ここ5~6年ぐらいだと思うのですが、ワキ汗がすごく気になるようになりました。
ニオイっていうよりは、断然汗の量で悩んでいます。
病院でも治療出来るということなので、相談に行ってきました。
その内容についてまとめてみたいと思います。
今回は、「相談」に行って治療についての説明を受けてきたところまでです。
実際に治療を受けるかどうかについては検討中です。
症状
まずは、わたしのワキ汗の症状から。
暑い寒い関係なく、ワキのところがハッキリ汗ジミになるぐらい汗をかきます。
服の色を選ばないとすごく目立ちます。黒系の服は、汗ジミ自体は目立たないけれど、乾いてくると塩分が白く浮き上がって見えてしまいます。
セーターなど毛糸ものの服は、濡れた状態で擦れるので、ワキの部分がすぐにフェルトのような状態になってしまいます。
スーツなど重ね着の時も、ジャケットまでじっとり湿ってきます。
パンフレットや書類の類を小脇に抱えてしまうと汗で濡れてヨレヨレになるので気を使います。
汗を吸った服は冷たくなってしまうので、着続けているのが気持ち悪いです。
着替えられる時は着替えますが、終日外出している時はそのまま1日我慢です。
市販の毛穴を埋めてしまうタイプの制汗剤を使うと少しマシだったりしますが、汗の量が増えてくるとあっさり決壊し、意味をなさなくなります。
対策のために調べたこと
ワキ汗で検索すると、ネットにもいろんな情報が溢れています。
海外の強力な制汗剤の個人輸入とか。
美容外科での手術や、マイクロウェーブで汗腺を焼いちゃう的施術とか。
方法は様々です。
各種サイト、申し訳ないけれど、デザインが毒々しかったりアピールが激しかったりで、なんとなく胡散臭く感じてしまって引いてしまうわたしです。
そんな中で、製薬会社がやっているサイトが目に止まりました。
こちらは「ボツリヌス療法」というワキ汗治療で使われる薬剤を作っている製薬会社が運営しているサイトです。ワキの下に直接注射して汗を止める治療のようです。
「ワキ汗情報サイト」と銘打ってはいますが、要は、その薬剤を仕入れてくれるお医者さんのところへ患者を誘導するためのサイトと言っていいと思います。
ボツリヌス療法は、手術ではないので手軽だし、身近な皮膚科で保険で治療出来るなどの利点があります。
上記サイトで検索してみると、家からすぐ行ける場所に取扱いのある病院がたくさん出てきました。
治療をするかどうかはともかく、まずはそもそもわたしのワキ汗が保険治療が適用されるケースなのかどうかもわからないし、費用などについてもハッキリさせたいので、それだけでも相談してみようということで、検索で出てきた皮膚科に行ってみることにしました。
皮膚科は混むところが多いので、ネットで予約できる病院を選びました。
いざ、診察へ
ワキ汗の相談ってどんなものなんでしょう。
やっぱり実際にどんな風に汗をかいているかを確認して
「こりゃ~ひどい!保険適用ですね!」
「この程度じゃ保険は適用できないですね~」
なんてこと言われたりするんでしょうか。
それなら、この日ばかりは最上級にたっぷり汗を出して、ぜひとも重症認定されたいところです。
ワキ汗どんと来い!なんて思いながら出かける準備してると、意外に汗が出てこないもので。ワキ汗って、メンタルとも密接につながってるものみたいで、汗が出てほしくないと思う時ほど汗が出るイメージです。どんと来いだと却って汗は出ないのです。
仕方がないので、いつもよりちょっぴりマシなワキの状態で病院へ向かいます。
さて、実際の診察なんですけど、結論から言うと直接汗の確認をされることはありませんでした。
問診のみで、上の「症状」に書いたような内容を口で説明しただけで、あっさり保険適用の治療の説明に移っていきました。
さて、おそらくこの先の話は「医療情報」の分野に入ってしまいます。
わたしはただお医者さんから受けた説明を自分なりの解釈でざっくり説明するだけですので、正確性や情報に対する責任はお求めになりませんようお願いします。
実際の治療について
上でも少し触れましたが、皮膚科で受けられる保険適用のワキ汗治療とは、ボツリヌス療法といわれる治療法で、ワキの下に薬剤を直接注射する方法で行われます。
サイトの説明を下記に引用します。
交感神経から伝達される汗を出す信号を、注射薬でブロックして過剰な発汗を抑える治療法です。薬はワキに直接注射します。ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質を有効成分とするお薬がつかわれます。
実際の方法としては、このおくすりを、片ワキにつき20~30回ほど注射するそうです。
つまり両ワキだと全部で40~60回、針を刺すことになりますね。
注射なので痛みは当然あります。普通に予防接種などで注射を受けるのと同じ程度の痛みがあり、それをワキの下に40~60回受けるということです。
治療の時間自体は、スムーズに行けば合計10分ほどで終わりますが、中には途中で気分が悪くなって休み休み行わなければならなくなることもあり、その場合はその分時間が伸びることもあるそうです。
ただし、痛いのは注射をしている時だけで、その後に痛みが長く続くようなことはまずないとのこと。その日から普通に日常生活を送って良いそうです。
効果について
注射を打ってから、2~3日か1週間ぐらいで効果が出てきます。
そして、効果は4~9ヶ月続くと説明書には書かれています。
実際は、初めてこの治療を受けた人なら大体半年程度。続けて何度か打っている人だともう少し長く効果が続く場合もあるとのことです。
効いている間は、今までのようなワキ汗に悩まされることはなく、常にサラサラの状態で過ごせるとのこと。
効果が切れてきたらまた元通りになってしまうので、ずっとサラサラでいたいなら、半年に一度程度の頻度で同じ注射を受け続ける必要があります。
続けているうちに薬の成分に対する抗体ができてしまって、薬が効かなくなる場合も稀にあるとのことです。
費用について
保険適用で、30,000円とのことです。
保険適用の患者3割負担で3万円ってことは、全部で10万円の仕事ってことですね。
薬代と施術代の配分は不明ですが、まあ相当高いお薬なんだな~ということがわかります。
だから、製薬会社のサイトが誘導のために頑張ってるんですね。
まとめ
今回の診察では、保険適用の認定を受けること、治療の内容の説明、副作用の説明のみでした。
実際に治療を受けるかどうか決まったら、また皮膚科に連絡して予約を取ってくださいとのこと。
治療を受けるときには、たくさん注意事項が書かれた同意書にサインをする必要がありますので、その用紙も頂いて診察終了となりました。
ちなみに、診察代は初診料で850円でした。
今回わかったことを箇条書きにまとめます。
- 一般のお医者さんで受けられるワキ汗治療とは、神経の伝達をブロックする注射をワキの下に打つ治療法である
- ワキの下に合計40~60回という大量の注射を打つ、結構怖い施術である
- 効果は半年
- 1回3万円
実際に治療を受けてみるかどうかは現在考え中です。
3万円で半年分のサラサラのワキを買う。ワキの下に数十回の注射を受けて。
高いか安いか。迷う~~!
ワキ汗、脇汗、腋汗