先日、夜寝る前からひどい腹痛と嘔吐下痢の症状が出て大変な思いをしました。
腹痛を起こして下痢をするということはたまにはあることですが、大抵は全部出し切ったら治るようなものです。しかし、今回は嘔吐も伴っていて、出るものはもうほとんどないのにいつまでもお腹がぎゅうぎゅう絞られるような痛みが長く続きました。
1時間ほどトイレにこもったあと、ラチがあかないと思い一旦寝室に入って横になり、お腹が痛いなりに眠気も来てそこから2時間ほど眠ったのですが、また強い痛みで目を覚まし、トイレに駆け込むもほとんど何も出ない、、という状況。その後も同じような状況が続きます。
こんなに腹痛が続くのは40年超生きてきた中でも初めてで、その時出たものに少々血が混じっている感じがしたので一気に不安になり、「救急車」のことが頭をよぎりました。午前5時頃になっていました。
さて、どうしよう。受診するべきか朝まで待つか。受診するとしたら救急車を呼ぶのか自分で行くのかタクシーか。
結論としては、救急車は呼ばずに自分でタクシーに乗って救急病院に行きました。
診察を受けると、単純に「ウイルス性かなにかわかんないけど、まあ胃腸炎ですねー」と診断され整腸剤と吐き気どめの薬を2日分出されて帰されました。
帰りもタクシーでした。
お腹が痛いというのは非常に不安で心細いものですよね。
ただ、自分にとっては死ぬかと思うほどの痛みでも、お医者さんにとってはこれといった治療法もないからただ勝手におさまるまで耐えてとしか言いようがないようなものがほとんどなのかもしれません。
血便の可能性にも触れましたが、「ただの胃腸炎でも血便は出ることがある」とのこと。
さて、せっかくえらい目に遭ったのだから、転んでもただでは起きない精神でまめ知識をメモしておくことにします。
救急車を呼ぶか迷ったら相談できる窓口があります
#7119という番号はご存知でしょうか。
自治体によってはまだ導入されていないところもあるので詳しくはそれぞれの自治体に確認していただきたいのですが、とりあえずわたしの住んでいる神奈川県では#7119とダイヤルすると救急相談センターというところにつながります。
24時間対応の窓口で、症状を話して救急車を呼ぶべきかの助言を仰いだり、今すぐ診てもらえる医療機関を教えてもらったりできます。
わたしの場合、血便の可能性があると言ったところで「119番で救急車を呼んでください」と一旦は言われたのですが、血便は気のせいのようにも思えるし、なんとなく救急車は大げさな気がしたので、自分で行くから今診てもらえる医療機関を教えて欲しいと依頼しました。
そうすると、近隣の救急病院を2つほど挙げて、電話番号を教えてくれました。ただし午前5時ですから、必ず診てもらえると決まったわけではないので行く前に必ず電話で対応可能か聞いてくださいとの指示でした。
教えてもらった病院に電話し、診てもらえるか確認する
2件教えてもらったうち、まず家から近い方の病院に電話したところ「今日は消化器科の当直がいない」とのことで断られてしまいました。もう1件の方に電話をすると、応急処置と簡易検査しかできないがそれでも良ければ来られますか?との返事。ここまで来たらもう行くしかないよね、ってことで行きますと即答。
タクシーを呼ぶ
うちから簡単に車で行けるところですが、自分で運転して行って万一入院なんてことになった場合、家族に車を回収しに来てもらわなければならないので面倒です。かといって、家族を叩き起こして送らせるのも、翌日の生活に響くので申し訳ない。
なので、タクシーを呼ぶことにしました。幸い近くにタクシー会社の営業所があるのを知っていたのでそこに電話をしたら10分ほどで配車してくれることになりました。
乗車してから運転手さんに聞いた話によると、この時間だと10分で配車できるのはラッキーな部類とのこと。深夜早朝の時間帯は台数がかなり少ないそうです。
無事病院に到着し、診察を受け、結果は前述の通りです。
やれやれ。
改めて書き起こしてみると、痛いお腹を抱えながら、夜中にずいぶんたくさんの仕事をしてしまったものです。
救急相談センターの電話担当の看護師さん、救急病院で電話を取ってくれた夜勤の方、タクシー会社の配車の担当の方、タクシーの運転手さん、救急病院の先生・看護師さん、夜中にもかかわらず色んな人が働いていることがわかりました。
ありがたいことです。
今回はやっぱり結果的には夜中に病院に駆け込むほどのことでもありませんでした。ましてや、救急車など呼ばなくてよかったと思います。
ですが、医師の診断を受ける前と受けてからでは痛みと向き合う気持ちが随分楽になったので、やっぱり受診しておいて良かったのではないかと思います。
まだ本調子ではありませんが、おかげさまでだんだん元気になってきました。
”救急車を呼ぶかどうか~”については、もう少し書いておきたいことがあるので、明日に続きます。