あてもなく

誰かへの手紙

簿記1級受験について それでも勉強を続けるかどうか、葛藤中

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2016年秋から2017年春にかけて日商簿記3級→2級をポンポンと取得し、気分を良くしたためそのまま1級の勉強を開始した。そんな経緯は何度かこちらにも書いたと思うのですが、その後の進捗が思わしくありません。

2017年2月試験で2級に合格したあと、1級の試験を受ける機会は単純に数えて既に3回ありました。2017年6月、2017年11月、2018年6月の3回です。

2018年6月あたりは、順調に勉強が進んでいたのであればちょうどよい頃合いの日程だったと思いますが、申込期限の5月初頭の時点であまりにも理解が進んでいないため見送り、今は2018年11月の試験を目指して勉強を続けている、という形です。

11月試験の申し込み概要はまだ発表されていませんが、おそらく9月中旬頃が決断の時になると思われます。

現時点では、その9月の期限までに「よし申し込もう」という気持ちになれている自信がありません。

 

「仕事を辞めれば勉強時間が取れる」わけではなかった

昨年11月末に前職をやめてから、今年7月にまた働き始めるまで半年以上の時間がありました。前職をやめることに決めた時には「これでもっと簿記の勉強ができるぞ」と思ったものでした。しかし、現実には却って勉強時間が減ってしまう結果となりました。

これはどういうことか。

 

まず、家事というのは時間があればあるだけ膨らむ性質があるということがひとつ。

あとは、外で働いている以外の短い時間の配分を考えるより、丸1日すべての時間を自分でコントロールする事の方がだいぶ難しいということもあったと思います。

 

1回30分の勉強時間では実質何もできない

そもそも、簿記の勉強はわざわざ時間を作ってやるというより、空き時間の有効活用で成り立っていました。

3級は1日30分の勉強時間があれば、ほとんどの単元で教科書を読んで練習問題を解くところまでできます。2級ではそれだと少し厳しい単元もありますが、キリの良いところで分けながら進めればなんとかなります。

1級は、教科書を読んで「ん~~~?」となったところですぐ30分ぐらい過ぎてしまいます。次の日に続きからと思っても、結局最初から読み直す羽目になり、細切れの時間に勉強する方式では大変効率が悪いです。

 

好きな教科書の1級版がなかった

3級・2級の教科書がとてもわかりやすくて好きでした。


超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集

 

1級で別の教科書を使ってみて初めて比較しましたが、やっぱり説明の仕方が違います。

むしろ3・2級の教科書の先生の方が「独特」だったのかもしれませんが…。

学習内容や難度がそもそも違うので正確な比較にはなりませんが、2級までの教科書と同じ先生の本で1級の勉強をしたかったなと思います。

ちなみに、書店で買える教科書はありませんが、同じ先生がやっている通信講座はあります。そちらの講座を受講すれば、その先生の教科書が手に入ります。

しかし、DVD80枚もついて受講料250,000円です。

明確な目的もなくただ「かっこいいから」だけで簿記1級を目指すわたしには、250,000円の出費は重すぎます。

 

結論

結論。というほど明確な考えはまとまっていませんが。

このままなんとなく「簿記1級学習中」の看板を掲げたまま生活していると、ただ「今日もダメだった…」という反省を積み重ねる日々になりそうな気がしてなりません。

どこかで何らかの区切りを付けなくてはならないのではないかと思います。

これまでの日々で、少なくとも「勉強をする」という習慣がついたのは良かったと思うので、勉強をやめてしまうことは本意ではありません。

ということで、今後は簿記1級ではなく、もっと早めに結果が出るような別の分野の勉強をやってみてはどうだろうか、ということを今は考えています。

簿記の勉強 その後の話とこれからのこと

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2017年2月に日商簿記検定2級に合格し、その後も細々と簿記1級の勉強を続けている話は先日書いたとおりです。

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この記事の中でわたしは、今年6月10日に行われる第149回試験で簿記1級検定受験を目指していますとも書きましたが、現時点で6月の受験は少し厳しいかなという感じがしてきています。今日はそれを受けて今後の話をしたいと思います。

