あてもなく

誰かへの手紙

本を読むよりネットの文章を読むほうが好きだ

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わたしは、文学部国文学科出身なので、もともとは本を読むのが大好きだった人間です。だけど、このところ、本を読むのがあまり面白くなくなりました。

文章を読まなくなったのかというとそんなことはなくて、おそらく昔よりずっと人の書いた文章を読んで考えている時間は長くなっているように思います。今は、スマホというツールがあって、それさえ持っていれば、手元にどんどん新しい文章が沸いてくるようになったから。それとともに、過去には楽しいと感じていた読書体験が色あせて感じてしまうのは、元本好きとしては少々さびしいことではありますが、一方で、名前も知らないどこかの誰かが書いた文章がいくらでも読めてしまうことの魅力に取り付かれて、今は断然時間があるなら読書よりネット派になってしまいました。また、自分が同じように発信することができるというのも楽しい。

ちなみに、読書よりネットへ移行する過程には「電子書籍」というクッションを挟んでいます。3年ほど前に電子書籍専用の端末を手に入れてから、紙の本自体はめったに買わなくなりました。わざわざ外に行かなくても気になった本を手に入れられるようになったのは画期的だと思います。が、今はその端末の中で電子的に「積読」になっている本が何冊も滞っている状態です。

今の生活では落ち着いて読書をする時間が取りにくいという状況もあるので、今後また生活が変われば違うことを思うようになるのかもしれません。