あてもなく

誰かへの手紙

手荒れの対策は、ケアよりも予防

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冬場は手荒れ関連のCMが増えますね。

ハンドクリームとか、あかぎれ用の薬とか。

わたしも、完治してかれこれ4~5年ぐらい経つのですが、ひどい手荒れで何年も苦しんだことがあります。

いわゆる手湿疹・主婦湿疹とか言われる症状です。

数年かけてあれこれ試して最終的に完治した経緯についてはまたいつか触れたいと思いますが、そのときに学んだことを今日はひとつだけ。

 

「家事をするときにはかならず手袋をしましょう」

 

強い洗剤を使う水周りの掃除のときにゴム手袋を使う人は多いと思います。

ちょっと気にしている人だと食器を洗うときにもゴム手袋を使うかな。

でも、料理を作るときにゴム手袋を使う人……となると、とても少ないんじゃないでしょうか。

細かい作業は素手でないとうまくいかないし、食材をゴム手袋で触るのはなんとなく抵抗がある。というのは感覚としてよくわかります。

 

ですが、本当に手荒れを直したかったら、料理を作るときもゴム手袋を使うべきです。

 

わたしは料理を作るときも完全にゴム手袋を使うことで手荒れを克服しました。

そして、完治した後もずっとゴム手袋を使って料理をしています。この先も、素手で食材を扱うことはないと思います。

 

結局のところ、手荒れを治す、あるいは防ぐには、極力皮膚に刺激を与えないようにする以外に方法はないからです。

どんなによく効くクリームを塗っても、お薬を使っても、日々の生活で傷を広げるようなことをしていては修復が追いつかないからです。

お肉や野菜から出るお汁、塩分や油分はみんな皮膚に刺激になります。

それらを適宜洗い流すために使うハンドソープや洗剤類もすべて刺激物です。

素手で作業をする中で手には小さな傷がつき、その傷から刺激物が入り込んで、それがそのまま皮膚に残って長時間にわたって刺激を与え続けることで皮膚は炎症を起こします。そこから手荒れが始まります。

 

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料理をする時に向いているのはニトリルゴムの手袋です。医療用のゴム手袋と似たような薄手の素材ですが、ラテックスゴムの手袋よりサラッとした手触りです。

派手な青色なのは、万一調理中に誤って切れ端が食材に混入してもすぐ発見できるようにするためです。

100枚入りで800円ほど。

破れるまで何度でも使っています。

 

慣れればそんなに不自由はないです。

手袋しながらの調理に慣れると、包丁で指を切ったり火傷をしたりする心配も少なくなるのでとても快適です。

 

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ゴム手袋を直接はめると自分の汗の塩分がしみたり、水分でふやけて傷つきやすくなるので、まず綿の手袋をはめてその上にゴム手袋を重ねます。

こちらは「スムス手袋」という名前でホームセンターなどで売られています。

10組ほど入って1000円以内で買えます。

こちらは汗で湿ってきたらこまめに交換するのがいいです。

症状がひどくてお薬を塗って寝るときにこれをはめておくとベタつきが気にならないので重宝します。

 

まあ、手荒れで悩む身近な友達に勧めても、ニトリル手袋分けてあげても、本当に手袋調理を実践してくれるようになった人って少ないんですけどね……。

抵抗ありますかねー。