簿記検定 受験申込の流れ

簿記検定の申込みの流れは下記の通りです。

①申込登録

 Webか電話で住所氏名年齢性別などの個人情報を登録します

 ↓

②申込書(払込取扱票)が郵送で自宅に届く

 ①で登録した住所に、申し込み内容確認書兼払込用紙が届きます

 ↓

③受験料・事務手数料を支払う

 郵便局かコンビニで、指定された金額を支払います

 支払いが完了して初めてエントリーが成立します

 ↓

④受験票が届く

 試験会場や集合時間などはこの時点で初めてわかります

 

第149回試験については、①の期限が4月27日でした。

わたしは①の申込登録までは済ませてあり、現在手元に払込用紙が届いている状態です。

③の払込期限は5月6日。実際に今回受験するかどうか、あと1週間は考える猶予が与えられている状態です。

受験料は税込み7710円で、その他に事務手数料540円もかかります。あわせて8250円。級が上がるごとに受験料も高くなります。主婦が「記念受験」するには少し金額が大きいですね。

現在の状況と、今後の展望 

はっきり「記念受験」と言ってしまいました。今のまま試験会場に突撃するとしたらそうなります(笑)

現状の勉強の進み具合から考えて、6月10日までの1ヶ月と少しの間に合格が狙えるレベルに達するのは難しいというのが現状の判断です。

 

昨年3月に簿記2級の合格証書をもらってから1年ほどかけて勉強してきました。3級2級の頃からそうですが、わたしの場合は簿記検定を取ったからといってそれが収入を得られる活動に直接つながるわけではないので「独学で取れるのなら」という条件で勉強していました。

1級でもそれは同じこと。テキストだけ揃えてひとりで勉強しています。

 

使用しているテキストはご覧の通り。

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TAC出版の簿記の教科書シリーズです。

単元ごとに区切って教科書を読み、問題集の同じ単元のところを開いて練習問題を解くという一連を、章の数だけ繰り返します。

これは3級~2級の成功体験に基づいていて、同じ手法を当てはめて勉強を続けているだけなのですが、1級はその章の数が段違いに多いのです。

すべての教科書・問題集を一通り終わらせるだけで半年かかってしまいました。

その時点で2017年9月の終わり頃になっていました。

 

さて、それだけ膨大な時間がかかるので、最後の章が終わる頃には始めの章で学んだことを忘れてしまっています。

一から思い出すために、今度は問題集を頭から解き直します。わからない問題にぶつかったら教科書に立ち返るという方法で学習を進めますが、結局やってみるとすべて教科書を読み直すのとほとんど同じことになりました。

そんなこんなで、問題集2周目が終わったのが2018年3月初旬です。

 

さすがにその時点から3周目を始めても6月試験には絶対に間に合わないと思ったので、今度は問題集各巻の巻末についていた模擬試験問題を解いてみることにしました。

しかし「教科書のどの辺に書いてあった単元の問題かはなんとなく思い出せるけれど、やり方は全然頭に入っていないから自力では全く解けない」という問題が大半を占め、教科書を開いて復習しながらなんとか問題を解く、という流れは変わりませんでした。

4月半ば頃までかかって商業簿記・工業簿記それぞれ6回ずつの模擬試験問題との格闘を終えましたが、これでは到底受験できるレベルではないと思います。

 

というわけで、6月受験は諦める前提で、先週から、また頭から問題集の解き直しをすることにしました。これで3周目。

1周目、2周目、3周目と回を重ねるごとに理解は早くなってきているような気もしますが、3周目を終えるまでにどれくらいの期間を要するのか、終わったところで果たしてわたしは試験問題を解けるレベルに達することが出来るのか、なかなか見通しが立たず難しいところです。

だけどお金はかけたくないし、講義は嫌い、通学なんてもってのほか

つまり、簿記1級を独学で取るのは相当厳しいかもなあ。というのがこれまでの感想です。

ただ、始めにも言いましたが、簿記1級に受かってもわたしはおそらく1円も儲からないので教科書代以上の出費はしたくありません。

それから、通信教育などで調べると最近はDVDやWeb配信の動画で講義を受ける方式が主流ですが、正直動画を見るのは苦手です。自分のペースで進まない話をずっと聞き続けるのは大変気が進みません。

