今週のお題「ひな祭り」
ひな祭り。
クリスマスのようにプレゼントが貰えるわけでもないし、ごちそうはちらし寿司とはまぐりのお吸い物という地味めなメニューなのであまり思い出に残るタイプの行事ではないかもしれません。
ひなまつり楽しみだなーっていうのもなんか違う感じがします。
ウチも節分過ぎた頃から雛人形を飾っていますが、ひなまつりが来たらさあ急いで片付けなきゃって方が微妙に憂鬱です。
ひなまつり当日というのは、祭りの終わりの始まりなのです。(適当)
さて。
地域によっておまつりをする時期が違ったり(基準にする暦が違うんでしょうね)ひな人形の姿形も様々で、調べてみると色々面白いのですが、大阪出身のわたしが関東に引っ越してきて一番驚いたのがひなあられの違いです。
関西のひなあられは、「おせんべいの小さい版」という感じのお菓子です。ベースがお餅で、醤油・砂糖・青のりなどで味付けされています。一袋の中に数粒入っているチョコレートコーティングのが何気に美味しくて貴重でした。
関東のひなあられは、ポン菓子ですよね。お米を爆ぜたのに色付きのお砂糖で味付けをされてるようです。
「ようです」っていうのも、実は自分で買ったことがないので。
子供が小さかった頃は、実家からひなあられを送ってもらったりしていました。
なんとなく関東風のひなあられだと気分が出ないと思って。
まあでも結局今は他にいろいろ美味しいお菓子があるので、あえてどうしてもひなあられを食べたいってわけでもないんですよね。
子供もそんなにガツガツいかないからわたしが大部分の残りを食べるハメになる。
チョコレート味を兄弟で奪い合っていたのも今は昔です。
30年以上前に通っていたわたしの小学校では、毎年3月3日にひなあられが配られました。どうやら給食費から割り当てられていたようです。
(親に教えてもらいました。思えば、小さい頃からお金のことが気になる子供でした)
配られるのは、とよすのひなあられ。
探してみたら、サイトがありました。きれいなサイトですね。
今わたしが書いた関東関西の違いの話にも触れられています。
そして、相変わらず同じひなあられを作り続けられていることにちょっと感動。
かの貴重なチョコレート味だけでパッケージされている商品も出ているとか。
これはもしかしたら、昔チョコレート味を奪い合って食べていた記憶のある大人向けの商品かもしれませんね。わたしもちょっと欲しい。
「とよす」という名前なので東京の豊洲を思い浮かべますが、全く関係ないみたい。
大阪で「豊洲さん」という人が創業された会社だそうです。
そっか~。
大阪のメーカーのお菓子を大阪の公立の学校で大々的に配っていたんですね。
今の時代ではもう無理かもしれないな。実際大阪の小学校でまだひなあられが配られているのかどうかは知るよしもないけれど。
なんとなく、時代の余裕を感じます。