あてもなく

誰かへの手紙

パート主婦が独学で簿記2級に合格した話の詳細 まずは2ヶ月で3級取得

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先日はトータル5ヶ月ほどで日商簿記2級に合格した話をしました。

www.atemonaku.com

この中では概要だけで細かい勉強の方法には触れられなかったので、今日は少し詳しく書いてみます。

3級取得までの話が中心になると思います。 

 

勉強時間の作り方について

1日30分でいいので、必ず毎日続けることが大切だと思います。

わたしは当時、週4日パートで働いていました。

当時のスケジュールでは、家族が出払ったあと自分が出勤するまでに1時間半の時間がありました。朝食の後片付けと洗濯をして、出勤前の身支度を整えるための時間でしたが、若干の余裕があったので、そこに30分の勉強時間をねじ込むことにしました。

そこなら「出勤」という絶対に守らなければならないタイムリミットがあるので、どんなに勉強が中途半端であっても切り上げなければなりません。それが案外良かったのかもという気がします。

30分のはずがズルズル伸びて結局1時間、みたいなことが続いてしまうと、だんだん取り掛かること自体が億劫になってくるんです。

なので、終了時間に関してもきちんと守るようにした方が勉強の習慣が長続きするかと思います。

 

参考書選びについて

わたしは2級までは「成美堂出版」という会社の教科書と問題集を使っていました。

  

ある日たまたま立ち寄った書店の資格参考書コーナーにこの本の特設コーナーがあって、ポップがたくさん貼り付けられた見本誌が置いてあったんです。

この本を見るまでは簿記をやるかどうか自体半々ぐらいの気持ちだったのですが、手にとってみて、この本でなら自分にもやれそうな気がしました。これが勉強を始めるきっかけになったとも言えます。

表紙にクマとリスのキャラクターがいますが、本の中でこのクマくんとリスさんが著者の南先生の講義を受けるという形式になっています。

例題に出て来る会社の名前が「パンダ商会」「キリン洋品店」など、ことごとくゆるいネーミングになっていて、どうぶつさんたちが小さな商売を営んでいる様子に和みます。

たったそれだけのことなんですけど、あまり堅苦しくなくて読んでいて気が楽でした。

とっつきやすさって大事ですね。 

 

学習の進め方

基本的には、

「テキスト&問題集」で1つの単元をざっと読んで単元の最後にある問題を解く

→「実践問題集」で同じ単元の練習問題を解く

の繰り返しです。

最後までできたら、最初に戻ってもう一度同じように勉強します。

 

初めの方は特に、とても小さなテーマごとに単元が区切られているので一歩一歩という感じで学習が進みます。

1周目はいちいち答えを見ながら問題を解いていく感じになりますがそれで構いません。

実践問題集の方は、問題が載っているのは前の4分の1ほどで、残りのページはすべて解答&解説編です。この本は、解説&解説編こそが本体といってもいいと思います。

解答&解説編は本体から取り外して使えるようになっているので、1周目なんかはそれを隣に置いてしっかり見ながら問題を解くようにすると良いでしょう。

簿記の勉強は単元が進むごとに、前の方でピンとこなかった内容がゆっくりと腑に落ちてくるようなところがありますので、初めは小さな「?」にあまりこだわらず、どんどん前に進みましょう。

簿記3級だと、おそらく教科書を2周ぐらいやれば過去問がすいすい解けるようになっていると思います。

2周目が終わる頃に過去問題集を買いました。同じ著者の過去問集があればいいなと思っていたのですが書店で見つけられなかったので、手近にあった別の出版社のものを選びました。

過去問題集もやはり問題より解説のほうがページ数が多く割かれています。

著者が違う人なのでやっぱり少しアプローチの仕方に違いを感じて戸惑う部分はあったのですが、こちらはこちらでスッキリしていて良いと思いました。

(成美堂出版の南先生の本は2級までしか出ていなかったので、1級からはTAC出版の滝澤先生の「簿記の教科書」シリーズを使っています。)

 

わたしの勉強法は、「教科書を読んで問題を解く」というだけのシンプルなものです。ノートにまとめるという作業は自分にとっては無駄に思えるので1級勉強中の現在に至っても一切やっていません。

ノートにまとめるほうが頭に入るという人もいるかと思うので否定はしませんが、ノートまとめって学習効果の割に時間食うし、疲れるから個人的にはあんまり好きじゃないのです。

その辺は人それぞれのスタイルで。

まあ、3級ぐらいだったらノートをまとめるよりは問題を解くのに多くの時間を使ったほうがいいんじゃないかなーと思います。あくまでも個人の感想ですが。

 

 

試験直前と当日のこと

3級は、わざわざ模試を受ける必要はないと思います。

ただ、一応きちんと時間を計って過去問を解く練習はしたほうがいいです。

時間配分は難しくないです。普通にやれば時間が余ります。

家での練習の時点で時間がたくさん余ることがわかると思うので、知っていると当日落ち着いて受験することができますよね。

 

3級の試験は日曜日の午前中に行われます。

試験会場は、ビジネス系専門学校の校舎であることが多いと思います。

老若男女、いろんな人が受験に来ています。わたしみたいな「いかにも主婦」って人はそんなにいないだろうなと思ってましたが案外いました。

問題用紙と計算用紙は持ち帰ることができるので、余裕があれば自分が書いた答案をわかるよう書き残しておくと、あとから答え合わせをするのに便利です。

試験が終わって外に出ると解答速報が載ったチラシを配布している人がいるのでもらっておくと良いと思います。(チラシをもらえなくても、ネットで調べればすぐ出てきます)

 

今日はそんなところですかね。

また続きは後日書きます。