動画で見るよりは生で講義を聞く方がマシといえばマシですが、移動時間を含め時間に縛られるのはわたしの生活には向きません。社会人向けの講座は大抵週末か夜間に行われますが、その時間がわたしの主婦業のオンタイムなのでそんな時に家をあけるわけにはいかないのです。

 

「教わるのは面倒」というのは学習者の態度としては傲慢ですよね。

おそらく、きちんとした専門家に教えてもらったほうがよほど試験の後も使える生きた知識が身につくと思います。試験に受かるためだけに勉強するというのはただのゲームでしかないと自分でも思います。

それでも、独学

と、できないことやネガティブな考えばかり並べてしまいましたが。

それでもやっぱり、わたしは今後も変わらず地味に教科書・問題集をお供にしてがんばってみようかなと思っています。

今度の6月は見送って、もしかしたらその次の11月も見送るかもしれないけど、ひとりで教科書を読んでいるうちにいつか「そういうことかーーー」と雲が晴れるときが来るかもしれない。

そういう瞬間が独学の醍醐味でもあります。

そうなってから受験するぐらいでもいいじゃないか、と思いました。

だって、勉強もわたしにとっては趣味なので。 

 

などと言いつつ、まだ受験料の払込用紙を捨てられずにいるわたしです。

わかっているくせに、結構未練がましいですね。

パート主婦が独学で簿記2級に合格した話の詳細 3級合格から2級へ

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先日は3級合格までの話を書きました。

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別の話をしていてしばらく間があきましたが、今回はその続きのお話です。

3級の試験が終わってすぐ自己採点で合格がわかったので、試験翌日から2級の勉強を始めました。2級の試験まで残された時間は3ヶ月弱。

参考書について

3級のときと同じシリーズの教科書を使いました。

2級からは「商業簿記」と「工業簿記」という2つの科目に分かれますので、本の冊数が増えます。

 

  

 

  

3級とクマくんとリスさんが講義を受ける形式で話が進みますが、講義内容が難しくなった分説明に時間が割かれ、キャラクターたちの登場の仕方がおざなりになって、クマくんのボケにもキレがなくなってきます。

2級まで進もうと思う人しか読まない本なので、そんな演出で興味を引き続ける必要はないという判断かもしれません。

問題文中に出てくる会社はニワトリ商事株式会社、ヒヨコ物産株式会社など。(親会社・子会社の問題で出てきました)企業の規模は大きくなりますが、一応その辺は一貫しています。

そして、過去問は安定の、

 

「スッキリとける」シリーズのものを使いました。

学習の進め方

こちらも、3級のときと全く同じように

「テキスト&問題集」で1つの単元をざっと読んで単元の最後にある問題を解く

→「実践問題集」で同じ単元の練習問題を解く

の繰り返しです。

ただ、今回は商業簿記と工業簿記の2科目に分かれているので工夫が必要です。

商業簿記の教科書が全部終わったら工業簿記、という進め方をすると、工業簿記が終わる頃には商業簿記のことをすっかり忘れているということになってしまって、2周目を始めるときにまた商業簿記のことを思い出さなくてはいけなくなり、時間がかかってしまいます。

そこで、1章ごとに商業簿記と工業簿記を交互に進めることをおすすめします。

(というのも…実はわたし、2級まではこの方式でやっていたのに、1級に上がってから規則を破って科目ごとに通すようにしてしまって、結果的に今ちょっと苦労してるんですよ)

商業簿記と工業簿記、同じ簿記なんですがちょっと頭の違うところを使うなーという印象です。

はじめに工業簿記と出会ったときにはすごくとっつきにくくて難しく感じましたが、今では工業簿記のほうが好きになりました。

 

商業簿記は、事実を注意深く積み上げていったあと、また最初に戻って全体をまとめ上げる感じ。

工業簿記も、事実を積み上げていくのは同じなんだけど、最後に振り返ればもうそこに答えがある、という感じ。

 

工業簿記は、積み上げていく過程で早めに間違いに気付けるんだけど、商業簿記の場合は最後にまとめるときに過去の自分からの裏切りで足元すくわれてひっくり返されることが結構あるんですよ。

これはわたしの性格の問題なのですが、先々のことに気が回らない雑なところがありまして、それがすごく仇になるのが商業簿記の特徴だと思います。

要は、商業簿記のほうが、よりわたしの苦手なところを突いてくる、というだけのことなんですが。わたしは94点で2級に合格しましたが、落とした6点は全部商業簿記の問題からです。

