最近は、いろんな種類のビールが飲めるお店が増えてきましたね。
クラフトビールを看板に掲げるお店も目立つようになりました。
キリンシティや銀座ライオンなど、ビールのメーカーがやっている専門店で飲むビール、先日行ってきましたが、とても美味しくなってると思います。
温度がきちんと管理されていて、注ぎ方の技術を勉強したプロが丁寧に淹れてくれるビールは、多分、家で鍋をするときに飲む缶ビールなどとは全く別物なんですよね。
そして、そういうお店はおつまみのメニューも充実していてとても美味しいので大好きです。
あんまり行けないけどね。
思えば、わたしは飲み会なんか行くと「とりあえずビール」派だし、いつも美味しいと思って飲んでいますが、どっちかというとそういうときには「食事に合う(邪魔にならない)」とか「あまり酔わない」とかそういう意味合いで選んでいるという要素が強くて、そんなに積極的にビールを味わいたいという気持ちではないような気がします。
家で飲む缶ビールも同じで、実はそれほどビール自体の味を目的として飲んでいるわけではないのかもしれません。
(なので発泡酒や第三のビールを選ぶことが多いし、それで十分な気がしてます)
わたしが最初に「ビールって美味しいな!」って本気で思ったのは、新入社員時代に梅田の阪神百貨店屋上のビヤガーデンに連れて行かれてビールを飲んだ時でした。
昔(20年ぐらい前)のビヤガーデンって、なんとなく雑然としていて椅子やテーブルもなんかよく見ると日に焼けて薄汚れてるし、食べ物もそれほど美味しくはないし、何より真夏の大阪の夜はめちゃくちゃ蒸し暑くて全くもって快適ではないし、何をわざわざ外で飲む必要があるのかという気持ちでいっぱいだったのですが、そんな気持ちを吹き飛ばすぐらい美味しいビールでした。
その時何を食べたのか、職場の先輩達とどんな話をしたのかは全く覚えていませんが、「ビールは美味い」ということと、いつも地上から眺めている阪神百貨店の看板が屋上で見るとかなりデカいんだなと思ったことだけが記憶に残っています。
専門店で丁寧に淹れられたビールとはまた違ったベクトルで、野外で飲むビールっていうのは格別なようです。
真夏の夜のビアガーデンはそれ以来行く機会がないのですが、ゴールデンウィークあたりのよく晴れた暑い日に、競馬場のスタンドで緑の芝生を眺めながら飲むビールはこれまたなかなか良いです。
その辺の売店で適当に買って飲むんですけど、なんかやたらと泡がきめ細かくてとても美味しいのです。
ああいう場所でよく使われているビール専用の青い紙コップ、あのコップになんか秘密があるんでしょうか。
それとも、なんかシチュエーションの魔法にかかってるだけなのかな。
もうすぐ春ですね。今年のゴールデンウィークも競馬場行けるかな。
ビールが美味しい季節が楽しみです。