」、それまでを「若い頃」だと思っているフシがあります。

もう子供が生まれてからも15年以上が経過してしまいましたので、そろそろ「最近のわたし」イメージも更新してやらなければならない気がします。

 

と、話が横道にそれましたが、そんなわけで、スピッツは自分の感受性を「若い頃」に引き戻してしまうような効果があるように思います。

 

「春の歌」のほか、「チェリー」もハッキリと「春」を歌っていることがわかる歌ですが、わたしはその他に「ロビンソン」とか「冷たい頬」あたりはとても春を感じます。

シングルの発売時期を調べるとやっぱり春に出た歌なので、自分がよく聴いていた季節の空気感が浮かぶのかもしれません。

 

スピッツの歌詞はどちらかというと抽象的で、君と僕の関係性も、起承転結も、なんなら喜怒哀楽までもがぼんやりとした景色の中に溶け込んでいるようなものが多いです。それでいて、ひとつひとつの言葉が、閉じた心の奥にまでスッと入り込んでくるような鋭さと強さを持っているように思います。

だから、わたしなんかは例えば「チェリー」であれば、もう冒頭の「君を忘れない」というフレーズを聴いただけでちょっと鼻の奥がツンとしてくるぐらい切なくなってしまいます。

 

春は、新しい生活が始まり明るい希望に満ちた季節というイメージもあるけれど、身体も心もどこか無理をしていて、ちょっと憂鬱な季節だったりもします。

 

そんな季節に、明確な応援の意図をもった歌を聴いて自分から背中を押されにいくのはわたしはちょっとしんどい気がするので、スピッツを聴いて甘酸っぱくなっているぐらいのほうが良いのかなと思います。

 

いちばん好きなアルバムはこちら。1998年3月25日発売。 

スピッツ ー フェイクファー

今どきCDでアルバムを買う人は少なくなりましたが一応Amazonのリンク貼っておきますね~。

このアルバムは入っている曲順通りに聴きたい名盤です。

 

<おまけ>

「春の歌」といえばこの曲も忘れてはいけません。

聞き覚えがある人が多いと思うのですが、案外タイトルは知られていないかもしれません。

www.youtube.com

これも、優雅で明るい中にちょっと切なさがあって素敵な曲ですね。

 

 

 

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