ただ、これは個人差があると思います。

いずれにせよ、両方できないと簿記2級は合格できませんので、どっちもがんばりましょう。

勉強時間について

3級の時は30分の中で軽く説明を読んで練習問題を解くというサイクルが回せましたが、2級では最低でも1時間ぐらいは連続した時間を取りたいです。

過去問級の大きい問題を、答えを見ながらじっくり解こうとすると、1日1時間の勉強時間で2日がかりということになる場合もありました。わたしの場合は日をまたいで1つの問題の続きをやるということには抵抗がないのですが、それも個人差がありますのでね。

毎日じゃないにしても、時々は2時間ぐらい連続して時間を取れる環境がある方が良いかもしれません。

 

まとめ

2級と3級では、勉強の仕方も学習する内容も、それほど大きな差は感じませんでした。特に商業簿記については、2級は3級の応用編という感じです。

同じ要素について、3級では便宜上簡略化されていた部分について、2級では省略せずにより詳細に理解することが求められるという感じなので、3級から受験して、そのまま休まず勉強を続けるというスタイルが一番合っていると思います。

初学者であっても、3級からゆっくりやれば2級までは独学で合格できる、というのがわたしの意見です。

パート仲間で話していると、今の仕事に不満があっても「わたし、もう40代だし資格もなにもないし…」と後ろ向きに、現状維持するしかないと考える人が多くいました。

でも、その「資格がない」ということが自己評価を下げるポイントになっているのであれば、3級から勉強してみるだけで世界が変わるのになと思っていました。

(それで仕事が見つかるかどうかはまた別の話)

勉強してみて楽しいと思ったら、さらに2級も!

パート主婦が独学で簿記2級に合格した話の詳細 まずは2ヶ月で3級取得

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先日はトータル5ヶ月ほどで日商簿記2級に合格した話をしました。

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この中では概要だけで細かい勉強の方法には触れられなかったので、今日は少し詳しく書いてみます。

3級取得までの話が中心になると思います。 

 

勉強時間の作り方について

1日30分でいいので、必ず毎日続けることが大切だと思います。

わたしは当時、週4日パートで働いていました。

当時のスケジュールでは、家族が出払ったあと自分が出勤するまでに1時間半の時間がありました。朝食の後片付けと洗濯をして、出勤前の身支度を整えるための時間でしたが、若干の余裕があったので、そこに30分の勉強時間をねじ込むことにしました。

そこなら「出勤」という絶対に守らなければならないタイムリミットがあるので、どんなに勉強が中途半端であっても切り上げなければなりません。それが案外良かったのかもという気がします。

30分のはずがズルズル伸びて結局1時間、みたいなことが続いてしまうと、だんだん取り掛かること自体が億劫になってくるんです。

なので、終了時間に関してもきちんと守るようにした方が勉強の習慣が長続きするかと思います。

 

参考書選びについて

わたしは2級までは「成美堂出版」という会社の教科書と問題集を使っていました。

  

ある日たまたま立ち寄った書店の資格参考書コーナーにこの本の特設コーナーがあって、ポップがたくさん貼り付けられた見本誌が置いてあったんです。

この本を見るまでは簿記をやるかどうか自体半々ぐらいの気持ちだったのですが、手にとってみて、この本でなら自分にもやれそうな気がしました。これが勉強を始めるきっかけになったとも言えます。

表紙にクマとリスのキャラクターがいますが、本の中でこのクマくんとリスさんが著者の南先生の講義を受けるという形式になっています。

例題に出て来る会社の名前が「パンダ商会」「キリン洋品店」など、ことごとくゆるいネーミングになっていて、どうぶつさんたちが小さな商売を営んでいる様子に和みます。

たったそれだけのことなんですけど、あまり堅苦しくなくて読んでいて気が楽でした。

とっつきやすさって大事ですね。 

 

学習の進め方

基本的には、

「テキスト&問題集」で1つの単元をざっと読んで単元の最後にある問題を解く

→「実践問題集」で同じ単元の練習問題を解く

の繰り返しです。

最後までできたら、最初に戻ってもう一度同じように勉強します。

 

初めの方は特に、とても小さなテーマごとに単元が区切られているので一歩一歩という感じで学習が進みます。

1周目はいちいち答えを見ながら問題を解いていく感じになりますがそれで構いません。

実践問題集の方は、問題が載っているのは前の4分の1ほどで、残りのページはすべて解答&解説編です。この本は、解説&解説編こそが本体といってもいいと思います。

解答&解説編は本体から取り外して使えるようになっているので、1周目なんかはそれを隣に置いてしっかり見ながら問題を解くようにすると良いでしょう。

簿記の勉強は単元が進むごとに、前の方でピンとこなかった内容がゆっくりと腑に落ちてくるようなところがありますので、初めは小さな「?」にあまりこだわらず、どんどん前に進みましょう。

簿記3級だと、おそらく教科書を2周ぐらいやれば過去問がすいすい解けるようになっていると思います。

2周目が終わる頃に過去問題集を買いました。同じ著者の過去問集があればいいなと思っていたのですが書店で見つけられなかったので、手近にあった別の出版社のものを選びました。

過去問題集もやはり問題より解説のほうがページ数が多く割かれています。

著者が違う人なのでやっぱり少しアプローチの仕方に違いを感じて戸惑う部分はあったのですが、こちらはこちらでスッキリしていて良いと思いました。

(成美堂出版の南先生の本は2級までしか出ていなかったので、1級からはTAC出版の滝澤先生の「簿記の教科書」シリーズを使っています。)

 

わたしの勉強法は、「教科書を読んで問題を解く」というだけのシンプルなものです。ノートにまとめるという作業は自分にとっては無駄に思えるので1級勉強中の現在に至っても一切やっていません。

ノートにまとめるほうが頭に入るという人もいるかと思うので否定はしませんが、ノートまとめって学習効果の割に時間食うし、疲れるから個人的にはあんまり好きじゃないのです。

その辺は人それぞれのスタイルで。

まあ、3級ぐらいだったらノートをまとめるよりは問題を解くのに多くの時間を使ったほうがいいんじゃないかなーと思います。あくまでも個人の感想ですが。

 

 

試験直前と当日のこと

3級は、わざわざ模試を受ける必要はないと思います。

ただ、一応きちんと時間を計って過去問を解く練習はしたほうがいいです。

時間配分は難しくないです。普通にやれば時間が余ります。

家での練習の時点で時間がたくさん余ることがわかると思うので、知っていると当日落ち着いて受験することができますよね。

 

3級の試験は日曜日の午前中に行われます。

試験会場は、ビジネス系専門学校の校舎であることが多いと思います。

老若男女、いろんな人が受験に来ています。わたしみたいな「いかにも主婦」って人はそんなにいないだろうなと思ってましたが案外いました。

問題用紙と計算用紙は持ち帰ることができるので、余裕があれば自分が書いた答案をわかるよう書き残しておくと、あとから答え合わせをするのに便利です。

試験が終わって外に出ると解答速報が載ったチラシを配布している人がいるのでもらっておくと良いと思います。(チラシをもらえなくても、ネットで調べればすぐ出てきます)

 

今日はそんなところですかね。

また続きは後日書きます。

パート主婦が家事と仕事の合間に独学して簿記2級に受かった話

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2016年9月に急に思い立って簿記の勉強をはじめました。

その時の年齢、40歳。週4日・6時間の事務職パート勤務。

夫と中学生の子供がひとりの3人家族で家事は100%わたしの担当、という環境です。

経理関係の知識ゼロ、文系学部出身で数学苦手。

パート先が金融系だったため、この歳で初めて少しお金に関わるようになった。

企業の経理関係の方からの問い合わせに電話で答えるときに、もう少しお金のことがわかるといいなあと思ったのがきっかけ。

というか、せめて3桁ごとにコンマで区切られた大きな金額をパッとみていくらと即答できるようになりたいな、というレベルの数字音痴でした。

簿記の勉強をしたおかげで「¥10,000,000」とか見てももう怖くない。

2016年11月20日 第144回・日商簿記3級合格

簿記の勉強初日の日付は2016年9月12日です。

ということは、3級受験までに2ヶ月強、約70日ほどかかった計算です。

勉強時間は1日平均30分。 トータル35時間ってところでしょうか。

使った教材は、この3冊。

 

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記3級実戦問題集

【TAC出版】スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2017年度 (スッキリわかるシリーズ)

 

3級の試験が終わって建物から出ると、早速道端で解答速報が配布されていました。

帰りの電車の中で答え合わせし、合格を確信しました。後日合格証書と一緒に得点表が送られてきましたが、100点でした。

2017年2月26日 第145回・日商簿記2級合格

3級は受験前から受かると思っていたので、早めに2級の本も購入していました。

3級試験翌日の2016年11月21日からから早速2級の勉強を開始します。

試験日まで、勉強期間は3ヶ月強。約100日ありました。

勉強を始めてしばらくして、3級の頃の1日30分勉強では少し物足りないことに気が付きます。

ここで初めて少し睡眠時間を削ることにしました。

体調を見ながらちょっとだけ早起きか夜ふかしをすることにして、1日1時間を確保します。

まあ、無理な日は30分になることもありましたが。

使用した本はこちら。

2級は商業簿記と工業簿記の2科目に分かれているので少し本が増えます。

 

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記2級商業簿記テキスト&問題集

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記2級工業簿記テキスト&問題集

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記2級商業簿記実戦問題集

【成美堂出版】超スピード合格!日商簿記2級工業簿記実戦問題集

【TAC出版】スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集 2017年度 (スッキリわかるシリーズ)

 

出題範囲が広がったので、3級の頃に比べて自信がありませんでした。

苦手なところばかり出題されたら落ちるだろうと思いながら試験会場に向かいました。

しかし、フタをあけてみると案外ラクな問題が多く、結果は94点で合格。

少しずつでもいいから毎日続けよう

2級を取得するまでにトータルで半年近くかかっていますので「知識ゼロから2ヶ月で合格」というような派手さはありません。

しかし、まとまった時間が取りづらい兼業主婦でも諦めず毎日続ければなんとかなる、という話でもあります。

いきなり2級を受験する方がたしかに手っ取り早いとは思いますが、3級→2級と段階を踏む方が勉強は進めやすいと思います。

「ゆっくりでいい」と言いながらも2級の合格を急いだのは、2017年6月実施の第146回試験から簿記2級の出題範囲が広がることがわかっていたからです。

そうでなければもう少しのんびり勉強したかもしれません。

睡眠時間を削るのはしんどかったので、2級の試験後から合格発表までは完全に勉強を休むことにしました。

 

モチベーションについての考え方

資格の勉強を続けるに当たっては「モチベーションをどう保つか」ということが重要視されますが、わたしの場合はモチベーションは特にないです。

ただ、「毎日続ける」という自分との約束を守り続けるだけでした。

時間になったら簿記の教科書をひろげて1問だけでも解いてみるという体の動きだけの問題です。そこに、情熱とかやる気など必要ないと思っています。

 

簿記2級に受かって、その後

今は簿記1級受験に向けて勉強中です。

2017年3月、2級の合格証書をもらったあと、少し迷ったけれど1級の勉強をはじめました。役に立つか立たないかはわかりません。ただ、簿記の勉強が性に合っている、というか。まあ、好きなんですよね。多分。

当初は2017年11月の第147回にとりあえず1回受験してみようかなと思っていましたが、試験日当日に大事な用事が重なることが夏の時点で判明していたので勉強のペースが落ちてしまいました。

(今年2月の第148回では1級の試験は実施されていませんので)6月の第149回の受験を目指しています。

今も相変わらず独学です。勉強を始めてまもなく1年ですが、1級はちょっと2級までとは感じが違って難しいです。

でも、変わらずぼちぼち続けようと思います。

今は仕事をしていないので、睡眠時間を削らなくても勉強できるのが助かります。

 

わたしの場合はこんな感じです。

ひとり時間の過ごし方と、その存在価値について

お題「ひとりの時間の過ごし方」

今日もお題で書いてみたいと思います。

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最近のわたしの場合、家族が家にいない時間はすべてひとりで過ごしています。

家事の時間=勤務時間と考えて「ひとり時間」から除いたとしても、1日に5時間ぐらいはひとり時間を持っているという計算になるでしょうか。

わたしは生まれ育ったいわゆる「地元」から離れて暮らしているということもあって、日常的に親戚づきあいはありませんし、昔からの友達もいません。

かれこれ16年近く同じ場所に住んでいるので近所付き合いは無くはないですが、自分から計画を立てて誘ったりしない限り会う予定は入らないので、気が向かなければずっとひとりです。

人によっては耐えられないかもしれないぐらい、わたしはいつもひとりなのです。

 

そんなわたしの「ひとり時間」の過ごし方を紹介してみましょう。

1.ブログを書く

最近はブログを始めたので、ひとり時間占有率一位はブログを書く時間ということになってしまいました。

ブログの本文を書くというのもそうですが、カテゴリーを整理したり画像を探したりするのにも案外時間がかかります。

前にも言いましたが、それらひっくるめて少し時間がかかりすぎて業務時間を圧迫しつつあるのが悩みのタネです。

2.なにかしら文章を読んでいる

そして、ブログを書き始めたことがきっかけで文章を読む時間が増えました。

他の人の書くブログを読む機会も増えましたし、ブクマなどを利用していろんな記事を読むようになりました。頭の片隅に「ブログの題材になるかも」という気持ちがあると、読み方も深くなります。

また、ブログの中では時々わたしの考え方の基準になっている思想について言及することがありますが、それら思想の多くは過去に読んだ本に書かれたことがもとになっていますので、その本を読み返したりすることもあります。

本のタイトルまで出して語るにはさすがにうろ覚えの知識ではまずいと思うので、ブログで触れようと思ったら、まずはその本を引っ張り出して読むことになるのです。

読んでいると、実際には本に書かれていないのに自分の中で勝手に生成された説がいくつも「本に書かれていたこと」として記憶されてるのがわかって面白いです。

Aという本に書いてあると思ってたけど、実際にはBの本だった。とか。

面白いけどちょっと怖い。

だから、やっぱり文章に書き残すにあたってその本を読み返すということは大事だと思います。

3.簿記の勉強

ブログを始める前のひとり時間には、もっぱら簿記の勉強をしていました。

簿記の勉強、今も辞めてしまったつもりはなくて、今年の6月に日商簿記1級を受験しようと思ってるのでそろそろ時間配分を見直さないとまずいなって思っているところです。

パート勤務していた時代に空き時間だけ使って3級と2級をわりとあっさり取得できたので、そのままの勢いでいけるかなーと軽い気持ちで1級の勉強をはじめたのですが、さすがになかなか難しいものですね。

昨年3月に2級に合格してから1級の勉強を始め、そろそろ1年経つのになかなか受験しに行けるレベルに達しません。

なんの目的もなくただ趣味で勉強をしているのでお金をかけるわけにはいかず独学です。したがって、これも「ひとり時間」です。

 

という具合で、わたしの生活はほどんど「ひとり時間」といってもいいぐらいです。

ただし、これはあくまで「すべてがうまくいっている時には」という話です。

 

家庭が直面する様々な問題、たとえば家族の誰かが体調を崩したり、学校などで困りごとあった時には、わたしが「ひとり時間」にやっているすべての活動の優先度は一番下に下がります。

何かがあったとき真っ先に対応に動くのがわたしの仕事なので、わたしの「ひとり時間」はすなわち緊急出動の待機時間、ともいえるかもしれません。

 

この家では、わたしという存在自体が自動車で言う「ハンドルの遊び」のようなものなんですね。ふと手元が狂うような場面があったとしても、ハンドルに遊びがあれば直ちに走りに影響が出ることはありません。

何事もなければただの無駄のような存在ですが、不慮のトラブルがあったときにはその「遊び」の部分が重要な役割を果たします。

 

働いていたときにはそれがありませんでした。

具体的な影響が出る前に辞めたのでなんとも言えませんが、遊びのないハンドルを握る怖さというのは家族全体にとって、日々のストレスになっていたようにも思います。

 

わたしが今こうして「ひとり時間」を過ごせているのは、家族みんながうまくいっている証拠、ということですね。

今日もブログをのんびり書けたことを幸せに思います。

 

(追記)

写真を変えました。ちょっとわたし、集合体恐怖症の気がありまして、点々がいっぱい集まってるみたいに見えるサムネが怖くなっちゃったので(笑)